2017/08/20

2017年7月にブログで注目を集めた本 (月間クリック数ランキング)


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このブログでは、訪問いただいた方に役に立つと思ってもらえるような本を紹介しています。読んだ本の書評を書いたり、エントリーの参考情報として本の内容を引用しています。

今回のエントリーでは、2017年7月の1ヶ月でクリックが多かった本をご紹介します (6冊) 。クリック数の多かった順番で並んでいます。

  • WHY から始めよ! - インスパイア型リーダーはここが違う
  • How Google Works - 私たちの働き方とマネジメント
  • 頭を 5cm ずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る! - 一日3分の姿勢矯正エクササイズ
  • 経営の教科書 - 社長が押さえておくべき30の基礎科目
  • 究極の身体
  • グーグル ネット覇者の真実 - 追われる立場から追う立場へ



WHY から始めよ! - インスパイア型リーダーはここが違う (サイモン・シネック)




TED で 優れたリーダーはどうやって行動を促すか をプレゼンしたサイモン・シネックの著書です。

本書で紹介されているアイデアは、「人が動かされるのは、何を (What) ではなく、なぜ (Why) である」 です。Why は、自分の動機・ビジョン・理念です。自分が信じていることを語り、共感が生まれれば人々を惹きつけられるという考え方です。

本書ではゴールデンサークルというフレームが紹介されています。中心から Why, How, What の三重の円です。




ポイントはこの順番です。著者は、優れたリーダーは Why → How → What の順で伝えると言います。

関連のエントリーはこちらです。

Why からはじまるゴールデンサークル:シンプルかつ応用度の高い思考アイデア



How Google Works - 私たちの働き方とマネジメント (エリック・シュミット / ジョナサン・ローゼンバーグ / アラン・イーグル / ラリー・ペイジ)




グーグルの組織論や人という観点から、グーグルがこれまでどのようにマネジメントをしてきたかが紹介されています。

この本の内容を簡単に言うと、グーグルが求める人材である 「スマート・クリエイティブ」 をいかに大切にしているか、彼ら彼女らが持つ能力を最大限に発揮するためにどういう環境や仕組みをつくり上げてきたのかです。

グーグルの企業文化、採用を非常に重視していること、人事や組織のあり方、スマートクリエティブに自由と権限を与え、絶え間ないイノベーションをいかに実現するかが書かれています。

印象的だったのは以下でした。


リーダーシップ

グーグルが求めるリーダーシップは、自らの職務あるいは組織でリーダーシップを発揮した経験に加え、正式なリーダーに任命されていなくてもチームの成功に貢献しているか。正式なリーダーという立場ではなくても、リーダーシップを持って行動できるかどうか。


ラーニングアニマル

スマートクリエイティブになるために必要なのは、常に新しいことを貪欲に学ぶこと。特に、失敗をした時に何を学ぶか。単に何かを学んで終わりではなく、学んだことを 「次」 に活かすことが大切。「学ぶ → 学習内容を活かして成果を出す → 学ぶ → … 」 、というサイクルを回し続ける。


プロジェクト管理

グーグルでの経験則から導かれたプロジェクト管理手法は、リソースを 「70対20対10」 に振り分けること。70をコアビジネス、20を成長プロジェクト、10を新規プロジェクトとする。


グーグルについて、特にマネジメントやカルチャーのことをよく理解できる一冊です。関連エントリーはこちらです。




頭を 5cm ずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る! - 一日3分の姿勢矯正エクササイズ (綾田英樹)




この本を読んでの学びは、姿勢を正しくするために 「頭の位置」 を変える (本来の位置に戻す) ということでした。

読む前は、姿勢が悪くなる因果関係を正しく理解していませんでした。背中が丸くなる猫背や腰が曲がることによって姿勢が悪くなると思っていましたが、猫背や腰が曲がっているのは 「原因」 ではなく 「結果」 でした (本を読んで知った時は目から鱗でした) 。

