2010/03/06

書くということ

今こうしてブログの記事を書いていますが、この「書く」という行為は実際にやってみるとなかなか大変な作業だったりします。というのも、書く前段階として何かを考えているわけですが、思考が浅かったりまとまっていない状態では、思うように文章が進まないからです。この書くことについて、「知的複眼思考法」(刈谷剛彦 講談社+α文庫)では次のように書かれています。
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書くという行為は、もやもやしたアイデアに明確なことばを与えていくことであり、だからこそ、書くことで考える力もついてくるのです。(p131より引用)
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この指摘は、ブログを更新する理由にそのまま当てはまります。ブログの題材は、日常生活や仕事、またはニュースなどから得た気づきとそれにより考えたことが主ですが、考えただけの段階では、まだ頭の中では整理しきれていないことがよくあります。そこで、書いてみることで頭の中を整理し、ひいてはそれが考える力をつけることになると思っています。



もう少しブログを書くことについて掘り下げてみると、上記の理由だけではネット上に公開することへの説明にはなっていないことがわかります。単に書くだけであればそれをPC内やノートなどで保存しておけばいいからです。

公開するということは、それはつまり第三者の目に触れるということです。偶然にしろ必然にしろ、その人がクリックしてわざわざ自分の時間を割いて読んでくれる。やや大げさに言えば、その割いた時間に対して、読んでくれた後に無駄な時間だったと感じてもらわないことが、書く側としての責任ではないかと思います。その意味で、公開する前提として「下手な文章は出せない」という意識があり、それが自分の書いた文章を推敲する動機にもなるのです。



ここで公開することから書くことへと話を戻しますが、「思考の整理学」(外山滋比古 ちくま文庫)という本にはこう書いてありました。
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書き進めば進むほど、頭がすっきりしてくる。先が見えてくる。もっとおもしろいのは、あらかじめ考えてもいなかったことが、書いているうちにふと頭に浮かんでくることである。そういうことが何度も起れば、それは自分にとってできのよい論文になると見当をつけてもよかろう。(p137より引用)
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今回の記事て言うと、上記の「公開する理由」がそれにあたります。書く前の段階ではそこまで考えていませんでしたが、書いていくうちに頭の中が整理された結果及んだ考えでした。今後も時間を作り、更新していきたいです。


知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)

思考の整理学 (ちくま文庫)


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多田 翼 (書いた人)