出典: TV LIFE web
今回は明石家さんまさんのトーク術に学べることをご紹介します。
✓ この記事でわかること
- 15年くらいぶりに見たさんま御殿
- 明石家さんまさんの神トークの分析
- マーケティングへの応用
よかったら最後までぜひ読んでみてください。
明石家さんまさんの神トーク
めちゃくちゃ久しぶりに 「さんま御殿」 を見ました (自宅にはテレビチューナーレスのテレビだけしかないので TVer での見逃し配信からです) 。
さんま御殿を見たのはたぶん15年ぶりとかです。
さんま御殿
さんま御殿を調べてみると番組が始まったのは1997年でした。25年以上も続いている長寿番組です。
番組のフォーマットが全く変わっていないのも特徴的です。
- 番組 MC は明石家さんまさん
- ゲストは10名ほど
- 1回の番組でテーマが2つ
- テーマに沿った視聴者投稿の再現 VTR
- そのテーマにまつわるエピソードをゲストが披露
再現 VTR の作りもずっと変わっていないです。
トーク術の分析
明石家さんまさんの MC でのトークを観察してみると 「問いの構造化」 ができています。さんま御殿を久しぶりに見ての発見でした。
✓ 問いの構造化
- 深める [縦]
- 広げる [横]
- 過去や未来とつなげる [時間]
さんまさんは具体的には次のようなトークをしています。
✓ 深める [縦]
- そやな [同意]
- たとえば [具体化]
- ほんで [促し]
- それどういうこと [要するに]
- なんでなん [理由]
✓ 広げる [横]
- ◯◯ (他のゲスト) はどう思うんや?
- 次々に話を振り、賛同するか同じようなことがあるかを訊く
✓ 過去や未来
- 昔はどうやったん? [過去]
- 今後どうしたいん? [未来]
✓ 点と点をつなげる
- 少し前の違う話題での笑いネタを、今の話題とつなげてオチにする
- 自分で言うだけではなく、(お笑い芸人ではない) ゲストにおいしいところを言わす
ゲストに楽しく話してもらう秘訣
さんまさんのトークは縦と横、そして時間の 「問いの構造化」 によって展開していきます。縦と横の問いで 「面」 になり、さらに時間軸が加わり3軸で立体化していくイメージです。
MC のさんまさんだけが目立ちすぎることはなく、問いをうまく使いゲストに話してもらうことで会場全体が盛り上がっているんですよね。さんまさんのトークにはゲストに楽しく話してもらうという配慮や優しさがあります。
マーケティングへの応用
明石家さんまさんの神 MC とも言えるトーク術にはマーケティングにも示唆があります。
例えば1つ挙げるとマーケティングリサーチでのインタビューです。
さんまさんの 「問いの構造化」 はインタビューでそのまま使えます。
✓ インタビューへの活用
- 縦の質問から掘り下げやまとめをする
- 横の質問で話を振る
- 時間軸を広げ過去を訊いたり未来のことを話してもらう
- インタビュー中の別の箇所で言っていたことを引用し、今の話につなげる
インタビュアーとしてだけではなく、もっと一般化すればコミュニケーションへの姿勢にも学びがあります。
✓ 話を聞く相手への姿勢
- 自分が話す時間は最小限にとどめる
- 聞く相手のことをリスペクトする
- 相手に興味を持っていることを言葉で伝え表情でも示す
- 笑顔を絶やさず、時には笑いを入れる
明石家さんまさんに限らず、その道の一流の方々からは学べることはたくさんあります。
まとめ
今回はさんま御殿の明石家さんまさんのトークから学べることを見てきました。
最後に学びのポイントをまとめておきます。
✓ 明石家さんまさんからの学び
- 深める (縦) 、広げる (横) 、過去や未来とつなげる (時間) からの問いの構造化
- 話を聞く相手への姿勢は、自分が話す時間は最小限にとどめ、相手をリスペクトし、興味を持っていることを言葉や表情で伝える。笑顔を絶やさず笑いを入れる
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