2015/02/28

書評: 日本人が知らない集団的自衛権 (小川和久)




集団的自衛権をどう考えるかについて参考になるのが、日本人が知らない集団的自衛権 という本です。



日本の集団的自衛権を考える2つのポイント


著者は軍事アナリストである小川和久氏です。本書で提起されているのは次の2つです。小川氏は、この2点に尽きると強調しています。

  1. 国家の平和と安全をどう確保するのかを考えること
  2. 日本の防衛力の現状を直視すること

問われているのは、どんな防衛力によって平和と安全を保つのかです。

2015/02/25

書評: 夜の経済学 (飯田泰之 / 荻上チキ)




一般的に、性風俗や売春は本当の実態はあまり語られず、なんとなくのイメージで捉えられている世界ではないでしょうか。

風俗業界の市場規模はどれくらいなのか?

自らの体を売る女性はどういう人たちで、一方の買う男性はどうなのか?どのくらいのお金のやりとりがされているのか?

性風俗と売春ではどんな違いがあるのか?

夜の経済学 という本が興味深く読めたのは、夜の世界について、著者らが自らデータを集め、統計的な処理をし、データ分析結果から見えてくることを考えるスタンスにあったからでした。

2015/02/21

昭和恐慌というデフレからの脱却の歴史がおもしろい




書籍 デフレと円高の何が 「悪」 か の第5章は 「歴史は繰り返す ーー 昭和恐慌から学べ」 です。書かれていた内容が興味深かったのでご紹介します。

本書では、昭和恐慌という歴史的なデフレ発生の経緯、デフレ不況からどのように脱却したかがわかりやすく書かれていました。

「昭和恐慌から学べ」 と章の本書のサブタイトルにあるように、経済評論家である上念司氏は、現在にも示唆に富むものであると指摘します (本書の上梓は2010年) 。

2015/02/18

Facebook が新しい広告効果指標 Relevance Score をリリース (2015年2月) 。要するに何を意味するかを考える




Facebook が新しい広告効果指標を発表しました (2015年2月11日) 。

Facebook の広告が、その広告を見たユーザーにとってどれくらい受け入れられたかを点数化した、Relevance Score (レリバンススコア) と呼ばれる広告効果指標です。

参考:Relevance Score for Facebook Ads | Facebook for Business


Facebook の Relevance Score とは


Relevance Score は 1~10 点で表示され、最も良いスコアが 10 点のようです。

2015/02/14

書評: 普天間問題 (小川和久)




2015年2月12日、安倍首相が施政方針演説を行ないました。

【首相施政方針演説全文】 「日本は変えられる。昭和の日本人にできて、今の日本人にできないわけがない」 - 産経ニュース


施政方針演説で普天間基地に言及


演説の中で、沖縄の普天間基地移設についても言及しています。安倍首相は、普天間飛行場 (基地) の辺野古沖移設への実現に、あらためて強い意欲を示しました。

以下は、上記リンク先からの引用です。

現行の日米合意に従って、在日米軍再編を進めてまいります。

3月末には、西普天間住宅地区の返還が実現いたします。学校や住宅に囲まれ、市街地の真ん中にある普天間飛行場の返還を、必ずや実現する。そのために、引き続き沖縄の方々の理解を得る努力を続けながら、名護市辺野古沖への移設を進めてまいります。

今後も、日米両国の強固な信頼関係の下に、裏付けのない 「言葉」 ではなく実際の 「行動」 で、沖縄の基地負担の軽減に取り組んでまいります。


普天間基地の何が問題なのか


普天間基地問題とは、一体何が問題なのでしょうか。

そもそも、普天間基地とはどんな基地なのか?なぜ移設するのか?移設先は沖縄県内なのか県外なのか、それとも国外なのか?

こうした疑問が解消でき、普天間基地についての理解に参考になったのが、書籍 この1冊ですべてがわかる 普天間問題 でした。著者は軍事アナリストの小川和久氏です。

2015/02/11

イチロー選手が語った 「成功と失敗」 と 「小さな満足を積み重ねて次につなげていく」




2015年、イチロー選手はマーリンズという新天地で新しいシーズンを迎えようとしています。

ヤンキースをフリーエージェント (FA) になっていたイチロー (41才) が、マーリンズと1年契約で合意したことを複数のアメリカメディアが報じました (2015年1月23日) 。


イチローの仕事観


イチローの言葉は深みがあり、示唆に富むことが多いです。例えば、2013年に日米通算で4,000本安打を達成した時の、以下の言葉です。

「プロの世界でやっている、どの世界でも同じだと思うんですけど、記憶に残っているのは、うまくいったことではなくて、うまくいかなかったことなんです。

2015/02/08

売上への広告効果を測定する Facebook Conversion Lift が登場 (2015年1月)




Facebook が Conversion Lift (コンバージョンリフト) という、新しい広告効果測定サービスを発表しました (2015年1月27日) 。

参考:Conversion Lift Measurement for Facebook Ads | Facebook for Business


Facebook Conversion Lift とは


Facebook Conversion Lift とは、Facebook 上の広告により、広告をした自社製品やサービスの売上やコンバージョン (会員登録等) にどれだけの広告効果があったかを測定できるものです。

Facebook Conversion Lift の特徴は次の通りです (2015年2月現在) 。

2015/02/07

書評: 日本人のための 「集団的自衛権」 入門 (石破茂)




自民党 石破茂氏の著書 日本人のための 「集団的自衛権」 入門 が、わかりやすく書かれた本でした。タイトルに 「入門」 と入っている通り、集団的自衛権についての基本が理解できます。


集団的自衛権の前に、理解すべきは 「集団安全保障」


自衛権を理解するためには、「集団安全保障」 という考え方をまずは理解する必要があります。

集団安全保障とは、国同士で武力行使をしないという約束をしているにもかかわらず、約束を破り侵略するような乱暴な国が現れたら、その他の仲間の国々が一致協力して平和を取り戻さなければいけない、という考え方です。

対立している国家をも含め,世界的あるいは地域的に,全ての関係諸国が互いに武力行使をしないことを約束し,約束に反して平和を破壊しようとしたり,破壊した国があった場合には,他のすべての国の協力によってその破壊を防止または抑圧しようとする安全保障の概念です。

2015/02/01

書評: 戦後史の正体 (孫崎享) 。日本の戦後史を、アメリカに対する 「自主独立派」 と 「対米従属派」 の視点で俯瞰する




今年2015年は、終戦70周年という節目の年です。

2015年が始まって1ヶ月、戦後70年ということで注目を集めているのは、安倍首相の 「談話」 がどういった内容になるのかです。

もちろん、時の政権が先の戦争に対してどういったスタンスなのかを注目されるのは当然でしょう。しかし、文言をどうするかなど、あまりに細かい点がフォーカスされすぎています。

戦後70年というタイミングで振り返るべきは、その70年という中身であるべきです。すなわち、1945年から現在までの日本の歩みを総括することです。政治家や政権に任せるのではなく、日本国民の一人ひとりが戦後の歴史を知ることです。

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多田 翼 (書いた人)