原因は、頭が前に出たりアゴが突き出るような体勢でした。頭が前に出ると身体のバランスが崩れます。バランスを維持するために、猫背や腰が曲がります。頭が前に出ている姿勢の典型は、デスクでのパソコンや、立っている時にスマホを見ている時です。

書いてあることで参考になったのは、立っている時と座っている時のそれぞれについて、悪い姿勢と正しい姿勢がされていることでした。そして、正しい姿勢でいるためのポイントもイラストとともにわかりやすく書かれています。

以下の書評エントリーでも、正しい姿勢になるコツを紹介しています。

書評: 頭を 5cm ずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る! - 一日3分の姿勢矯正エクササイズ (綾田英樹)



経営の教科書 - 社長が押さえておくべき30の基礎科目 (新将命)




書評としてのエントリーは残していませんが、「大局観をいかにして磨くか」 というテーマが興味深かったので、ブログエントリーとして取り上げました。

大局的な視点でものごとを見るには 「多、長、根」 という3つがキーワードだとします。

  • 多:複数の視点から全体像を把握する
  • 長:短期ではなく長期のスケールで考える
  • 根:本質に立ち返る

詳しくはこちらのエントリーで紹介しています。

大局観を持つための視点は 「多 / 長 / 根」



究極の身体 (高岡英夫)




運動や体の本で、今まで読んだ中でおすすめの一冊です。人の身体構造や運動のメカニズムについて独自理論が、興味深く読めます。

本書の究極の身体の定義は 「人体の中で眠っている四足動物、あるいは魚類の構造までをも見事に利用しきって生まれる身体」 です。

人間の進化は、魚類 → 爬虫類 → 哺乳類 → ヒトと経ています。人間の身体には、魚類の身体構造と、爬虫類や哺乳類などの四足動物の構造も受け継いでいると著者の高岡英夫氏は言います。

著者の問題意識は、究極の身体を持っているにもかかわらず、現在の人類の多くはその身体資源を使いきれていないことです。

究極の身体を実現するために印象的だったことは、以下でした。

  • 究極の身体に不可欠なことは重心の意識。そのために筋肉の脱力が必要
  • 身体の中にセンター (軸) を構築する。センターは、身体の重力線とほぼ一致するところを通る身体意識
  • 究極の身体の立ち方は、吊り人形のように頭部の糸で身体を吊り上げ、そこからゆっくり下ろして足を接地させたような立ち方 (緩重垂立) 。体重を支えるギリギリのところまで力を抜いたプラプラの状態

身体動作や運動構造に興味のある方は、おもしろく読める本です。書評エントリーはこちらです。

書籍 「究極の身体」 がおもしろい



グーグル ネット覇者の真実 - 追われる立場から追う立場へ (スティーブン・レヴィ (著) / 仲達志, 池村千秋 (翻訳) )




著者はグーグルの中に入ることを許可され取締役会などにも参加し、延べ数百人にもわたる関係者への取材から書かれています。例えば、以下についてリアルに知ることができます。

  • グーグル創業から検索ビジネスはどう立ち上がったのか
  • 検索エンジンのロジック
  • 現在もグーグルの収益の大部分を支える広告事業はいかにして生まれたのか
  • 数々のサービスのローンチ経緯
  • 中国進出・撤退の経緯

その時々にグーグルは何を考え、どう意思決定しその後のプロセスがどうなったかが生々しく描かれています。著者がグーグルという巨人の内側に密着取材をしたからこそ完成したドキュメントであり、グーグルの歴史がよくわかりました。

読んで印象的だったことの1つは、データを重視するというグーグルの考え方でした。「データ至上主義」 と表現できるほど、確固たるグーグルの信念です。

関連エントリーはこちらです。

書籍 「グーグル ネット覇者の真実 - 追われる立場から追う立場へ」 から考えるデータ至上主義と Google の描く未来

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多田 翼 (書いた人)