2010/02/20

書籍 「論点思考」

論点思考」(内田和成 東洋経済新報社)を読みました。

この本では、論点の定義を「解くべき問題」、「真の問題」と定義しています。なぜこの本を読んでみたかというと、冒頭の「はじめに」の中で書かれている以下の部分に共感したからです。
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今回はそもそも、解いている問題そのものが間違っていたらという問題提起である。問題解決はビジネスで成果をあげる際にとても重要なものだが、暗黙の前提として「正しい問題」を解いていることを想定している。あなたがいま解いてる問題、あるいは、これから解こうとしている問題は正しいのか。ここを一度考えてみようというのが本書の狙いの一つでもある。 (p3-4から引用)
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読んでみての感想は、筆者の言う「問題設定」は一朝一夕には難しいということです。これはある意味当たり前で、たかだか本を一冊読んだくらいでできるようになれば、例えばコンサルタントなどは不要になってしまうことになります。ただ、問題設定は難しいと言いましたが、でもだからこそ、常日頃のちょっとした意識だったり行動が大事になるのではということが、この本から得たことです。以下、4つに絞り書いておきます。

■「本当にそれが論点か」と常に疑問を持つ
例えば、上司から指示があった場合、もちろんその通りにやってうまくいくこともありますが、そもそもとして論点が間違っている可能性があるかもしれません。「本当にそうなのか」と考え、結果としてそう考えなかった場合と同じ問題設定になったとしても、一度自分の中で考えることが大事なんだと思います。この視点は意識として持ち続けたいものです。

■仕事の中で常に大論点を意識する
ここで言う「大論点」とは、最上位の論点のことです。大論点を意識するとは、別の言葉で表現すれば全体像を把握することです。目の前のことに集中すればするほど、視点が狭くなってしまうもの。一つのことに集中するのは、これはこれで大切ですが、同時に一歩引いてみる余裕もまた大切なのではと思いました。

■解決できるかどうか→実行可能か→解決したらどれだけ効果があるか
問題を設定する際に、考えるポイントです。これが問題だろうと当たりをつけても、そもそも解決できない可能性があります。その理由は資金や人手が足りなかったり、技術的に不可能なこともあります。だとすると、現実的には異なる問題設定をするべきと筆者は言います。一方で、解決策を見いだせても、実行不可能なものは机上の空論であり、また実行できたとしてもその効果が小さければ、問題設定としては適切ではないと説きます。

■2つ上のポジションに就いているつもりで仕事をする
2つ上とは、例えば自分が平社員なら係長ではなく部長、自分が取締役であれば常務でなく社長の立場で物事を考えるというものです。というのは、1つ上だけでは、まだ自分のことと関係づけてしまいますが、2つ上だと今の利害を引きずりすぎることなく、より高い視点で物事が見られるからです。



論点思考




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