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今回は、アイデアのつくり方です。
- 自分にはアイデアのセンスがない…
- 人に自分のアイデアを見せるのをためらってしまう
- どうすればアイデアに自信が持てる?
こんな疑問に答える内容をブログに書きました。
アイデアをつくり、磨くためのフレームワークをご紹介します。ぜひお仕事などでの参考にしてみてください!
優れたアイデアを生むフレームワーク
アイデアのちから という本に、優れたアイデアを創るためのフレームワーク 「SUCCESs」 が紹介されています。
以下の6つの観点で、それぞれの英語の頭文字を取って SUCCESs (成功) と表現されています。
- Simple (単純明快)
- Unexpected (意外性)
- Concrete (具体的)
- Credential (信頼性)
- Emotional (感情に訴える)
- Story (物語性)
それぞれを補足すると、次のようになります。
- Simple (単純明快):アイデアがシンプルで、わかりやすいこと。核となる部分は何か、明確になっているか
- Unexpected (意外性):驚きがあり、アイデアに関心を持たれ、もっと知りたいと思ってもらえるか
- Concrete (具体的):抽象的ではなく、具体的なイメージを持ってもらえるか。具体的であれば理解してもらいやすい
- Credential (信頼性):実現できると信じてもらえるか。根拠は何か。客観性や信憑性があるか
- Emotional (感情に訴える):心にかけてもらえるか。他の人に伝えたいという気持ちになるか
- Story (物語性):そのアイデアに基づいて行動できるようになるか。原体験などの体験に基づいているか
SUCCESs を使ってみて思ったこと
優れたアイデアを生むフレームワークを、仕事で使ってみました。実際に使って思ったことです。
このフレームが役に立つと思ったのは、一言で言えば 「0 → 1」 よりも、さらに 「1 → 10」 の段階で有効だということです。つまり、アイデアを創った後の、そのアイデアが優れているかどうかの検証に役に立ちます。
思いついたアイデアを実現するために、魅力的に見えるようにどうすればよいか、どのようにアイデアを伝え多くの人を巻き込んでいくかです。このためにアイデアを検証したり整理するために使えます。
例えば、プレゼンで、聞く相手の立場でプレゼンストーリーに抜けている視点がないかのチェックに使えます。
スタートアップ企業が資金調達のためへの投資家への説明で、自分たちのアイデアの魅力や可能性を語る時のチェックリストにもなります。
アイデアの 「1 → 10」 に使いやすいとは、アイデアを磨き込み質を高め、自分たちが信じるアイデアへの賛同が得られることです。
まとめ
今回は、アイデアを出すために、そして、アイデアを磨くためのフレームワーク 「SUCCESs」 をご紹介しました。
最後に記事のまとめです。
- フレームは、Simple, Unexpected, Concrete, Credential, Emotional, Story 。良いアイデアとは、シンプルで意外性があり、具体的。かつ、信じられ、自分の感情に訴えるものがあり、アイデアに基づいて行動したくなるような物語性があること
- このフレームが役に立つと思ったのは、「0 → 1」 よりも 「1 → 10」 の段階で使えるということ。アイデアを磨き込み質を高め、自分たちが信じるアイデアへの賛同が得られるようにするチェックポイントになる