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働き方を考えるにあたって大切な判断軸と、センサーの役割を果たす直感


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1157回目のブログ更新です。

今回は、働き方です。働く場所や相手を主体的にどう選んでいくかについて、私自身の考え方をご紹介します。

後半では判断のセンサーの1つである直感について思うことを書いています。

このエントリーで読んでいただきたい内容は、以下です。

  • 3つの判断軸
  • フリーランスでの判断軸
  • 直感の役割と磨き方


3つの判断軸


昨年2018年に Google を辞めて独立しました。個人事業主としてフリーランスで働くようになってからは、働く上での判断軸がより明確になりました。

一緒に働きたいと思える企業や人、参加したいプロジェクトを見極めるための基準です。大きくは3つあり、Why, What, Who に分かれます。


Why


  • 自分がわくわくするか (直感的な総合的判断)
  • 相手の理念に共感するか (ビジョンやミッション) 。志に対して、自分も一緒に成し遂げたいと思えるか


What


  • 自分が入ることによって相手に価値が提供できるか
  • 社会を変える、世の中に価値を提供できるか
  • そこでしか得られない経験や学びが得られるか、チャレンジがあり自分が成長できる環境か


Who


  • 一緒に働きたいと思える人か。一緒にいて直感的に違和感がなく人間性や人柄からも信頼できる人か
  • お互いに強みを発揮し、成長し合える人か



フリーランスでの判断軸


フリーランスになり、働く環境や人をより主体的に選ぶ意識が強くなりました。

先ほどの3つの軸が明確にあり、その中でも特に3つめの Who が大事だと思うようになっています。ロジックや論理的な判断に加え、自分の直感というセンサーで素直な目でいかに判断できるかです。

その人や企業の第一印象だけではありませんが、これまでの経験上、なんとなくで感じた合うか合わないかは概ね正しい判断だと言えます。

独立後も新しい魅力的な人と一緒に働く機会が得られています。自分の今の状況そのものに感謝するとともに、機会を最大限に活かしたいです。


直感の役割と磨き方


3つの判断軸から見極める上で、直感も役割を果たします。

直感を感覚的な言い方で表現すれば、直感とは思考 (頭) を通さずに心で瞬間的に得る感覚です。

もちろん、論理的思考も直感も脳で起こっています。しかし、直感が得られる時の感覚とは、一瞬でひらめき、自分でも 「なんとなく」 としか言えないような、頭を使わずに心から生まれるものです。

直感力を磨くために私が普段から大切していることは、以下です。

  • 直感に気づくようにする (直感を意識する) 。直感を言語化する
  • 直感に従って行動してみる。論理的には正しいと判断がつかなくても決めて実行する
  • 直感を検証する

3つめの直感の検証について補足です。

検証には2つあり、

  • 直感で得られた感覚をロジック (左脳) で検証する
  • 直感に従った行動後の結果を検証する (例: 失敗や学びは何か、次にどう活かすか)

いずれも、検証をすることによって直感がなぜ生まれたのかを理解しようとします。

直感が得られた瞬間は、なぜそうなのかは自分でも言語化できないことがあります。ロジックでの検証や、行動の後から振り返ることによって、直感は自分の何がベースになっているのかを見極めます。

自分の感覚では、このプロセスを通じて直感という暗黙知が形式知化されます。形式知化によって、次の直感 (新しい暗黙知) が生まれやすくなります。


最後に


今回は、自分がこれからどう働くかを考える上で、大切にしている判断軸を書きました。後半では直感についての考え方をご紹介しました。

判断軸も直感も、根底にあるのは自分の価値観と経験です。いずれも、過去の体験の総体として積み上がり形成されたものです。これからも自分が大切にする価値観とは何かは、向き合いたいことです。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。Google でシニアマーケティングリサーチマネージャーを経て独立し現職。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信しています。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。