今回は、自分の知識をどう増やすかについてです。
- 自分の知識をもっと増やしたい (頭がよくなりたい)
- 知識を増やすためにはどうすればいい?
- SECI モデルとは?
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事では SECI モデルというフレームから、知識をどう増やすか、仕事でなど本当に使える知識にするためにどうすればいいかを書いています。
自分の知識をもっと増やしたいと思っている方には参考になると思います。ぜひ最後まで読んでみてください。
SECI モデル (知識創造のスパイラル)
SECI モデルをご紹介します。
引用:サッカー熟練者の 「勘」 「コツ」 に基づくポゼッション技能の評価|びわこ成蹊スポーツ大学
SECI モデルとは、組織での知を創造し強化する方法を、フレームワークで説明するものです。
上の図のように4つの段階があり、サイクルをまわしながら知を獲得し強化します。
SECI モデル
- Socialization (共同化):組織の個々が暗黙知を得て、皆で伝達しようとする
- Externalization (表出化):共有を通して暗黙知が形式知化される
- Combination (連結化):それぞれの形式知が組み合わさり、新しい形式知になる
- Internalization (内面化):形式知を実践し、新しい暗黙知を得る
なお、形式知とは、言葉や図表・数式で説明や表現ができる知識です。
SECI モデルから考える 「知の強化」
SECI モデルには、どうすれば知の強化ができるかの示唆があります。
SECI モデルからの示唆
- 暗黙知を形式知にする
- 知識は使ってこそ意味がある
以下、それぞれについてご説明します。
[示唆 1] 暗黙知を形式知にする
SECI モデルの特徴は、暗黙知から形式知へ、形式知が次の暗黙知へと繰り返されることです。
では、どうすれば暗黙知を形式知にできるのでしょうか?
ポイントは、次の3つの状態にしておくことです。
暗黙知を形式知にする
- 言語化し、人に説明できる
- 他で応用できるなど、再現性がある (型になっている)
- 必要な時にいつでも取り出して使える
[示唆 2] 知識は使ってこそ意味がある
SECI モデルの4段階の最後は、Internalization という内面化です。
内面化とは、形式知を個々人が実践し、新しい暗黙知を自分の中に得ることです。
Internalization (内面化) が教えてくれるのは、形式知は使ってこそ意味があるということです。逆に言えば、知識は持っているだけでは十分ではありません。
自分の知識は、使ってみて初めて本当に使えるかがわかります。
知識を使うとわかること
- 活かせる領域はどこか
- その知識は今もまだ使えるのか (古くなっていないか)
- 自分の知識の価値 (自分ではそうは思っていなくても、人から評価されるなど)
知識を活用すれば、つまり行動をすれば新しい経験ができます。使えば使うほど、新しい知識を得られるのです。
次のようなサイクルを回し続けます。
自分の知識を増やす方法
- 暗黙知を形式知にする
- 行動し、形式知を使う
- 得られた経験から暗黙知を得る
まとめ
今回は、知識をどう増やすか、強化するかを書きました。
最後に今回の記事のまとめです。
- SECI モデルとは、組織での知を強化する方法を説明するフレームワーク。4段階を回し続ける。
- Socialization (共同化):組織の個々が暗黙知を得て、皆で伝達しようとする
- Externalization (表出化):共有を通して暗黙知が形式知化される
- Combination (連結化):それぞれの形式知が組み合わさり、新しい形式知になる
- Internalization (内面化):形式知を実践し、新しい暗黙知を得る
- 次の状態にすることにより、暗黙知を形式知にできる
- 言語化し、人に説明できる
- 他で応用できるなど、再現性がある (型になっている)
- 必要な時にいつでも取り出して使える
- 知識は使ってこそ意味がある。知識を活用すれば、つまり行動をすれば新しい経験ができる。使えば使うほど、新しい知識を得られる。
自分の知識を増やすために、以下を継続的に回す。
- 暗黙知を形式知にする
- 行動し、形式知を使う
- 得られた経験から暗黙知を得る