今回は、自分の強みについてです。
- 自分には強みがない (見当たらない)
- どうすれば強みを持てるようになる?
- 自分の強みを見つける方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、自分の強みの見つけ方です。そもそも、強みとは何か、どうやって自分の中の強みを探せばよいかを解説します。
仕事やビジネスキャリアへのヒントになればと思います。ぜひ、最後まで読んでみてください。
強みとは何か
いきなりですが、強みとは何でしょうか?
強みとは、前提として相対的なものです。同じ特徴であっても、「どこで」 「誰が」 「何と」 比べるかによって、強みにも弱みにもなります。
つまり、自分がいる環境によって、強みは変わるのです。
ビジネスに当てはめれば、市場によって強みかどうかが決まります。個人で考えると、環境とは業界・会社・組織や職種によって、強みかどうかが変わるのです。
では、強みとは何かです。
強みとは、相手から選ばれる理由であり、自分が相手に提供する価値です。
強み = 選ばれる理由 = 提供価値
こう考えると、選ぶのは相手であり、価値に感じるのも相手だということがわかります。だからこそ、強みは相対的なものなのです。
強みの元になっているもの
それでは、何が自分の強みの元になっているのでしょうか?
強みをつくるのは、突き詰めていくと自分の好きなこと、得意なことです。
誰に言われなくても自分が熱中できる、夢中になるくらい好きなこと、ずっと続けられるものです。
ここに強みを見つける難しさがあります。自分が熱中していることや続けていることは、なぜそうなのかは自分のことですが、うまく言葉にできないことがあるからです。
強みの見つけ方 (3つのステップ)
さて、どうすれば自分の強みを見つけることができるのでしょうか?
自分の強みを見つける方法は、次の3つのステップになります。
強みの見つけ方
- 自分の特徴を把握する
- 特徴から強みを見つける
- 強みの源泉を理解する
[ステップ 1] 自分の特徴を把握する
強みを見つけるためには、まずは自分の特徴が何かを向き合うといいです。
自分に向き合う視点は、自分の好きなことや、得意なこと (続けられていること) は何かです。ここから自分の特徴を言葉にします。
[ステップ 2] 特徴から強みを見つける
次に特徴から強みを見つけていきます。
まずは特徴と強みの違いです。整理すると、以下になります。
特徴
- それ自体では相手にとって価値にはなっていないもの
- 製品で言えばスペックや機能にあたる
強み
- 相手にとっての価値になるもの
- 相対的なもの。比較されて初めて強みになる
特徴と強みの例を、私の場合で補足します。
特徴と強み (例)
- 特徴:思考の整理、言語化
- 強み:企画書や計画書、プレゼン、会議のファシリテーションなど、情報を整理しストーリーできる。可視化によって相手に新しい気づきを与える
自分の頭の中で思考を整理した状態では、まだ相手にとって価値にはなりません。思考の整理は、自分の特徴です。
情報が整理できていないことを整理したり、言葉や図で可視化すれば、相手は 「わからない」 から 「わかった」 へ、そして、新しい気づきを得ることができます。
これらは相手にとっての価値になるので、自分の強みです。
[ステップ 3] 強みの源泉を理解する
強みを把握する時に大事なのは、自分の強みは何が源泉になっているかです。
源泉が何かによって、自分の強みは人に簡単に真似されやすいのか、これからも強みとして持ち続けられるかどうかが見えてきます。
強みの源泉は、先ほどの私の場合を例を続けると、次のようになります。
強みの源泉 (例)
- 紙のノートのメモ。毎晩30~40分でノートに考えたことを書いている
- ブログ、note で毎日アウトプット
- ツイッターで思ったことを短文まとめにしてアウトプット
情報整理や、言語化や図による可視化という強みは、こうした日々の習慣による能力が源泉になっています。これだけのアウトプットは、他の人は簡単には真似できないことです (短期間はできても年単位では続けられない) 。
自分にとってはいずれも楽しいので、誰に言われなくても自分の内側からのモチベーションで続けられます。
まとめ
今回は、自分の強みについて書きました。強みとは何か、どうやって自分の強みを見つけるかです。
最後に今回の記事のまとめです。
強みの前提は相対的なもの。同じ特徴であっても、「どこで」 「誰が」 「何と」 比べるかによって、強みにも弱みにもなる。
強みとは、相手から選ばれる理由であり、自分が相手に提供する価値。選ぶのは相手であり、価値に感じるのも相手
[見つけ方 1] 自分の特徴を把握する
自分の好きなことや、得意なこと (続けられていること) は何か。ここから自分の特徴を言葉にする
特徴の例: 思考の整理や言語化
[見つけ方 2] 特徴から強みを見つける
自分の特徴から、何が相手にとって価値になるかを考える。特徴とは、それ自体では相手にとって価値にはなっていないもの (製品で言えばスペックや機能にあたる) 。
強みの例: 複雑な情報整理、企画書やプレゼンなどのストーリー、言葉や図による可視化。整理や可視化による相手への気づき
[見つけ方 3] 強みの源泉を理解する
強みを把握する時に大事なのは、自分の強みは何が源泉になっているか。源泉が何かによって、自分の強みは人に簡単に真似されやすいのか、これからも強みとして持ち続けられるかどうかが見えてくる
源泉の例: 毎日のアウトプット習慣 (紙ノート、ブログやツイッターなど)