今回は人のタイプについてです。
タイトルにも書いたように、マーケティングや経営のフレームを応用した人のタイプ分けをご紹介します。
✓ この記事でわかること
- 人の4タイプ
- マーケティングフレーム
- 経営戦略にも通じる
私が普段の仕事でも使っている人の見方をご紹介しています。シンプルに4タイプに分ける方法です。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
きっかけはレターへのコメント
今回、書こうと思ったきっかけは毎週配信しているニュースレターでした。
レターの読者の方から、次のようなコメントを Peing の質問箱にいただきました。

後半のコメント 「人間のタイプから学ぶマーケティングや、人材育成、経営・営業戦略」 について、着想を広げて書いています。
人の4タイプ
私が普段から使っている人のタイプをご紹介しますね。
5W1H の4つからで、Why 型、What 型、How 型、Who 型です。それぞれ、次のようなイメージです。
✓ 人の4タイプ
- Why 型: なぜやるのかを重視。存在意義やビジョン。起業家などのリーダー
- What 型: 何をやるのか。戦略。参謀タイプ
- How 型: どうやるのか。実践と方法に長けている。マネージャーや現場リーダー
- Who 型: 誰との人間関係を重視。協調性や共感。ムードメーカー
どんな人も4つの要素は少なからず持っていてミックスされています。ただし4つをバランスよくというわけではなく、人により配分が異なります。
Why が強い人、What が強い人など、人を見る時に Why, What, How, Who のどのタイプかを見るようにしています。
* * *
マーケティングフレームとの共通点
人の4タイプでご紹介した Why, What, How, Who はマーケティングのフレームに共通します。
✓ マーケティングフレーム
- Why: マーケティングの目的, ブランドの存在意義
- What: 目的を達成するための戦略 (やること, やらないことの方針)
- How: マーケティング施策 (戦略からの実行策)
- Who: ターゲット顧客, 協業プレイヤー (例: 広告会社, 調査会社, 小売)
Why から順に具体性と一貫性を持ってつくっていけば、マーケティング戦略と施策までがつながります。
経営戦略フレーム
Why, What, How, Who の4つは、経営戦略にも通じます。
具体的には次のように当てはまります。
✓ 経営戦略フレーム
- Why: 経営理念 (ビジョン, ミッション, バリュー (価値基準) )
- What: 経営戦略
- How: 各事業戦略
- Who: 社内外のステークホルダー (顧客, 経営陣, 従業員, 株主・債権者, 取引企業)
まとめ
今回ご紹介した Why, What, How, Who の4つは汎用的に使えるフレームです。
見てきたように、個人のレベル (人の4タイプ) 、マーケティング、経営戦略です。Why, What, How, Who の切り口は覚えておいて損はないです。
最後に記事のまとめです。
人の4タイプ
- Why 型: なぜやるのかを重視。存在意義やビジョン。起業家などのリーダー
- What 型: 何をやるのか。戦略。参謀タイプ
- How 型: どうやるのか。実践と方法に長けている。マネージャーや現場リーダー
- Who 型: 誰との人間関係を重視。協調性や共感。ムードメーカー
マーケティングフレーム
- Why: マーケティングの目的, ブランドの存在意義
- What: 目的を達成するための戦略 (やること, やらないことの方針)
- How: マーケティング施策 (戦略からの実行策)
- Who: ターゲット顧客, 協業プレイヤー (例: 広告会社, 調査会社, 小売)
経営戦略フレーム
- Why: 経営理念 (ビジョン, ミッション, バリュー (価値基準) )
- What: 経営戦略
- How: 各事業戦略
- Who: 社内外のステークホルダー (顧客, 経営陣, 従業員, 株主・債権者, 取引企業)