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主体的な人になるための方法。4つの問いから主体性を発揮する


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今回は、組織や人のマネジメントについてです。

  • なかなか自分から積極的になれない…
  • 主体的な人に憧れる
  • どうすれば主体的な人になれる?

こんな疑問に答える内容でブログを書きました。

この記事でわかるのは、主体的な人の特徴、主体的に考え行動するための方法、人が主体性を発揮する環境をつくるためにどうすればよいかです。ぜひ、最後まで読んでみてください。

以下は、エントリー内容です。

  • 主体性のある人
  • 主体的になるための4つの問い
  • 心理的安全性が主体性の土台


主体性のある人


主体性があると人は自分で考え、自分で決断し、自ら行動をします。自律的に動き、他人から言われなくても自分の内側から生まれるモチベーションによって行動します。

主体的な行動を取れる人は、以下の3つを満たしています。

  • Will: 自分のやりたいことが明確
  • Can: 自分ができることを率先して行なう。時には今はうまくできなくても、できるようになろうと挑戦する
  • Should: まわりから求められることを理解し、応えている


主体的になるための4つの問い


では、どうすれば人は主体的になれるのでしょうか?

前提として他人は直接変えることはできませんが、間接的に影響を与えることまではできます。

主体性を持つために大事なのは、Why, What, How, Who の4つを明確にすることです。


Why: ビジョン


  • 内側からの動機がある
  • 動機とは、実現したい自分のビジョン、成し遂げたいこと、達成したいこと
  • 人から与えられたものではなく、(きっかけは外だとしても) 自分の中から生まれた動機


What: 戦略


  • Why (ビジョンや動機) を実現するために、自分は何をするか
  • 使命と思えるほどの強いものを持っていること
  • 誰に何を言われても、自分がやりたい・やらなければいけないと思えるもの


How: オペレーション


  • What である使命をやり遂げるために、日々どんなことを行動するか
  • もっと言えば、今この時間や瞬間に何をするか
  • 行動できるくらいの具体的なレベルまで落とし込まれている


Who: 貢献


  • 働くことを通じて、自分は誰に対して貢献しているかが明確であること
  • 誰を巻き込むか。上司・部下・他のメンバー・クライアントも含めて、どんな人と一緒に働くか (一人では仕事はできない)


その時々で最適解を見い出す


以上の4つの問いかけに、自分なりの答えを見い出し鮮明にイメージできるほど、主体的に動けます。

4つに対して唯一の正解はありません。自分で内省し、その時々で最も良いと思える最適解を出します。時が経てば、過去の解は今の最適解ではなくなります。環境が変わり自分も変わるからです。

大事なのは、定期的に常に自分に問い続けることです。


心理的安全性が主体性の土台


人が主体的になれる環境で大切なのは、心理的安全性があることです。

心理的安全性のある状況は、具体的には以下のようになります。

  • 自分は組織のメンバーに受け入れられていると実感できる。自分が必要とされる存在だと思える
  • 本来の自分のことを安心して出せる。気兼ねすることなく、自分の感情や気持ち、意見を発信できる
  • お互いが自分を出し思っていることを共有するので、互いの価値観まで理解できている

心理的安全性が担保されているからこそ、人は気負うことなく主体的に行動ができます。失敗を恐れず、自分で考え、決断し、自ら行動を取れます。

心理的安全性があれば、失敗を過度に恐れることなく挑戦できます。失敗そのものが良くないのではなく、失敗を恐れるあまり挑戦しないこと、そして、失敗に学ばないことがいけないのです。

大事なのは、行動をし、行動を振り返り得られたことの意味合いを内省し、次の行動に移るというサイクルを繰り返すことです。主体的になることの成功体験を積み重ねていきます。


まとめ


今回は、主体性について書きました。

最後に今回の記事のまとめです。

  • 主体性がある人は、自分で考え自分で決断し、自ら行動する。3つの特徴があり、
    • Will: 自分のやりたいことが明確
    • Can: 自分ができることを率先して行なう。できるようになろうと挑戦する
    • Should: まわりから求められることを理解し、応えている

  • 主体性を持つために大事なのは、Why, What, How, Who の4つを明確にすること
    • Why: 内側からの実現したい自分のビジョン、成し遂げたいこと、達成したいことがある
    • What: 使命と思えるほどの強いものを持っている
    • How: 日々どんなことを行動するか、今この時間や瞬間に何をするか
    • Who: 働くことを通じて、自分は誰に対して貢献しているかが明確

  • 人が主体的になれる環境で大切なのは、心理的安全性があること。心理的安全性が担保されているからこそ、人は気負うことなく主体的に行動ができる。失敗を恐れず、自分で考え、決断し、自ら行動を取れる


最後に


今回は、人や組織のマネジメントで、どうすれば主体性を発揮できるかという視点で考えました。

主体性の前提にある考え方は、人は自分で選択できると思えることです。自ら選ぶ権利があり、選択の自由があることです。

たとえ与えられたものであっても、その意味合いを長い目で見たときには何かしらの自分にとっての意義があります。ものごとの解釈は自分ででき、どう選ぶかは自分次第です。

自分が目指したいことがあり、それを自分の手で実現したいと思える時に、主体性は発揮されます。


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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

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名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。