
今回は、ビジネスキャリアについてです。頂いた質問への回答になります。
この記事でわかること
ある方から、キャリア相談を受けました。
その時に伝えた三つのアドバイスを、こちらでもご紹介します。
キャリアで大切なこと
- 自分の軸をつくる
- 環境を選び、強みを磨く
- 常に変化をし、余白を持つ
[大切なこと 1] 自分の軸を持つ
一つ目に伝えたのは、何のために働くかの言語化です。
「自分の軸」 を持つことの大切さを伝えました。
自分の幸せのためか、ありたい自分の自己実現か、世の中への貢献なのか。働く目的、仕事の存在意義、思い描くビジョンなど言い方はいろいろありますが、要するに何のために働くかを自分の言葉で説明できるようにするといいです。
他の人に言われたからの他人の言葉ではなく、自分の言葉で、譲れないもの、判断軸として拠り所になるものです。
特に転職のようなキャリアの節目では、自分の軸は判断基準になります。日々の仕事でも、どう働くかを自分の軸に沿って見つめるといいです。
[大切なこと 2] 環境を選び、強みを磨く
二つ目に伝えたのは、キャリアの戦略です。
キャリア戦略
キャリア戦略とは、「目的を実現するために働く環境を選び、自分の特徴を最大限活用し、強みを磨くこと」 です。
ここで言う目的は、先ほどの自分の軸につながります。
一般的に戦略で考えることは、自分たちが持つリソースは何かです。というのは、戦略の私の定義は、「戦略とは目的達成のためのリソース配分の指針」 だからです。
キャリアも同じです。キャリアにおけるリソースとは、あなたが持っている専門スキルや人脈、時間、エネルギーや労力です。
キャリア戦略をつくっていくために、次のステップで考えるといいです。
キャリア戦略のつくり方
- 自己分析と自己認識をする
- 環境を選び、理解する
- 強みを発揮し、磨いていく
強みについて
強みについての補足です。
強みを発揮するには、まずは自己分析からあなた自身の特徴を理解します。そして、今いる環境で 「自分の何が強みになるか」 を見極めます。
自分の強みを磨き続ける姿勢も大事です。
強みを分解すると、以下の要素になります。具体的にどのような強みなのかを、自分の言葉で理解しておきます。
強みの要素分解
- 相手への価値提供を実現しているか
- 強みの源泉は何か
- その環境で際立っているか
- これからも強みであり続けるか (持続可能性)
- 自分の軸とつながっているか
[大切なこと 3] 常に変化をし、余白を持つ
皆さんは、プロのビジネスパーソンとして必須だと思う力は何だと思うでしょうか?
私が考える一つが、変化力です。
一回だけの変化ではなくて、常に変わり続ける力です。これを大切にしてほしいと伝えました。
では変化するためには、何をすればいいのでしょうか?
変化をするとは新しいことをやることです。あるいは、これまでやってきたことを意志をもって辞めます。
新しく始める・やめるという、常に何かを試し続けることが変化につながります。
新しいことの多くは失敗するでしょう。だからこそ、数を増やす、試すのをやめないのです。目安として、やることが10あれば、2つか3つは新しいことをやります。
新しい取り組みはさらに二つに分解ができます。一つは今までのやっていることから少しずらした応用、もう一つは全く新しい取り組みです。
変化をするため、新しい挑戦をするためには、余白を持つことが大事です。
今やってることに目一杯だと新しい試みをやる余裕がないからです。余白というスケジュールの余裕、何よりも精神的な余裕が必要です。
まとめ
今回はビジネスキャリアについてでした。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
キャリア相談を受け、伝えた三つのアドバイス
- 自分の軸をつくる
- 環境を選び、強みを磨く
- 常に変化をし、余白を持つ
自分の軸を持つ
何のために働くかの言語化。要するに何のために働くかを自分の言葉で説明できるようにする。
環境を選び、強みを磨く
自己分析と自己認識をする。環境を選び、自分の何が強みになるかを見極める。自分の強みを磨き続ける姿勢も大事。
常に変化をし、余白を持つ
変化をするとは新しいことをやる、これまでやってきたことを意志をもって辞める。変化をするため、新しい挑戦をするために余白を持つ。