
今回は目標達成と習慣化です。
物質の三態から着想を広げています。
✓ この記事でわかること
- 物質の三態 (固体, 液体, 気体)
- 目標達成の液化と気化
- 習慣化のプロセスを三態から
物質の三態をメタファーにして、目標達成や習慣化のポイントを掘り下げています。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
物質の三態
今回は物理から着想を広げた話です。物質には3つの状態があり、固体・液体・気体です。水なら、固体が氷、液体が水、気体が水蒸気です。
記事で書いているのは、物質の三態をメタファーにした学べることで、具体的には目標達成と習慣化です。
では目標達成から当てはめてみましょう。
目標達成と液化と気化
まずは固体からです。
固体のイメージを目標に当てはめると、確固たる目標を持ち固い意志があります。何としても目標を達成するという強い気持ちです。
一方でこの段階では目標のことを意識していないと頭から離れてしまうこともあります。
次に液体です。
地面に水が染み込むように、目標が自然なものに腹落ちしています。目標に対して気負いすぎていません。これが目標の液体になっている状態です (目標の液化) 。
では、気体はどうなるでしょうか?
目標が空気のように自分にとって当たり前の存在になります。目標が気体のようになった状況です (目標の気化) 。
以上のような 「固体 → 液体 → 気体」 とプロセスを踏むことによって、目標が自分にとってより身近で自然なものになっていきます。
✓ 目標達成の液化と気化
- 確固たる目標を持ち、固い意志がある。何としても目標を達成するという強い気持ち [固体]
- 地面に水が染み込むように目標が自然なものに腹落ちする [液体]
- 目標が空気のように自分にとって当たり前の存在になる [気体]
* * *
では次に、習慣化を物質の三態を当てはめてみましょう。
習慣化のプロセスを三態から
物質の三態で思ったのは、何かを習慣化にするプロセスに似ています。
固体から順番に習慣のつくられ方を見ていきましょう。
[習慣化 1] 固体
新しいことを習慣にしたり、良くない習慣をやめること (例: 禁煙) は、これまでの自分が続けてきたことから変化することです。
変化が大きいほど、新しい習慣にしたりこれまでの悪習慣をなくすハードルが高くなります。習慣化で最初にして最大の障害があります。
これが習慣化の固体のイメージです。固体のように硬くて動かず、自分の目の前に明確なハードルが存在しています。いやが応でも習慣化していることに自分の意識が向いている状態です。
[習慣化 2] 液体
しばらく続けていると、例えば3週間ですが、習慣にしたいこと (または辞めたいこと) が定着してきます。
この状態が 「習慣の液化」 です。お風呂の湯船のお湯が身体に馴染むように、始めた当初に比べると自分の日常に習慣化したいことが自然と入り込んできます。
しかし、まだ完全には習慣として確立していません。油断をすれば水が流れてしまうように、新しい習慣はなくなってしまいます。
[習慣化 3] 気体
さらに続けると、例えばの目安は3ヶ月ですが、習慣になります。
まるで空気のように自分の中に習慣が存在します。それをやっていることは意識していなく、また習慣にするために取り組むという努力が必要なくなります。
それぐらい当たり前の空気みたいなものになります。
まとめ
今回は物質の三態 「固体, 液体, 気体」 をメタファーにして、目標達成と習慣化のコツを取り下げました。
最後に記事のまとめです。
目標達成の液化と気化
- 確固たる目標を持ち、固い意志がある。何としても目標を達成するという強い気持ち [固体]
- 地面に水が染み込むように目標が自然なものに腹落ちする [液体]
- 目標が空気のように自分にとって当たり前の存在になる [気体]
習慣化のプロセスを三態から
- 習慣化にしたいことが硬くて動かず目の前に明確なハードルが存在している [固体]
- 始めた当初に比べると自分の日常に習慣化したいことが自然と入り込んでくる。油断をすれば水が流れてしまうように、新しい習慣はなくなってしまう [液体]
- まるで空気のように、やっていることは意識していなく努力も必要なくなる [気体]