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ビジネスキャリアについて考えます。相反する考え方について、どちらかの白か黒かではなく、白も黒も両方ともが大事という話です。
エントリー内容です。
- キャリアへの相反する考え方 (3つ)
- 白か黒かではなく、白も黒も両方が大事
キャリアへの相反する考え方
具体的には次の3つです。
- ゴールや目標から逆算する vs 将来像を決めずに目の前に集中する
- 結果が全て vs プロセスを重視する
- 今日が人生最期の日だとしてもやりたいことか vs 自分が永遠に生きるとしても続けたいことか
以下、それぞれについて、ご説明します。
ゴールや目標から逆算する vs 将来像を決めずに目の前に集中する
ビジネスキャリアの考えるにあたって、将来から逆算し、これからどうするかを決めるやり方があります。
具体的には、自分がなりたい将来像や達成したい目標を決め、ゴールを達成するために分解した目標を途中のマイルストーンとして設定します。小さな目標達成を繰り返すことによって、自分が目指す最終目標を目指します。
一方、逆の考え方は、具体的な将来像は決めないことです。未来はどうなるかわからないので、今から決めてしまうよりも、今自分ができること、目の前の仕事や現在の状況に集中します。
その時々でベストな選択を続け、後から振り返るとビジネスキャリアができています。一見すると異なるキャリア経験が後から生きることがあるように、点と点がつながってキャリアになっていきます。
結果が全て vs プロセスを重視する
1つめと似たことです。仕事において結果を重視するのか、結果までのプロセスに重きを置くのかです。
後者のプロセスを大切にする立場では、結果は後から付いてくると考えます。また、プロセス自体によって、技能や自分の心を磨くことを大事にします。
今日が人生最期の日だとしてもやりたいことか
vs 自分が永遠に生きるとしても続けたいことか
今やっていること、自分が持っていることは本当に意味があることなのかを問う場合も、2つの相反する考え方があります。
1つの考え方は 「今日が人生最期の日だとしても、それはやりたいことか」 です。スティーブ・ジョブズの、2005年のスタンフォード大学のスピーチが有名です。
逆の考え方は、「自分が永遠に生きるとしても、続けたいことか」 を問うことです。この先も生き続けるとしたら、今自分がやっていること、持っている資産や人間関係は、ずっとやりたい・持っていたいことなのかです。
白か黒かではなく、白も黒も両方が大事
ここまで、相反する2つの考え方を3パターンご紹介しました。
いずれもどちらが絶対的にに正しいことではなく、両方とも大事にしたい考え方です。
本質は、人生や世の中には唯一絶対の答えはないことです。どちらか一方が間違っているのではなく、どちらも正しいことです。単純に白か黒かを決めるのではなく、白も黒も両方が大事と認めることが大切です。
最後に
今回は、ビジネスキャリアでの相反する2つの問いを、3つご紹介しました。
- ゴールを設定し逆算する vs 具体的な将来像を決めずに目の前のことに集中する
- プロセスではなく結果 vs 結果よりもプロセスを重視
- 今日が人生最期の日だとしてもやりたいことか vs 自分が永遠に生きるとしても続けたいことか
いずれも、白か黒かを決めるよりも、自分の中に矛盾を抱えておくとよいと考えます。