今回は戦略についてです。
✓ この記事わかること
- 戦略を難しく考えすぎていないか?
- 戦略の定義 (本質)
- 本質から戦略のポイント (5つ)
この記事で書いているのは戦略についてです。戦略とはそもそも何か、後半では戦略を見たりつくる時のポイントを5つに絞ってご紹介しています。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
戦略の捉え方
この記事でお伝えしたいメッセージは 「戦略のことを難しく考えなくていい」 です。
一般的には戦略と聞くと、何か難しい高尚なものというイメージを持っていないでしょうか?
もちろん戦略のことを難しく語ろうと思えば、いくらでも難解に表現し説明することができます。
良い戦略とは突き詰めればシンプルです。今回の記事では、戦略とは何かをなるべく簡単にわかりやすくご説明します。
戦略の本質
ではそもそも戦略とは何でしょうか?
私の一言の定義があり、戦略とは目的を達成するための 「やること」 と 「やらないこと」 の決めごとです。
もう少しだけビジネス的な表現にするなら、戦略とは目的達成のリソース配分の方針です。リソースとは人・物・金です。個人でも同じで、何に時間やエネルギーを使うかです。
戦略のポイントを5つ
先ほどの戦略の定義から、戦略を見聞きしたり、つくる時のポイントが見えてきます。
✓ 戦略のポイント
- 目的は明確か
- 「やらないこと」 は何か
- 「やること」 の優先順位は明確か
- 実行できるか
- わかりやすいストーリーがあり語れるか
ではそれぞれについて順番に解説をします。
[ポイント 1] 目的は明確か
戦略とは目的を達成するためにあります。上位の目的がなければ、戦略はつくりようがありません。
まず目的があり、明確になっているからこそ戦略をつくることができます。戦略の前提となる目的が明確化が一つ目のポイントです。
[ポイント 2] 「やらないこと」 は何か
戦略の肝は 「やらないこと」 にあります。
ものごとを 「あれもこれも」 ではなく 「あれかこれか」 です。引き算の考え方です。
一見すると全て大事なことに見える中から 「何を捨てたか」 に戦略の性格や特徴が表れます。
[ポイント 3] 「やること」 の優先順位は明確か
捨てるものを決めて残った 「やること」 に注力します。
本当に重要なものとして残ったやることに対して、重要度や緊急度から優先順位をつくります。
[ポイント 4] 実行できるか
戦略は立てた時点ではまだ仮説です。
戦略は実行して初めて正しいかどうかが分かります。逆に言えば実行できない戦略は絵に描いた餅です。
戦略を見た時に自信を持って 「これなら実行できる」 と思え、戦略そのものを信頼できることがポイントです。
[ポイント 5] わかりやすいストーリーがあり語れるか
まるで物語のように戦略の1から10までをストーリーで語れるかどうかが五つ目のポイントです。
ストーリーとは、戦略の中身の順番や相互作用への理解です。最初にこれをやる、次にこれ、そして真打ちの登場のようにこれをするというふうにです。
きれいに起床転結になっていなくてもいいです。実行する自分たちが戦略の全体像を何も見なくても分かり、その中で自分たちの役割を言葉で語れることです。
まとめ
今回は戦略についてでした。
最後にまとめです。
戦略の本質
- 戦略とは目的を達成するための 「やること」 と 「やらないこと」 の決めごと
- 目的達成のリソース配分の方針
戦略のポイント
- 目的は明確か
- 「やらないこと」 は何か (何を捨てたか)
- 「やること」 の優先順位は明確か
- 実行できるか (戦略実行を信じられる)
- わかりやすいストーリーがあり語れるか