今回は、仕事のやり方と影響力についてです。
- 自分の仕事に 「テコ作用」 を入れるとは?
- 再現性を意識した仕事のやり方
- コピーされる側になろう
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、自分のやった仕事のインパクトをどう出すかです。
仕事を進めている時から再現性を意識して、自分のまわりに影響力を発揮する仕事の方法をご紹介します。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。
マネージャーの 「テコ作用」
まず最初にご紹介したい本があります。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT - 人を育て、成果を最大にするマネジメント という本です。
この本で言われているのは、マネジメントで重要なことは、自分の活動によってどれだけ組織全体にレバレッジをかけられるかです。
このことを、マネージャーの 「テコ作用」 と表現しています。
例えば、あるメンバーへマネージャーから伝えたアドバイスが他のメンバーにも当てはまると思えば、アドバイスを一般化して組織全体に共有することです。
アドバイスは1つですが、1人だけではなく全メンバーにも活かせるので、テコの原理によって、それだけ大きなインパクトを出せます。
テコ作用の応用
テコの作用はマネージャーではなくても、仕事に応用できます。
例えば、ある企業に営業提案資料をつくる場合です。
資料作成の段階から、他の企業への提案に使われるという汎用性を意識してつくってみると、レバレッジを効かせることができます。
具体的には、提案のストーリー構成を以下のような流れにすれば、他のメンバーも使える提案資料のひな形になります。
提案資料のストーリー構成
- 背景
- あるべき姿と現状
- 問題提起
- ソリューションと提供価値 (事例やアウトプットイメージも入れる)
- スケジュール
- 体制
- 価格テーブル
はじめから再現性を意識する
テコ作用の考え方を活かした仕事の例で、営業提案資料の場合をご紹介しました。
一般化すれば、仕事に取り掛かったはじめから再現性を意識して進める方法です。
再現性は2つあります。
2つの再現性
- 自分が次の機会で
- 他の人が別のところで
この両方で活かすことができれば、1回の自分の仕事にレバレッジがかかります。
コピーされる側
もう少し今回の 「So what?」 を考えてみます。
自分の仕事にテコ作用を入れ再現性を高めるとは、自分がやったことがコピーされるということです。
営業提案資料の例を出しましたが、単に資料がファイルコピーされるだけではなく、仕事に込めた姿勢や情熱、ストーリーの意図も含めてコピーされる側になるわけです。
自分のやることがどれくらいの影響力を発揮できるか、コピーされるくらい活用されるかという視点で、ぜひ自分の仕事に取り組んでみてください。
まとめ
今回は、マネージャーのテコ作用という考え方から、自分の仕事にレバレッジを効かすやり方をご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
マネジメントで重要なことは、自分の活動によってどれだけ組織全体にレバレッジをかけられるか (テコ作用) 。
例えば、あるメンバーへのアドバイスが他のメンバーにも当てはまれば、内容を一般化して組織全体に共有する。
テコの作用はマネージャーではなくても仕事に応用できる。
例えば、営業提案資料をつくる場合。資料作成の段階から他の企業への提案に使われる汎用性を意識してつくってみる。
仕事に取り掛かったはじめから再現性を意識して進める。別の見方をすれば、仕事に込めた姿勢や情熱、ストーリーの意図も含めて 「コピーされる側」 になることを目指す。
HIGH OUTPUT MANAGEMENT - 人を育て、成果を最大にするマネジメント