2017/02/20

商売の基本サイクルでマーケティングリサーチ業務の問題点を洗い出す


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V 字回復の経営 - 2年で会社を変えられますか という本に 「商売の基本サイクル」 が書かれています。

■ 商売の基本サイクルとは

小説のストーリー内に出てくる改革コンセプトです。創る → 作る → 売る のサイクルです。

  • 創る:開発
  • 作る:生産
  • 売る:販売

このサイクルに一貫性を持たせ早く力強くまわし続けることが、改革の中心コンセプトです。小説のストーリーでは、商売の基本サイクルが基本設計となり、事業の戦略と組織の再構築が描かれています。

本書では次の2点が強調されています。

2017/02/18

「多様性重視」 と 「選択と集中」 をバランスよく循環させよう


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書籍 経営戦略の思考法 で、「選択と集中 - 偶発的多角化戦略の問題点」 という指摘が興味深く読めました。

■ 「多様性」 と 「集中」 は矛盾する

以下は引用です。

「組織内に多様性が許容されなければならない」 「同質的な集団は滅びる」
これらの主張は、組織を運営するときに頻繁に耳にする言葉である。

(中略)

多様性への愛と同質性への忌避の源泉をたどっていくと、おそらく、 「生物進化論」 と 「自由主義・民主主義」 という一見異質な2つの思想にたどり着くことになると思われる。

その思想について詳しく触れることはしないが、「多様性のない生物は滅亡する」 という信念や 「思想の違う人を排斥したり、粛清したりすることのない、自由で平和な政治社会の構築が望ましい」 という信念がわれわれには染みついている。

(中略)

ある程度までこれらをメタファーとして使用して企業を考察することには意義がある。しかし、同時に、企業は生物そのものでもなければ、政治社会そのものでもない。

生物学や政治システムを漠然とした源泉とする 「多様性への愛」 と 「同質性への忌避」 という感覚を、そのまま経営の場面で無反省に用いるのは問題が多いと思われる。多様性は大切であるが、その重視が行きすぎれば、やはり問題が生じるはずである。

「多様性への愛」 のどこが戦略上問題なのかは、比較的簡単に理解可能である。「集中せよ」 という戦略の基本原理のひとつと対立する点が、決定的に問題なのである。

2017/02/16

2017年1月にブログで注目を集めた本 (月間クリック数ランキング)


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このブログでは、訪問いただいた方に役に立つと思ってもらえる本を紹介しています。読んだ本の書評を書いたり、エントリーの参考情報として本の内容を引用しています。

今回のエントリーでは、2017年1月の1ヶ月でクリックが多かった本をご紹介します (5冊) 。クリック数の多かった順番で並んでいます。



■ WHY から始めよ! - インスパイア型リーダーはここが違う (サイモン・シネック)



TED での 優れたリーダーはどうやって行動を促すか を語ったサイモン・シネックの著書です。

本書で紹介されているアイデアを一言で表現すると、「人は何を (What) ではなくなぜ (Why) に動かされる」 です。

「なぜ」 は、自分の動機やビジョン、理念です。自分が信じていることを語り、共感が生まれれば人々を惹きつけることができるという考え方です。

本書ではゴールデンサークルというフレームが紹介されています。Why, How, What の3つの円があり、この順番がポイントです。

2017/02/13

サービスが先。クロネコヤマトの宅急便の歴史に見る経営戦略の優先順位


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小倉昌男 経営学 はおすすめの本です。



以下は、内容説明からの引用です。

「儲からない」 といわれた個人宅配の市場を切り開き、「宅急便」 によって人々の生活の常識を変えた男、小倉昌男。本書は、ヤマト運輸の元社長である小倉が書き下ろした、経営のケーススタディーである。

■ デパート配送業務が構造的な 「儲からないビジネス」 に

ヤマトが個人宅配である宅急便を始める前、デパートの配送業務を取り扱っていました。しかし、デパート配送業務は徐々に儲からない事業になっていきます。

なぜなら、デパート配送業務は取り扱う配送量が増えるほど、利益率が減るという構造的な問題を抱えていたからです。

2017/02/11

神話から現代まで天皇と国体がつながる日本の誇り


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2月11日は日本では 「建国記念の日」 です。

日本書紀が伝えるには、初代の天皇である神武天皇が即位した日とされています。神武天皇が即位したのは旧暦では1月1日で、明治期に新暦の2月11日と換算されました。

神武天皇が即位したのは紀元前660年、今から2700年ほど前です。大和地方での橿原宮で即位しました。橿原宮は今でも橿原神宮として奈良県にあります。

■ 初代天皇から現代までつながっている

世界の国々と比べた時に、日本の特徴は約2700年の間、天皇制がずっと続いていることです。他国にはない類まれな歴史です。

単に制度として存在し続けているだけではなく、日本の皇室は 「万世一糸」 です。万世一糸とは、永久に1つの系統が続くという意味です。

2017/02/09

コスパ抜群のジェットストリーム (ボールペン) から考える 「マーケティングの強み」


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マーケティングにおいて、自社製品やサービスの 「強み」 が何かは重要です。

