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合わない上司との向き合い方を考える


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今回は、上司との向き合い方です。

  • 今の上司はどうも苦手…
  • 自分と合わない上司に悩んでいる
  • どうすれば上司と良い関係になれる?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。

上司にも様々なタイプがいます。仕事をしていく上で、上司とどう付き合っていくかは、誰しもが考えることです。

もし、上司が自分と合わない場合、どう向き合えばいいのでしょうか?

この記事では、合わない上司との向き合う方法を書いています。もし上司との関係に悩んでいれば、ぜひ最後まで読んでいただけるとうれしいです。

以下は、この記事の内容です。

  • 前提は他人を直接変えられない
  • 「合わない」 とは具体的にどういうことかを言語化する
  • 自分ができること・コントロールできること


前提は他人を直接変えられない


知人と、上司と合わない状況をどうすれよいかという話をしました。

これまでのビジネスキャリアを振り返ったり今の状況を見た時に、私は幸い自分と合わない上司に苦労した経験はなく、上司には恵まれてきました。

自分とは違う考え方を持った上司だったしても、合わないという感覚は持っていませんでした。むしろ、違う発想ができることは良いと捉えていました。

もし自分が知人から聞いたような、「合わない上司とどう向き合えばよいか」 という相談を受けたら、どのようなアドバイスをするかを考えてみます。

そもそもの前提は、他人のことは直接は変えられないことです。自分は上司を変えることは本質的にはできない、自分と合うような人間には直接変えることはできないという考え方です。

この前提のもとで、自分とは合わない人とどう向き合うかです。


 「合わない」 とは具体的にどういうことかを言語化する


まずは現状把握です。具体的に、どんなところが自分と合わないかを振り返り、自分の言葉にします。

言語化できれば客観視ができます。客観的な視点からの現状把握ができれば、自分にできること、できないこと (直接コントロールできないこと) に分けて考えることができます。

私の場合は、仮にこういう人が上司だと自分と合わないだろうと思うのは、以下です。

  • 細かいところまで、常に進捗を聞いてくる。自分が任されている感覚が持てない
  • やることの指示のみ、なぜ必要か、どんな意味合いがあるのかの背景説明はない。こちらから聞いても曖昧
  • 頭ごなしに考えや意見を押し付けてくる。こちらの意見に聞く耳を持っていない
  • 自分には関心がないように見える。少なくともそういう印象を受ける
  • 普段の行動や成果を認めてくれない

こうした上司からの振る舞いや態度に、自分はどんな感情を抱いたかも言語化します。例えば、空虚や虚しさを感じる、人として認めてもらっていないように感じる、などです。


自分ができること・コントロールできること


合わない人を、こちらから直接変えて自分と合う人間に変えることができません。あくまで、自分がコントロールできる範囲において何かをするべきです。

さらに自分の側のことでも、直接変えられたりコントロールできること、できないことに分かれます。

コントロールできるのは、自分の解釈や思考、行動です。一方、コントロールできないのは感情です。胃が痛くなるなどの生理反応も含まれます。

合わない人に対して生まれる感情そのものは、否定や誤魔化したり目を背けるのではなく、受け入れます。自分の中の変えられないものに対して、無理やり変えようとはしません。

変えられるのは、解釈や考え方です。例えば、そもそもの相手が自分と合うような人になることを期待しない、自分が認めてもらうことも期待しないなどです。

自分の振る舞いや行動も、自分自身で選ぶことができます。距離感は一定に保ち、変に迎合することは自分の感情に嘘をつくことにもつながるのでやりません。

ポイントは、言語化から客観視した現状把握から、自分ができること、できないことを区別し、自分がコントロールできないことに苦しまないようにすることです。


まとめ


今回は、上司との向き合い方を書きました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • 前提は、他人を直接変えられないこと。上司を変えることは本質的にはできないという前提のもとで、自分とは合わない人とどう向き合うか

  • 「合わない」 とは具体的にどういうことかを言語化するとよい。言語化できれば客観視ができる。
    客観的視点から現状把握をし、自分にできること、できないこと (直接コントロールできないこと) に分けて考える

  • 自分ができること・コントロールできることに目を向ける。コントロールできるのは、自分の解釈や思考、行動。
    起こったことや相手の振る舞いに対して、自分の解釈や考え方に集中する。自分の振る舞いや行動も、自分自身で選ぶことができる


最後に


それでも、どうしても合わない上司から逃げることは最後の手段としてあり得ます。

逃げることにネガティブな印象を抱くかもしれませんが、長い目で見れば一時の退散は選択肢として常に持ってはおくべきです。

大切なのは自分です。自分が潰れないことが大事で、逃げることによって守れるのであれば、選ぶ権利は自分にあります。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。