
今回は、(仕事で大切な) 事実と意見を分けることについてです。
- 事実と意見を区別するコツは?
- 意見をさらに分解すると?
- 事実には5種類がある
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、事実と意見を分けることの重要性です。
書いている内容は、
- どうすれば事実と意見を区別できるか
- 意見を分解した掘り下げ
- 事実の種類と、事実を見極める方法
事実と意見を分けて考えたり、相手に説明する時も区別できると、仕事のできが違ってきます。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
事実と意見の区別
仕事において、事実と意見を分けることは、とても大事です。
人に説明をする時や伝える時 (アウトプット) 、相手の話や資料を見る時 (インプット) の両方で、どこまでが事実で、何が意見なのかを意識するとよいです。
事実と意見のどちらか片方ではなく両方あることが重要で、一方で混同させてしまうのはよくありません。
意見の因数分解
まずは意見について、掘り下げてみます。
意見は次のように分解できます。
意見の分解
- 結論 (主張)
- 根拠
- 感情
意見を理解するために、まずは結論は何かです。自分が意見を言う時は、結論が何かを一言でわかりやすく説明できるとよいです。
そして、結論や主張の根拠は何かです。結論と根拠がどうなっているかを、自分が意見を言う時、あるいは相手の意見を聞く時に意識します。
もう1つ、意見に含めたいことが感情です。
人は論理だけではなく感情を持つ存在なので、はっきりとした言葉を口にしなくても意見の中の奥にある感情は何かを知るようにします。特に相手の話を聞く時には、どういう気持ちが奥にあるかを意識するとよいです。
5種類の事実
ここからは、事実について掘り下げてみます。
プロフェッショナルマネジャー - 58四半期連続増益の男 という本には、事実には5種類があると書かれています。
5種類の事実とは、次の通りです。
5種類の事実
- 揺るがすことのできない事実
- 表面的な事実
- 仮定的事実
- 報告された事実
- 希望的事実
この本で指摘しているのは、一見すると事実に見えるようなものと、揺るぎない事実の見極めです。
5つのうち、1つ目の 「揺るがすことのできない事実」 以外は、事実に見える事柄です。例えば仮定的な事実は推測にすぎず、報告された事実は二次情報、希望的事実は憶測です。
事実を見極める姿勢
では、事実を見極めるためには、どうすればよいのでしょうか?
同じく プロフェッショナルマネジャー という本に書かれているのは、事実を揺すってみることです。
そのために必要な姿勢は、次の4つです。
事実を見極める姿勢
- ひたむきさ
- 知的好奇心
- 根性
- 無作法
仕事では、本当に必要な事実情報やデータは、構造化されていなかったり、簡単には手に入らないことがあります。
その時に思考停止になってしまわずに、「じゃあどうするか」 ともう一歩踏み込んで思考を前に進められるかです。
知的好奇心を持ち続け、事実を何としても捉えたいという泥臭さ、時には相手に遠慮することなく切り込んでいくこと (無作法さ) が、事実を掘り下げていく時に求められるマインドセットなのです。
まとめ
今回は、事実と意見を分けることについて書きました。
最後に今回の記事のまとめです。
仕事で大事なのは、事実と意見を分けること。人に説明をする時や伝える時 (アウトプット) 、相手の話や資料を見る時 (インプット) の両方で、どこまでが事実で、何が意見なのかを意識するとよい。
意見の分解
- 結論 (主張)
- 根拠
- 感情
5種類の事実
- 揺るがすことのできない事実
- 表面的な事実
- 仮定的事実
- 報告された事実
- 希望的事実
事実を見極める姿勢
- ひたむきさ
- 知的好奇心
- 根性
- 無作法
プロフェッショナルマネジャー - 58四半期連続増益の男