今回は、ウェアラブルコンピューターについてです。眼鏡型コンピューターや、期待しているインターネットコンタクトレンズについて書いています。
エントリー内容です。
- ウェアラブルコンピューターへの期待
- インターネットコンタクトレンズとは
- レンズを媒体に脳とネットが直接つながる?
ウェアラブルコンピューターへの期待
ここ1年くらいでウェアラブルコンピューターが盛り上がっています。プロダクトとして現実感がでてきました。
Apple が開発中と言われる腕時計型の iWatch も楽しみですが、現時点で一歩リードしているのはグーグルの Google Glass です。
すでにプロトタイプはできていて開発者にも配布されています。各種報道では早くて2013年の今年中、もしくは来年2014年には発売されるのではと言われています。
ウェアラブルコンピューター (wearable computer) は、直訳すれば身につけるコンピューターです。現在主流のスマホやタブレットなどのモバイルよりも1つ先に進んだデバイスです。
メガネの次にあるのはコンタクトレンズでしょう。インターネットに接続するコンタクトレンズです。
インターネットコンタクトレンズとは
機能としては、インターネットコンタクトがネットにアクセスし自分の視界にネット情報を表示します。言葉にするとシンプルです。
プラスアルファでは、自分が見ている目の前の景色を画像・動画で記録できるようになるでしょう。
自分の瞳が認証キーになっていて、ネットコンタクトを装着しログインをします。ログイン後は今日のスケジュールや天気、交通情報、受信しているメッセージなど、一通りの情報が視界に表示されます。
データ自体はコンタクト内には最小限しか保存せず、クラウド上に置いておきます。ネットにつなげるという感覚はもはやなく、コンタクトをつけるとそこに情報があるという感覚なのでしょう。
初めは1セット (両目用に2枚) で、10万 ~ 20万円の価格で発売されそうですが、いずれは使い捨てコンタクトのように、毎日や2週間で新しく変えるタイプが普及しそうです。
めがね型端末に比べて、コンタクトレンズは破損や紛失の可能性が高いです。使い捨て型が便利です。
量産効果も効くことを期待し、1枚で100円程度の価格になれば一日の使い捨て型でも、今の電気代や水道代と同じくらいのコストです。
インターネットコンタクトレンズのスケジュールイメージは、2015年までに具体的なコンセプトが出てきて、2010年代の後半にプロトタイプがリリース、2020年までには発売という時間軸です
レンズを媒体に脳とネットが直接つながる?
インターネットコンタクトレンズとは、ネットに接続できる端末を瞳に装着するものです。この意味を考えてみます。
期待したいのは、レンズが眼球に付着させることで視神経に直接つながることです。
眼球の中にある網膜に表示された映像は、視神経という神経線維を通して脳に情報を送っています。ネットコンタクトレンズの情報を視神経を通す電気信号に変換すれば、脳に直接情報が送れるようになるはずです。
今のスマホやメガネ型端末の情報が脳にいくのは、間接的でしかありません。
それに比べてネットコンタクトは直接に神経を通じて脳とリンクし情報のやりとりをします。脳がインターネットにダイレクトでつながるので、脳とネットとの双方向のやりとりができるようになります。
ネットを使うことがもっと感覚的になります。スマホを操作して画面上の文字や画像・動画を見ることでその情報を頭に入れるのではなく、その情報があたかも初めから自分の脳にあったかのように頭の中で再現される感覚なのかもしれません。
究極的にはインターネットにアクセスできる超小型チップを脳に埋め込んで、ネットに接続することになるでしょう。
それよりも、コンタクトレンズを媒体にして脳とネットがダイレクトにつながれば、チップを埋め込んだ状態が再現できそうです。
ネットコンタクトを瞳に装着することと脳に極小端末を埋め込むことの折衷案として、レーシックをするような感覚で、眼球がネット接続できるようにする手術が開発されるかもしれません。
最後に
今回は、昨日に新しいコンタクトを買うために眼科に行ったことがきっかけで書いてみました。待ち時間で色々と考えていました。
Google Glass に賛否があり、例えばあるレストランは装着しての来店を禁止する意向を示すなど、様々な論点で議論があります。
インターネットコンタクトレンズも然りです。技術的に可能だとしても、使い方や人々の受け入れられ方も、眼鏡型以上に様々でしょう。
インターネットコンタクトレンズは、あなたはどう思いましすか?