今回は、努力のやり方についてです。
- 努力をしても実らない?
- 努力のレイヤーの違いとは?
- 戦略的に努力をする方法
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、努力とは何か、どうすれば努力が実るかです。
視野が狭い努力をしてしまうと、せっかくがんばったのに努力が活かされないことも起こります。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やプライベートでの参考にしてみてください。
そもそも努力とは何か
いきなりですが、努力と聞いてどのようなイメージを持つでしょうか?
そもそも、努力とは何でしょうか?
努力をするとは、時間やエネルギーという自分の資源 (リソース) を投入することです。
こう見立てると、努力は戦略に通じます。
戦略とは、目的を達成するためのリソース配分の指針です。
目的を達成する最も確実な方針をつくり、やることとやらないことを決めます。やることの優先順位を決め、目的達成のためにリソースを投下していきます。
努力のレイヤー
話を努力に戻します。
ここからは、努力のレイヤーについてご説明します。
努力にはレイヤーがあり、どのレイヤーで努力をするかによって考えたりやる中身が全く違ってきます。
今回の記事で言いたいことは、「努力のレイヤーを意識しよう」 です。
では、努力のレイヤーとは、具体的にどのようなものでしょうか?
たとえ話で、井戸を掘って水を得る話に当てはめてみます。
井戸を掘るという努力
レイヤーは3つです。How, Where, What です。
井戸掘りに当てはめると、次のようになります。
井戸を掘る努力
- 人の2倍の時間をかけて井戸を掘る [How]
- 水が多く出そうな場所を探すことに注力する [Where]
- そもそも井戸を掘ることが問題解決なのかに疑問を持ち、別の方法を考える [What]
3つ目については例えば、検討した結果で水道インフラを構築する、水が豊富にある地域へ移動する、という井戸を掘ることとは全く違うアプローチにリソースを使うという結論です。
努力のレイヤーを意識しよう
このように努力のレイヤーは How, Where, What で、やる中身は全然違ってきます。
レイヤーとは、視座の高さと視野の広さです。
大切にしたいことは、自分は今どのレイヤーで努力をしようとしているかの意識です。
そして、レイヤーをもう1つ上げられないかを考えてみることです。
マーケティングへの応用
努力のレイヤーの話をマーケティングに応用してみます。
具体的には、次のようになります。
マーケティングへの応用
- 既存のターゲット顧客をそのまま狙う施策。より良い方法を考える [How]
- 新しく顧客を獲得するために市場を開拓する [Where]
- 全く別のソリューションをつくり、既存客または新規客に新しい価値を提供する [What]
How, Where, What で、考えることも実行プランも中身は全く違います。
必ずしも How がだめで、What がいいわけではなく、あくまで前提と目的次第です。
自分がやろうとしている努力は、今の状況でどのレイヤーが適切なのかを常に考えておくといいです。
まとめ
今回は、努力のやり方についてでした。
ぜひお仕事でもプライペートでも、努力のレイヤーを意識してみてください。
最後に今回の記事のまとめです。
努力にはレイヤーがある。どのレイヤーで努力をするかによって考えたりやる中身が全く違う。
レイヤーとは視座の高さと視野の広さ。
大切なのは、自分は今どのレイヤーで努力をしようとしているかの意識。そして、レイヤーを上げられないかを考えてみる。
努力のレイヤーの例 (井戸掘り)
- 人の2倍の時間をかけて井戸を掘る [How]
- 水が多く出そうな場所を探すことに注力する [Where]
- そもそも井戸を掘ることが問題解決なのかに疑問を持ち、別の方法を考える [What]
努力のレイヤーの例 (マーケティング)
- 既存のターゲット顧客をそのまま狙う施策。より良い方法を考える [How]
- 新しく顧客を獲得するために市場を開拓する [Where]
- 全く別のソリューションをつくり、既存客または新規客に新しい価値を提供する [What]