
Free Image on Pixabay
転職や新卒での採用面接についてです。
私のメンターの一人が、採用面接で聞く質問の話をしてくれました。興味深かったので、聞いた内容と思ったことを書いています。
エントリー内容です。
- 採用面接で必ず相手に聞く質問
- 期待する答え、質問の意図
- 先に 「問題の質」 を上げる
採用面接で必ず相手に聞く質問
メンターから聞いたのは、採用面接で、採用候補者に必ず聞く質問の一つに、「もし xxx のマーケティングを担当するとすれば、あなたは何をしますか」 があるそうです。
例えば、ツイッターのマーケティングやインスタグラムのマーケティングをどうするかです。マーケティングではなくても、デザインやプロダクトそのものを指定することもあるとのことです。何を選ぶかは、面接相手のバックグラウンドによります。
期待する答え、質問の意図
この質問に相手が最初に何を答えるかです。
期待する答え
面接相手に期待するのは、以下の後者です。
- アイデアを話す:自分の考えるマーケティング戦略や施策の方法を答える
- 前提をそろえる:マーケティングのやり方を答える前に、どういう状況下に置かれているのかを確認する。例えば、マーケティング戦略立案の前提になる、抱えている問題は何か、マーケティングの目的、ターゲットユーザー
質問の意図
この質問の狙いは、2つです。
- どんな思考プロセスか。答え (アイデア) の前に、問題設定などの前提を明確にするかどうか
- コミュニケーションをどのようにとるか。答えに行き着く前に会話のキャッチボールから、お互いに問題設定や目的のすり合わせができるか
先に 「問題の質」 を上げる
この質問と期待する答えのポイントは、先に 「問題の質」 を上げることです。
順番は問題設定を明確にし、その後に 「解の質」 を高めます。ソリューションからではなく、イシューから始めているかどうかです。
いかに 「本当に解くべき問題は何か」 の答えの前提となる問題設定を、まずは磨き込みます。これをやって、初めて問題をどう解くかを考えます。
面接での質問は、意図的に問題設定の条件をせずに聞いています。
問われているのは、自ら前提条件を明確にする姿勢があるか、コミュニケーションによって前提を見い出すことができるかです。
最後に
イシューから考え、問題の質を高めることの重要性は、別のエントリーで書いています。
よろしければ、ぜひご覧ください。