
今回は、マーケティングについてです。
- マーケティングの考え方を身につけたい
- すぐに実践できるマーケティング思考とは?
- マーケティング思考を、会議・企画書・プレゼンに応用する方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、マーケティングの基礎となる考え方 (フレームワーク) です。
シンプルで、マーケティングだけではなく普段の仕事にも広く応用できる実践的なツールです。記事では、会議や企画書、プレゼンへの応用方法をご紹介しています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
マーケティングとは何か
皆さんは、マーケティングと聞くと、どのようなイメージを持っているでしょうか?
ビジネスでは広く使われる言葉なものの、マーケティングという言葉の定義は人によって異なるかもしれません。
私のマーケティングの定義を一言で言えば、消費者に選ばれる理由をつくる活動全般です。
選ばれる理由とは、提供者側である自分たちの強みであり、消費者にとっての価値です。
Why から始まるマーケティング思考
マーケティングでやることを突き詰めると、マーケティングは4つのフレームになります。順番に、Why, Who, What, How です。
マーケティングのフレーム
- Why: マーケティングの目的
- Who: 誰を顧客にするか (Win-Win になれる相手)
- What: 自分たちが選ばれるためにやること (提供価値につながること)
- How: 選ばれる確率を高める具体的な施策
まずは Why と Who を明確にし、何をどうやってやるかを考えていきます。シンプルなフレームで、マーケティングを考える時に役に立ちます。
このフレームはマーケティングだけに限らず、普段の仕事に応用ができます。
マーケティング思考の応用
応用例として、ここでは2つご紹介します。
- 会議
- 企画書や提案書 (プレゼン資料も同様)
[応用 1] 会議
ビジネスに限らず、会議は準備が大事です。
会議準備のために、マーケティング思考のフレームが次のように使えます。
会議への応用
- Why: 会議の目的 (何のために集まり時間を使うか)
- Who: 会議参加者は誰か。その中で議論や意思決定に特に影響を与えるキーバーソンは誰か
- What: ゴール設定 (会議の目的が果たされた具体的な状態) 、アジェンダ、必要な資料や事前課題
- How: 会議形式やプロセス (例: ブレストなのか報告会か、意思決定の仕方、時間配分)
[応用 2] 企画書や提案書
仕事での企画書や提案書、プレゼン資料の作成にもマーケティング思考のフレームは応用できます。
企画書や提案書への応用
- Why: 企画や提案の目的
- Who: 読み手。最も重要な読み手を1人に絞る
- What: その人が読んだ後に取ってもらいたい行動。その行動のために必要な情報
- How: 相手が読みたい (知りたい) 順番で企画書のストーリーにする
プレゼン資料のつくり方も同じです。
プレゼンの目的を明確にし、聞き手を設定します。聞き手にどんな行動を取ってもらいたいかから逆算してプレゼン資料をつくっていきます。
自分の 「顧客」 は誰か
ここまで、マーケティング思考のフレームを、会議や企画書などの仕事に当てはめる方法をご紹介しました。
マーケティングの考え方が広く使えるのは、なぜだと思いますか?
マーケティングでは顧客を設定しますが、同じことが仕事全般に当てはまるからです。つまり、たとえ社内であっても、会議の参加者や企画書を読んでもらう相手を 「顧客」 と見立てるのです。
普段の関係は上司や同僚でも、自分の仕事の相手を顧客とみなすことによってマーケティングの枠組みになります。
マーケティング思考のフレームは Why, Who, What, How という4つから考えますが、仕事相手を顧客とすれば、このフレームはとても役に立つあなたの武器になります。
まとめ
今回は、マーケティングの考え方、マーケティング思考のフレームの応用方法をご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
マーケティングとは一言で言えば、「消費者に選ばれる理由をつくる活動全般」 。選ばれる理由とは、提供者側である自分たちの強みであり、消費者にとっての価値。
突き詰めるとマーケティングのフレームは、
- Why: マーケティングの目的
- Who: 誰を顧客にするか (Win-Win になれる相手)
- What: 自分たちが選ばれるためにやること (提供価値につながること)
- How: 選ばれる確率を高める具体的な施策
このフレームはマーケティングだけに限らず、普段の仕事に応用ができる (例: 会議、企画書や提案書、プレゼン) 。
普段の関係は上司や同僚でも、自分の仕事の相手を 「顧客」 とみなすことによってマーケティングの枠組みになり、マーケティング思考は役に立つ。