ドラえもん (アニメ) が全米デビューをするようです。2014年の夏からアメリカで放送されるとのことです。
参考:
このニュースを見て思ったのは、
- 全米放送にあたり、日本のドラえもん設定がどのくらい変わるのか
- ドラえもんというアニメは、アメリカで受け入れられるのか
アメリカでのキャラクター設定
報道によればキャラクターなどいくつか設定が変わるようです。以下、記事からの引用です。
ドラえもんを除く主要キャラクターは名前を新調。のび太は 「ノビー」 、ジャイアンは 「ビッグ・ジー」 、スネ夫は 「スニーチ」 、しずかちゃんは 「スー」 に。さらに、事前のマーケティングで米国内の子どもたちに日本版を見せたところ 「しずかちゃんの性格を変えた方がいい」 との意見が多数寄せられたため、本来は入浴を趣味とするなどおしとやかなヒロインが、ボーイッシュなキャラに "チェンジ" 。人形を持つシーンは、日記帳に変更された。
ひみつ道具の名称を全て英訳しただけでなく、登場する箸をフォークに、オムライスをパンケーキに、千円札を米ドル札に変えるこだわりぶり。米国の風習に合わせ、パパが畳に寝転ぶシーンはカット。過食表現を禁止する放送基準もあり、ドラえもんがドラ焼きを大量に食べる場面は短縮された。一方、ディズニーと言えばミッキーマウスだが、ドラえもんがネズミを怖がる設定を変えることはなかったようだ。
引用:「ドラえもん」 全米デビュー!ディズニーとタッグでアメリカンテイストに|スポーツ報知(2017年9月追記: リンク先が削除されていたため、こちらも削除しました。記事のアーカイブはこちら)
前半の引用部分では、しずかちゃんの性格が変わる以外は、変更点はキャラクターの名前くらいのようです。
ストーリーはどうなる?
ドラえもんのストーリーというのは基本的には、
- のび太がドジッたり、ジャイアンやスネ夫にイジメられてドラえもんに泣きつく
- ドラえもんがひみつ道具を出してくれる
- のび太がひみつ道具を使って活躍。…したかと思いきや最後にオチがある
このストーリー構成がアメリカでも同じなのかは気になります。
キャラクター設定に見る日米の違い
ドラえもんは、アニメの名称は 「ドラえもん」 ですが、描かれ方はのび太が中心です。
のび太のキャラクター設定のように、主人公が弱かったり頼りない設定は、日本ならではな気がします。アメリカで受けそうなアニメ設定は、主人公は強くたくましいイメージなので、設定としてはドラえもん中心になり、ドラえもんが日本よりもしっかりした設定になるのかもしれません。
ちょっと話が脱線しますが、日本ではよく自虐ネタで笑いを取ることがありますが、アメリカや英語圏の人が自虐ネタでジョークを言うのはあまり聞いたことがない気がします。
こうした文化背景の違いもあるとすると、のび太のキャラクターは日本のよりも変わるのかなと思いました。
のび太のキャラクターはそのままで、アメリカ版は頼りになるドラえもんが中心に描かれるのかもしれません。日本ではのび太が助けられるという設定なのが、アメリカではドラえもんが助けるとなるのかもしれません。
日本のドラえもんとアメリカのドラえもんは何が変わるのか、そして、アメリカ版ドラえもんはアメリカで受け入れられるのか、どんな評価をされるのかです。楽しみです。