
今回は、グロースモデルについてです。
- グロースモデルとは? (note を例に)
- 自分のグロースモデルをつくってみたら
- 好循環で成長する方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、グロースモデルから考えるビジネスキャリアのつくり方です。
記事の前半では note を例にグロースモデルとは何かをご説明しています。後半ではグロースモデルを個人に当てはめ、キャリアのつくり方に応用しています。
ぜひ記事を最期まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
グロースモデルとは
いきなりですが、グロースモデルをご存知でしょうか?
グロースモデルとは、事業やプロダクトが持続的な成長をするためのロジック (ストーリー) を図にしたものです。
具体的には、以下のような図のイメージでモデル図を描きます。
グロースモデルのイメージ

グロースモデルの例 (note)
グロースモデルの例として、note の場合を見てみましょう。
次の図が、note のグロースモデルです。

引用: note 急成長の舞台裏と .com .jp ドメイン取得の経緯を聞いてきたよ (第1回) |決算が読めるようになるノート
グロースモデルからわかるのは、どのようなストーリーで成長を目指すかです。
note の場合は以下の好循環によって、note の施策が資産となり蓄積し、価値を提供していきながらの成長です。
note のグロースモデル
- クリエイターを集める
- 良質なコンテンツつくられる
- ユーザーが集まる。コンテンツがシェアされる
- note の魅力が上がり、クリエイターが集まってくる
蓄積される資産は、クリエイター、コンテンツです。note ユーザーも資産と見ることができます。
資産によって note の価値が上がりグロースモデルがまわるので、持続的なビジネスになります。
自分のグロースモデル
グロースモデルは、企業や商品・サービスだけではなく個人にも使えます。
以下は、私自身に当てはめたグロースモデルです。

6つのポイント
自分のグロースモデルを描いてみると、成長やキャリアをつくっていくためのポイントが見えてきました。
自分のグロースモデルのポイント
- 具体と抽象化
- 実践 (スキルや知見の活用)
- 価値提供
- 信頼の蓄積
- 新しい仕事につなげる
- 実践と価値提供が次の具体と抽象化へ
以下、それぞれについて順番にご説明します。
[ポイント 1] 具体と抽象化
1つ目のポイントは 「具体と抽象化」 です。
具体とは、自分が仕事でやったこと、人から聞いたこと・学んだこと、本などからのインプットです。これらを自分の言葉にして、アウトプットや発信をします。発信は、このブログや note 、ツイッター、インスタグラムです。
具体と抽象化のプロセスは、思考と言語化です。仕事での経験やインプットが専門スキルになり蓄積していきます。
[ポイント 2] 実践 (スキルや知見の活用)
2つ目のポイントは実践です。
具体と抽象化で得られたものを、実際の仕事で活用します。具体と抽象化を他に応用するのです。
時にはうまくいかないこともありますが、失敗を恐れずにチャレンジします。成功確率という打率よりも、どれだけアクションをしたかの打数を重視します。
失敗を新しく得たものは積極的に試してみて、「知っている」 を 「できる」 に変えます。
[ポイント 3] 価値提供
実践によって、相手に価値を提供できるかが3つ目のポイントです。
専門スキルや人脈などの自分が持っているものを活用し、一緒に働く相手や顧客、世の中にどれだけ価値を提供できるかです。
価値に転換できれば、次のポイントである信頼蓄積につながります。
[ポイント 4] 信頼の蓄積
ここで言う信頼には、2つの要素があります。
2つの信頼
- 仕事の成果への信頼
- 人としての信頼
仕事で期待した成果を出してくれるという信頼と、一人の人間として信頼できるという2つです。
価値を提供し続けることによって、少しずつ相手からの信頼を蓄積していきます。
[ポイント 5] 新しい仕事につなげる
新しく仕事が始まる時には、お互いの信頼がベースになっているのが良い仕事の入り方です。
相談や仕事への依頼の時に初めて直接会う場合も、それまでに例えばブログやツイッターの発信でこちらのことをある程度に知ってもらえていると、期待値がそろった状態でビジネスが始まります。
[ポイント 6] 実践と価値提供が次の具体と抽象化へ
グロースモデルの考え方は、好循環による成長です。一方通行のプロセスではなく、やっていることが次につながっていきます。
私の場合は、新しく試してみた実践や価値提供のプロセスを通じて得られる学びを、再び 「具体と抽象化」 に戻ると好循環になります。

グロースモデルをまとめると、次のようになります。
自分のグロースモデル
- 具体と抽象化 (思考と言語化) を実践し、価値提供から信頼を蓄積する
- 信頼が新たな仕事になっていく
- 実践と価値提供が新しい思考と言語化につながる
まとめ
今回は、グロースモデルについてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
グロースモデルとは、事業やプロダクトが持続的な成長をするためのロジック (ストーリー) を図にしたもの。
グロースモデルは、企業や商品・サービスだけではなく個人にも使える。
自分のグロースモデルを描いてみると、以下のようになる。

自分のグロースモデルのポイント
- 具体と抽象化
- 実践 (スキルや知見の活用)
- 価値提供
- 信頼の蓄積
- 新しい仕事につなげる
- 実践と価値提供が次の具体と抽象化へ