
今回は、フィードバックについてです。
- 厳しいフィードバックを受けたらどうする?
- フィードバックに向き合う方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、フィードバックへの向き合い方です。
特に厳しいフィードバックやネガティブな意見をもらった時に、どう対応するかです。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
フィードバックの見極め
いきなりですが、質問です。
フィードバックを受けた時、特に厳しい指摘やポジティブなものではないフィードバックをもらった時に、どのように対応しているでしょうか?
フィードバックはうまく向き合えば、自分の足りないところがわかるなど、成長につなげることができます。一方で、うまく対応できないと、せっかくの機会を活かせないばかりか、精神的な消耗になってしまうこともあります。
フィードバックは、必ずしも全てのものに向き合う必要はないです。
では、向き合ったほうがよいフィードバックを見極めるためには、どうすればよいのでしょうか?
Who と What で見極め
私は、Who と What の視点で、フィードバックを判断するようにしています。
Who とは、フィードバックをくれた人の見極めです。
こちらのことを思ってあえて厳しい指摘をしてくれる人か、それとも単に批判したい、悪意を持って言っくる人かです。
相手がどういうスタンスかによって、耳を傾けるかどうか、真摯に向き合うかを判断します。
2つ目の What はフィードバックが具体的かどうかです。
抽象的な内容だと、フィードバックを聞いて直すところや次の行動につなげにくいです。
可能なら、抽象的なフィードバックを本人に聞いて具体的なレベルにまで落とし込みます。事実にもとづいているか、根拠は何かと、掘り下げていきます。
フィードバックに向き合う姿勢
向き合うべきフィードバックだと判断したら、前提として持っておきたい姿勢は、フィードバックは自分に足りないこと、これからの自分の成長につながると思うことです。
厳しいフィードバックを受けると目を背けたくなりますが、厳しいからこそ自分に言い聞かせるようにします。
そして、大事なのは感情と論理を分けることです。
感情と論理を分ける
フィードバックに限らないことで、仕事でも意識したいと思うのは、感情的な自分と論理的な自分を切り離すことです。
感情に向き合う
厳しい内容のフィードバックを受けると、私は悔しい気持ちになったり、時にはぶつけがたい怒りの感情が生まれます。
大事だと思うのは、このような感情を持った自分を受け入れることです。無理やり蓋をしたり目を逸らして、自分の気持ちに嘘をつかないようにします。
客観視する (論理)
感情と論理を分けるために、感情は受け入れつつフィードバックの内容や自分のことを客観視するように意識します。
こういう時に大切にしたいと思っている言葉は、「刺激と反応の間には選択の自由がある」 というものです。
刺激とはフィードバックに当たります。反応は口にする言葉や行動です。そして、選択とは刺激から行動に移る前にどう捉えるか、解釈するかです。
選択に自由があるとは、刺激に対して反射的に一時的な怒りに任せたような言動を取ってしまうのか、それとも客観的に見て前向きに捉えようと決めるかです。
では、客観視をするためには、どうすればよいでしょうか?
例えば、私がよくやる方法には、次のようなものがあります。
自分を客観視する方法
- 状況を少し上から眺めているイメージを頭でする (バルコニーに上がる)
- 1年後に振り返ったとしたら、今の状況はどう言えるかを言葉にしてみる
- 過去の自分 (例えば小学生の自分) が今の自分を見た時に、この次の行動に注目しているとイメージする
前向きになる言葉と考え方
感情と論理を分けたら、最後は前向きになる言葉を意図的に使ってみます。
心の中でもよいですし、誰にも聞こえない程度でひとり言を言ってみるのもよいです。
具体的には、「ちょうどよかった」 と口にしてみます。不思議なもので、こう言うだけで目の前のことにポジティブになれます。
もう1つは、自分のストーリーができていると捉えます。
高く跳ぶためには一度しゃがんで低くなるように、次への成長の糧になっていると信じるようにします。曲線をグラフでイメージすると、アルファベットの N の時を少し時計回りに回転させた 「/|/」 の下がっているところに今はいると捉えます。
この後の自分の選択や行動次第で、再び右上がりの状態になると思い込むようにします。
まとめ
今回は、フィードバックへの向き合いについてでした。
特に聞きたくなかったと思うような、厳しい内容にどう対応するかの方法をご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
フィードバックは自分に足りないこと、これからの自分の成長につながる。
ただし、フィードバックは必ずしも全てのものに向き合う必要はない。向き合ったほうがよいフィードバックを見極めるために、Who と What の視点で、フィードバックを判断するようにしている。
Who はフィードバックをくれた人の見極め。こちらのことを思ってあえて厳しい指摘をしてくれたかどうか。
What はフィードバックが具体的かどうか。事実にもとづいているか、根拠は何か。
フィードバックへの感情と論理を分ける。
感情については、悔しい気持ちや怒りの感情を受け入れる。無理やり蓋をしたり目を逸らして、自分の気持ちに嘘をつかない。
論理は、フィードバックの内容や自分のことを客観視する。
- 「刺激と反応の間には選択の自由がある」 を思い出す
- 自分の状況を上から眺めるイメージをする
- 1年後の未来から振り返った時に何が言えるか
- 過去の自分が見た時にどう映るか
前向きになる言葉や考え方
- 「ちょうどよかった」 と口にする
- 次への成長の糧になっていると捉える