
今回は、新しい企画を進める方法をご紹介します。
✓ 仕事で企画を進める時のノウハウ
- 企画の Why, What, How
- 小さく始める
- Will, Can, Must
今回は企画を作る時に参考になると思う Tips や考え方で、3つご紹介します。
記事を読んでいただきたいのは、仕事で企画をつくる状況にある方です。
上司に 「何か新しい企画を考えて」 と言われたり、自分でやりたいことがあるものの企画をどう進めていいかわからない方に参考になると思います。
この記事からわかることは、企画をつくって進めるためのノウハウです。ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
企画を進める方法
最初に結論からです。今回ご紹介したいのは次の3つの方法です。
✓ 企画を進める方法
- 企画の Why, What, How
- 小さく始める
- Will, Can, Must
では順番にご説明しますね。
[方法 1] 企画の Why, What, How
これは頭の中にある企画イメージや内容を、ドキュメントやスライドに整理しまとめるフレームです。
Why, What, How の3つは、それぞれ次の内容です。
✓ Why: なぜやるのか
- 企画の存在意義や目的
- 経緯も含めた背景
- 問題意識
✓ What: 何をやるのか
- 自分 (たち) がやりたいこと, やるべきこと
- 企画のゴールイメージと成功条件
- 風呂敷を大きく広げたゴールと、直近の現実的なゴール設定
✓ How: 具体的に企画をどう進めるか
- 関係者, 関係部署, 社外の協業会社
- 具体的なタスク (何を, 誰が, いつまでに)
- 全体スケジュール
- 必要な予算と根拠
- 想定リスク, 懸念
[方法 2] 小さく始める
私の好きな英語の言葉に 「Think big, start small」 があります。日本語に訳すと 「志は大きく、スタートは小さく」 です。
企画でも同じです。この企画によって最終的にここまで成し遂げたいという大きな構想を描き、最初の着手は小さく始めます。
小さく始める方法は具体的には、できることから・ありものを使って商品アイデアやイベント企画を考えたりつくります。アイデアをまずは粗くてもいいので形にして、小さく仮説検証を繰り返します。
アイデアの具現化ステップは、例えば次のような3つです。
1. ペーパープロトタイプ
- ドキュメントやスライドに企画内容をまとめる
- 身近な同僚や上司、想定顧客にぶつけてアイデアの筋が良いかのフィードバックを得る
2. 初期プロトタイプ
- ありものでやりたいことを再現し実際に近いものをつくってみる
- 例えばコミュニティを Facebook メッセンジャーで再現する, 配信に YouTube や音声配信なら stand.fm を使ってみる
- プロダクト開発で MVP と呼ばれるもの (Minimum Viable Product (実用最小限の製品) )
3. 本格的な実現
- 自前で開発したり有料版サービスを使うのは以上のようなアイデア検証をやってから
- 逆に言えばいきなり本格的なアイデア実現には入らない
[方法 3] Will, Can, Must
3つ目にご紹介したい方法は Will, Can, Must です。これは働きがいの3つの要素からです。

出典: 飛企画
✓ Will, Can, Must
- Will: 自分 (たち) がやりたいこと
- Can: できる, できそうなこと
- Must: 相手から求められていること
先ほどの図のように、Will, Can, Must の3つが重なったところがスイートスポットです。企画に当てはめると、企画を進める意義が大きいことです。
最初に企画を考える時、そして企画が進みはじめてからも、Must という相手から求められていることだけではなく、企画に自分がやりたいことの Will の要素があるかを意識するといいです。
相手から求められていることと、自分のやりたいことの交差点に企画成功のヒントがあります。
まとめ
今回は企画を進める方法についてでした。
最後にまとめです。
企画を進める方法
- 企画の Why, What, How
- 小さく始める
- Will, Can, Must
企画の Why, What, How
- Why: なぜやるのか (存在意義や目的)
- What: 何をやるのか (ゴールイメージと成功条件)
- How: 具体的に企画をどう進めるか
小さく始める
- Think big, start small (志は大きく スタートは小さく)
- アイデアをまずは粗くてもいいので形にして小さく仮説検証を繰り返す
- ペーパープロトタイプ → 初期プロトタイプ → 本格的な実現
Will, Can, Must の重なりに意義を見出す
- Will: 自分 (たち) がやりたいこと
- Can: できる, できそうなこと
- Must: 相手から求められていること
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