2016/07/28

情報は無理に集めなくてもよいという逆転の情報整理術




人は気にしていないものは見えない、もしくは見えていても頭に残らないようになっています。しかし、気にし始め意識が向かうと、その対象について見えてくるものです。

私自身の例で言うと、服、鞄や靴などを買うと、その直後から街や電車で他の人のファッションにいつもよりもアンテナが立つようになります。自分の靴を新しくすれば、あまり見かけないスニーカーだけではなく、色々な靴について目が止まります。

おもしろいと思うのは、こうしたある対象に敏感な時期は一定期間しか続かずに、徐々にもとの状態に戻っていくことです。

アンテナを常に張っておき、意識を持っておくためにはどうすればいいのでしょうか。

スパークする思考 - 右脳発想の独創力という本に、「情報は無理に集めるな」というテーマで次のようなことが書かれています。


情報収集において重要な点は、常に問題意識を持つということだ。普通に生活をしているのと、アイデア創出のために情報感度を高めて生活しているのとでは、どこが一体違うのか。

(中略)

違うのは、後者の場合は強いて言えば意図して問題意識を持っている点だ。しかし、常に問題意識を持って何かを探していく、見ていくのは結構大変である。

そこで、実はいったん持った問題意識は忘れてしまって良いというのが私の主張だ。

なぜならどうせ脳のどこかに潜在意識として残っているからだ。それさえ持っていれば、何気なく見える普段の景色や日常の会話からも仕事のヒントや自分の課題解決のためのアイデアを得ることができる。これまでと同じように生活し、働いたとしても、問題意識さえあれば、関連する情報に接すると、脳が自然に引っかかってくれて、自分のデータベースと勝手に化学反応を起こしてくれる。

そのまま前を通りすぎることができずに立ち止まる、ただボーッとやり過ごすことができずに引っかかる。それだけの違いだが、これが大きい。

引用した部分の後半が興味深い指摘です。

無理やり問題意識を保ち続けることは必ずしもなく、「いったん持った問題意識は忘れてしまって良い」と言っています。忘れてもいいのは、脳のどこかに潜在意識として残っているからです。

一度、頭の中であるテーマに対してフラグを立てておけば、次にその情報が必要になった時に脳に自然に引っかかってくれるのです。

この考え方やアプローチは仕事でも使えます。

資料やレポートを見ている時や会議で同僚との会話の際に、気になるワードや情報が出てきたとします。その時に、このワードのことを意識的に脳に埋め込んでおくようにします。一度フラグ立てをしておけば、後は忘れてもよいです。

もちろん、重要なことであればそれだけ頭の中に残っているでしょうが、そうでなければ自然と忘れてしまいます。しかし、次にその情報が必要になった時には、すでに頭の中に一度に引っかかりを持っているので、関連情報とともに思い出されます。

こうしたやり方は人間ならではです。コンピュータであれば全て均等に覚えていますが、人は情報の重要度や接する頻度により、覚えている強さが変わります。

フラグの強さを変えられるとも言えます。そのための工夫としては、例えば、覚えておきたいことをノートにメモしておく (後から見られるように) 、その時の目の前のビジュアル情報とともに記憶する、感情と一緒に覚えておくなどのやり方があります。




follow us in feedly このエントリーをはてなブックマークに追加

Facebook Page

最新エントリー

バックナンバー

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...