今回はマーケティングについてです。
この記事でわかること
- 顧客不在のマーケティングは失敗する
- マーケティングで顧客不在とは?
- 三方よしのマーケティング
今回は、顧客不在という問題意識からマーケティングについて書いています。
顧客不在のマーケティングとは具体的にどういう状況か、記事の後半ではマーケティングの目指したいあるべき姿について掘り下げています。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事での参考にしてみてください。
顧客不在のマーケティング
これは言わずもがなですが、顧客不在のマーケティングは失敗します。
マーケティングに限らず、顧客不在の内向き姿勢は事業不振や衰退の要因です。
では顧客不在のマーケティングとは、具体的にどのような状況なのでしょうか?
顧客不在とは、顧客の問題解決ではなく、自分たちの問題を解決するためだけのマーケティングです。いい思いをするのは自分たちだけです。
具体的には?
顧客不在のマーケティングについて、もう少し掘り下げてみましょう。
単に自社の売上が伸びればそれで良い、協力会社の状況は考慮せず、自分だけが利益を最大化させるような取り組みです。顧客だけではなくパートナー企業も蔑ろにするような、自社都合だけを優先してしまうやり方です。
さらに解像度を上げると、マーケティング担当者が自分の成果、名誉、承認欲、ボーナスなどのインセンティブ、地位や出世のためのマーケティング戦略と施策です。
以上のような顧客のことが置き去りにされている顧客不在の状況が、マーケティングひいては事業を衰退させます。
それでは理想として目指すべきなのは、どのようなマーケティングでしょうか?
マーケティングと三方よし
目指したいのは、マーケティングは三方よしという全員が Win を実現することです。
何よりもまずは顧客です。顧客の不を解消する、より幸せになってもらう、顧客の成功を成し遂げます。
次に顧客の先にある社会、世の中全般です。世界をより良くすることに 1mm でもいいのでマーケティングから貢献をします。
最後に自分たちの目的達成です。ビジネスなので価値提供の対価として利益を得ます。利益は未来への投資に回す、組織や家族も含めて還元する、パートナー企業との連携強化です。
三方よしというのは以上の三つが大事で、さらに言えば考えていく・見ていく順もこの順番です。顧客、社会、自分たちです。綺麗事かもしれませんが、あえて自社や自分たちは最後、顧客を最初にします。
顧客基点のマーケティング
マーケティングで大切なのは顧客基点です。
顧客のために何かしてあげたい、自分たちが力になれないかという他者貢献からマーケティングを始めます。
他者貢献、社会貢献、そして自分たちも含めた全ての成功を実現させていきます。言葉で言うほど簡単ではありませんが、だからこそマーケティングの醍醐味があるのです。
まとめ
今回はマーケティングについてでした。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
顧客不在のマーケティング
顧客不在の内向き姿勢は事業不振や衰退の要因。顧客の問題解決ではなく、自社都合だけを優先し自分たちの問題を解決するためだけのマーケティングは失敗する。
三方よしのマーケティング
全員が Win を実現する三方よしを目指す。
- 顧客の不を解消し、顧客の成功を成し遂げる [買い手]
- 世界をより良くすることにマーケティングから貢献する [世間]
- 自分たちの目的達成 [売り手]
顧客基点のマーケティング
マーケティングは他者貢献から (顧客のために何かしてあげたい、自分たちが力になれないか) 。他者貢献、社会貢献、そして自分たちも含めた全ての成功を実現させていく。