
今回は PDCA についてです。
PDCA を時間軸の観点から見ていきます。
✓ この記事でわかること
- PDCA サイクルと仮説検証の期間
- 1サイクルの時間軸を意識しよう
- 全体像を広く捉える
- 空間的な視野、時間的な視野
この記事で書いているのは PDCA の回し方についてです。時間軸で大きい PDCA と小さい PDCA を比較することによって掘り下げていきます。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
PDCA と仮説検証
PDCA サイクルとは仮説立案と検証の期間です。
仮説が大がかりで検証に時間がかかるものは、それだけ1回の PDCA サイクルも長くなります。
例えば3ヶ年の事業計画です。事業計画で示したプラン (= 仮説) を検証するのに3年が必要だということです。
3ヶ年計画という大きな仮説を分解していき、大きな PDCA から小さな PDCA 落とし込みます。1年でサイクルを回す粒度、四半期で回す粒度、1ヶ月で回す粒度とブレイクダウンをしていきます。
1サイクルの時間軸を意識しよう
自分が関わっている業務の PDCA サイクル (仮説検証サイクル) の時間軸を把握しておくといいです。
例えばプロジェクトに参加していて、プロジェクト全体では1年が終了までの期間だとします。1年が意味するのはプロジェクトの最上位にある仮説が、検証して正しかったかどうかが分かるのに1年という時間が必要なのです。
これが大きい PDCA です。
では小さい PDCA は何でしょうか?
プロジェクト全体の中で自分がメインで担っているパートです。この仮説検証が1ヶ月なのか3ヶ月なのか、PDCA の1サイクルと見立ててどれぐらいの時間粒度なのかを把握しておくといいです。
横目で大きな PDCA サイクルを見ておき、目の前の自分の小さな PDCA サイクルに注力します。
全体像を理解する
ここまでの話を別の捉え方をすれば、全体像の中で自分がやっていることの位置づけを見極める重要性です。
大きな PDCA が全体像です。その中の自分がメインで関わり主導するのが小さい PDCA です。全体に対する部分です。
もし小さな PDCA を全体と見てしまうと視野が狭くなってしまいます。視野は空間的なフィールドの広さだけではなく、時間的な長さでの視野も広くとって見ておくといいです。
まとめ
今回は PDCA についてでした。時間軸の観点から大きな PDCA と小さな PDCA を掘り下げました。
最後に今回の記事のまとめです。
PDCA サイクルと仮説検証の期間
- PDCA サイクルとは仮説立案と検証の期間
- 仮説が大がかりで検証に時間がかかるものは、それだけ1回の PDCA サイクルも長くなる
1サイクルの時間軸を意識しよう
- 自分が関わっている業務の PDCA サイクル (仮説検証サイクル) の時間軸を把握しておく
- 横目で 「大きな PDCA サイクル」 を見ておき、目の前の自分の 「小さな PDCA サイクル」 に注力する
全体像を広く捉える
- 全体像の中で自分がやっていることの位置づけを見極める
- 大きな PDCA が全体像。その中の自分がメインで主導するのが小さい PDCA (全体に対する部分)
- 視野は空間的なフィールドの広さだけではなく、時間的な長さでの視野も広く見よう