
今回は、情報整理についてです。
- 頭の中や考えがうまく整理できない
- 情報の整理をどうすればいい?
- 自分の意見を持つ方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
情報や頭の整理をする時に、大切にしているポイントをご紹介します。
とてもシンプルな考え方ですが、役に立つ方法です。ぜひ、仕事での情報整理、思考の整理で使ってみてください
分けて考える
私が情報の整理で大事だと思うことは、「事実」 と 「意見」 を分けることです。
例えば、仕事で報告書をつくる際には、どこまでが事実なのか、事実に対して自分が思ったことや提言などの意見を、はっきりと区別します。
何が事実で、何が自分 (レポート作成者) の意見なのかが、読み手にわかるようにします。
さらに、意見は2つに分けるとよいです。「解釈」 と 「応用」 です。
解釈
- 事実は何を意味するのか
- 要するにどういうことか
- 本質は何か
応用
- 本質だと思ったことは、他のことに当てはまらないか (横展開)
- 自分の仕事に応用するとどうなるか
報告書の例に当てはめると、自分が直接見聞きした事実に対して、何を意味するのか、奥にある本質は何かが 「解釈」 です。
解釈から一歩踏み込み、自分たちの組織やビジネスに、その解釈がどう展開できるかを考えるのが 「応用」 です。
ここまでをまとめると、情報の整理や思考整理で大切なのは、3つに分けて考えることです。
3つに分けて考える
- 事実
- 解釈
- 応用
事実は何のためにあるのか
3つのうち、1つめの 「事実」 についてです。
そもそも、事実とは何のためにあるのでしょうか?
ビジネスの文脈では、事実とは一次情報やデータ (ローデータ) です。
大事なことは、データや一次情報などの事実から、どんな意味合いを抽出するかです。データは材料です。
データや一次情報は過去や現在のことです。意味合いを抽出し、解釈と応用を見い出すことは、未来を見据えるということです。ここに事実の意味合いがあります。
逆に言えば、事実を把握していても未来のために使えていなければ、データや一次情報を有効に活用できているとは言えません。
自分の意見を持つために
事実とは、誰にとっても同じです。
問われるのは、事実を踏まえ意見を持つこと、意見には解釈と応用を入れることに、どれだけ自分ならではの着眼点を持てるかです。
仕事であれば、自分たちのビジネスの背景を理解し、その文脈においてどんな解釈 (事実への本質理解) 、解釈を経ての応用 (例えば提案) をつくるかです。
ここに事実から自分なりの価値を出せるかが、プロフェッショナルのビジネスパーソンには求められます。
まとめ
今回は、情報整理や思考整理についての方法をご紹介しました。ポイントは、事実と意見を分けること、意見はさらに解釈と応用に分けて考えることです。
最後にまとめです。
- 情報の整理では、3つに分けて考える。「事実」 「解釈」 「応用」 。
解釈とは事実に対して本質は何か、応用とは解釈を他のことに当てはまらないかを考えること
- 事実で大事なことは、データや一次情報などの事実から、どんな意味合いを抽出するか。
事実は過去や現在。意味合いを抽出し、解釈と応用を見い出すことは未来を見据えるということ
- 解釈と応用に自分ならではの着眼点を持てるか。
仕事であればビジネスの背景を理解し、その文脈においてどんな解釈 (事実への本質理解) 、応用 (例えば提案) をつくるか