注意が必要なのは、強みとは相対的なものだということです。競合と比べて差別化されていて、はじめて強みと言えます。自分たちが強みだと思っていても、買う側や利用者にとって相対的に優れた価値がなければ、つまり他がより高い価値を提供していれば、自分たちは選ばれません。

今回のエントリーは 「強み」 について考えています。

結論から書くと、強みは、売り手である提供者が 「提供するもの」 と、買い手である顧客にとって 「利用者が得られる価値」 に分けて考えるべきです。

具体例として、普段、仕事用のメモを取ったりノートに書くのに使っている、三菱鉛筆のジェットストリームで考えます。4色ボールペンとシャープペンシルです。



三菱鉛筆の 商品ページ には、次のような商品特徴が書かれています。

2017/02/06

価値あるデータ分析をするためのチェックポイント


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価値があるデータ分析をするためには、集計に入る前に、必要なデータを入手する、特に社外からデータを購入する前に、データ分析のプランが大切になります。

今回のエントリーでは、データ分析業務に入る前に、具体的に何に気をつければよいかのチェックポイントを書いています。

1. データ分析結果の受け手は誰か

データ分析結果のサマリーやレポートを誰に提供するかです。

同じデータから集計/分析をし、考察や提言を加えたレポートをつくるにしても、誰に読んでもらうかによって、データ分析プロセスとレポートの中身が変わります。

だからこそ、このデータ分析は誰のために実施するのかをまずは明確にする必要があります。

2. 相手が知りたいことは何か (何に答えを出すか)

誰に向けたデータ分析なのかを明らかにした後は、その相手が知りたいことが何かを整理します。何に対してデータ分析から答えや示唆を出すかです。

先ほど1つ目で 「誰がレポートを読むかによって、データ分析プロセスとレポートの中身が変わる」 と書きました。受け手の立場が変われば、知りたいことも変わります。相手によって知りたいことが違うのです。

2017/02/04

書評: 炭水化物が人類を滅ぼす - 糖質制限からみた生命の科学 (夏井睦)


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炭水化物が人類を滅ぼす - 糖質制限からみた生命の科学 という本をご紹介します。



■ 糖質制限で脳のエネルギー不足は起こらないのか

糖質制限についての疑問で本書を読む視点で持っていたのは、「糖質を減らす、あるいは食事から取らなくても問題ないのか」 でした。

人間の脳はブドウ糖をエネルギーに使っており、ブドウ糖を得るためには炭水化物が必要という理解でした。糖質制限をするということは、脳のエネルギー摂取の制限することになります。

本書の見解は、炭水化物を取らなくても問題ないということです。食事から直接にブドウ糖を摂取しなくても、脳はエネルギー源として以下の2つを利用できるからです。

  • 体内のタンパク質を分解して作られるブドウ糖
  • 肝臓で脂肪を分解して作られるケトン体

前者の、タンパク質が分解されブドウ糖が作られる現象を 「糖新生」 と言います。 「糖新生」 は本書のキーワードです。

■ 糖質制限をするとなぜ痩せるのか

糖新生から、糖質制限をするとダイエットできる理由も説明できます。ポイントは2つです。

2017/02/02

Facebook の 「動画表示アルゴリズムの変更」 と 「動画ミッドロール広告開始?」 のインパクト (2017年1月)


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2017年1月は、Facebook の動画について2つのニュースがありました。

1つはニュースフィード内に出る動画の表示アルゴリズムの変更、もう1つは動画ミッドロール広告が新たにリリースされるかもしれないことです。後者のミッドロール広告とは、動画の再生途中に動画広告が入るものです。

今回のエントリーでは、この2つのニュースを俯瞰して見た時に、何が考えられるかを書いています。

■ 長い動画がニュースフィードに出やすくなるアルゴリズム変更

1つ目のニュースは、ニュースフィードに出る動画の表示ランクアルゴリズムの変更です。Facebook から正式発表が出ています。

News Feed FYI: Updating How We Account For Video Completion Rates - Facebook Newsroom

長い動画が表示されやすくなるアルゴリズムに変わります。

動画表示のランキングには、これまで、音声を有効にしたか、大画面にしたか、どのくらいの長さ視聴したか、などの要素を加味してきた。

この長さについて、今後は何秒再生したかではなく、全体の何%再生したか (再生完了率) を判断材料にする。その際、長い動画ほど再生完了率の比重を大きくする。この結果、従来より長い動画の表示ランクが上がる。

Facebook、長い動画の表示ランクをアップするアルゴリズム変更 - ITmedia NEWS より引用

■ So what? (動画の表示アルゴリズムの変更)
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