今回は、業務プロセスやプロジェクトの改善についてです。
- 業務プロセスやプロジェクトを邪魔する犯人は?
- ボトルネックとは?
- ボトルネックを解消する方法
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、業務プロセスを改善したり、プロジェクトを進めるために大事なことです。
業務プロセスやプロジェクトを遅らせる 「ボトルネック」 について書いています。
そもそもボトルネックとは何か、ボトルネックを解消するためにどうすればよいかを解説します。ぜひ記事を読んでいただき、仕事での参考にしてみてください。
ボトルネックとは何か
業務プロセスを遅くしたり、プロジェクトを進捗を妨げる要因には、何があるでしょうか?
業務やプロジェクトには、ボトルネックがあります。
ボトルネックとは、業務や工程の流れを滞らせる最も大きな要因です。これを解消できれば全体の流れにも影響を与えます。プロセスを水の流れに見立てた時に、ボトルネックの箇所で水がつまっているイメージです。
業務プロセスやプロジェクトを円滑に進めるためには、ボトルネックがどこにあるか、具体的に何か、どう解消するかを常に意識することが大事です。
ボトルネックの見極めから解消までのステップ
では、ボトルネックをどう判断し、どのように解消すればよいのでしょうか?
ボトルネックの見極めと解消は、次のステップで進めます。
ボトルネックの見極めと解消
- プロセス全体の流れを図解し可視化する
- どこがボトルネックかを見極める
- ボトルネックを解消する
ポイントは1つ目です。
全体の流れをストーリーにし構造化し、いかに可視化できるかです。
グロースモデルでの可視化
私が可視化をする時によく使うのは、事業や業務のグロースモデルの図です。
百聞は一見に如かずなので、以下が note のグロースモデルです。
note では次のようなモデルをシンプルにつくり、あらゆる施策をこのモデルに沿って考え、実行しているそうです。
引用: note 急成長の舞台裏と .com .jp ドメイン取得の経緯を聞いてきたよ (第1回) |決算が読めるようになるノート
note のセンターピンは、作者 (クリエイター) を集めることです (図の一番左) 。
クリエイターが集まれば note でのコンテンツが増えていきます。ユーザーが増え、コンテンツが楽しまれシェアされ、それがまたクリエイターを集めるという好循環です。
このサイクルがまわるごとに、note というプラットフォームは成長していきます。
可視化からボトルネックの見極め
しかし、どこかにボトルネックがあれば、成長プロセスがうまくまわりません。
例えば、クリエイターが集まりコンテンツが増えたとしても、ユーザーにとって楽しめるコンテンツでなければ、読者が集まらず、その後のシェアにはつながりません。ボトルネックは 「楽しめるコンテンツの不足」 となります。
グロースモデルのような全体の流れと因果関係のストーリーが可視化できれば、ボトルネックの仮説が立てやすくなります。
仮説がつくれれば、関係者へのヒアリングや現場を直接見て、実際に仮説通りのボトルネックになっているかどうかを検証します。
ボトルネックはなくならない
無事にボトルネックが解消できたとします。
この時に重要なのは、次に新しいボトルネックが表れることです。ボトルネックはなくならないのです。
先ほどの note のグロースモデルでは、仮にボトルネックが楽しめるコンテンツの不足と置いてみました。これは、グロースモデルでの 「読者が集まらない」 への流れが滞っている状態です。
引用: note 急成長の舞台裏と .com .jp ドメイン取得の経緯を聞いてきたよ (第1回) |決算が読めるようになるノート
施策を行ない、楽しいコンテンツが増えてきても、ユーザーがシェアする仕組みが整っていなければ、ボトルネックは 「ユーザーのシェア」 に移動します。
ボトルネックがなくならないとは、ボトルネックとの戦いはエンドレスに続くということです。
可視化をし、ボトルネックを見極め、ボトルネックを解消するというサイクルを常にまわし、いつでも 「どこにボトルネックがあるか」 の意識が大切なのです。
まとめ
今回は、業務プロセスやプロジェクトに発生するボトルネックについてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
ボトルネックとは、業務プロセスを遅くしたりプロジェクトを進捗を妨げる最も大きな要因。
業務プロセスやプロジェクトを円滑に進めるためには、ボトルネックがどこにあるか、具体的に何か、どう解消するかを常に意識することが大事。
ボトルネックの見極めと解消のステップ
- プロセス全体の流れを図解し可視化する
- どこがボトルネックかを見極める
- ボトルネックを解消する
ボトルネックの仮説を立て、関係者へのヒアリングや直接現場を見に行き、実際にボトルネックかどうかを判断する。
無事にボトルネックが解消できたとしても、次に新しいボトルネックが表れる。ボトルネックはなくならないという認識が大事。ボトルネックとの戦いはエンドレスに続く。