
今回は、熱中することについてです。
- 何かに熱中する時の法則とは?
- 熱中サイクルの掘り下げ
- 「ご褒美設計」 をつくる方法
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、どうすれば何かに熱中できるかです。
ものごとに熱中する時の法則をご紹介します。
取り上げている方法は汎用的なものなので、お仕事やプライベートでも広く応用できます。ぜひ記事を読んでいただき、参考にしてみてください。
熱中サイクル
皆さんは、趣味やお仕事でなど、何かに夢中になっている、熱中しているものはあるでしょうか?
ものごとに熱中する時は、共通する流れがあります。以下の4つがまわり続けることによって、熱中していきます。
熱中サイクル
- 興味
- 行動
- 達成
- ご褒美
それぞれについて、順番に補足します。
[サイクル 1] 興味
熱中の種は、自分のワクワクする気持ち、できそうだと思えること、あるいは人から求められるものです。
Will, Can, Must のいずれかの要素からです。
興味を持てばやってみようと思い、目標ができていきます。
[サイクル 2] 行動と達成
興味に駆られて行動を起こします。自分の手を動かしてみる、行ってみる、使ってみるなどです。
自分自身で自分をリードするように、一歩でも足を踏み出します。行動するとは、労力をかけたり、時間やお金を使います。
そして、行動によって実現すれば、最初に立てた目標が達成されます。やり遂げ、ゴールに到達します。
[サイクル 3] ご褒美
ご褒美とは、達成によって、何かしらのうれしいことが起こる、行動への労力が報われることです。
では、ご褒美とは具体的にはどのようなものでしょうか?
ご褒美の例
- 達成感, 充実感, うれしい気持ち
- 自己満足, 自己肯定感
- 自己効力感 (自分はできると思える)
- 新たな学びなどの知的興奮
- 他者からの承認, 評価, 褒められる
- 金銭的な報酬
- 社会的ステータス
労力とご褒美
熱中し夢中になる時には、行動への労力とご褒美の関係に共通点を見ることができます。
この2つが、「労力 < ご褒美」 となれば、次のサイクルに入りまわり続けます。
がんばった度合いに対して、達成後に得られるご褒美が多いと感じれば、もっとやりたくなるのです。気づけば熱中している状態です。
ご褒美設計
ご紹介している熱中のサイクルは汎用性があり、お仕事やプライベートでも応用できます。
ポイントは、自分にとっての 「ご褒美」 は何かです。ご褒美を理解し、意図的に設計することにより熱中サイクルをまわしやすくします。
ご褒美には、自分でコントロールできるものと、コントロールできないものがあります。ご褒美設計には、自分でコントロールできることを使います。
コントロールできるご褒美の例
- 自分で自分を認める・褒める
- 自分の成長に目を向ける (1ヶ月前や1年前と比べての自分の進歩)
- 目に見えるご褒美を用意する (何かできたら欲しかったものを買う)
一方の、自分でコントロールできない報酬とは何でしょうか?
コントロールできないご褒美
コントロールできない報酬とは、自分の外側から得られるものです。
具体的には、他者からの承認、評価、お金、出世や昇進、肩書などの社会的ステータスです。
これらは報酬として魅力に見えるかもしれませんが、コントロールできないものをご褒美にして行動から熱中しようとしても、いつも 「労力 < ご褒美」 になるとは限りません。ご褒美が少ない、あるいはゼロという場合もあります。
せっかくの自分の興味から行動に移せたのに、コントロール不能なご褒美設定によって熱中サイクルが止まってしまうわけです。
ぜひ、自分にとってのご褒美とは何か、ご褒美設計をどうつくるかを考えてみてください。自分自身の理解だけではなく、行動が変わり何かに熱中する・夢中になることにつながります。
まとめ
今回は、何かに熱中することについてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
1.
熱中サイクル
- 興味
- 行動
- 達成
- ご褒美
2.
熱中し夢中になる時とは、「労力 < ご褒美」 となれば、次のサイクルに入りまわり続ける。がんばった度合いに対して、達成後に得られるご褒美が多いと感じればもっとやりたくなり、気づけば熱中している状態になる。
3.
自分にとっての 「ご褒美」 は何か。ご褒美を理解し意図的に設計することにより熱中サイクルをまわす。ご褒美設計には、自分でコントロールできるものを取り入れると良い。例えば、自分を認める・褒める、自分の成長に目を向ける。