今回は商品やサービス開発についてです。
✓ この記事でわかること
- 商品・サービス開発で重要なこと
- PMF とは何か
- PMF の因数分解
- PMF を検証するための仮説のつくり方
この記事で書いているのは、商品やサービスを開発していくために大切にしたいことです。
私が大切だと考える Product Market Fit (PMF) です。PMF とは何でしょうか?
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
商品・サービス開発で重要なこと
商品やサービスのプロダクト開発、もっとレイヤーを上げれば事業開発や起業に成功するためのポイントは PMF の実現です。
PMF とは Product Market Fit で、自分たちのプロダクトが市場に受け入れられることです。
ユーザーや顧客から選ばれ続ければ、事業として存続できます。
では PMF について、さらに掘り下げてみましょう。
PMF の因数分解
PMF をさらに中身を分解すると、次の三つになります。
✓ PMF の因数分解
- ユーザーに必要とされる
- 収益化ができる
- 持続可能性がある

これら三つの要素が成立すると PMF の実現につながります。
では三つそれぞれについて詳しく見ていきましょう。
[要素 1] ユーザーに必要とされる
PMF の一つ目の要素はプロダクトがユーザーに求められていることです。
ユーザーから 「あったらいいな」 ではなく、「ないと困る」 「お金を払ってでも欲しい」 と思ってもらえているかです。
ユーザーに必要とされているということは、ユーザーはプロダクトに他にはない価値を感じています。
[要素 2] 収益化ができる
二つ目の PMF の要素はお金です。ユーザーへの価値提供から収益化ができていることです。
ビジネスなので、プロダクトからの売上と利益を生めるかです。マネタイズの仕組みが構築されているかで PMF を見極めます。
[要素 3] 持続可能性がある
三つ目の要素は持続可能性です。
一つ目と二つ目で見たユーザーから必要とされ収益化ができていても、一過性の現象であれば PMF としては弱いです。
ターゲット顧客がプロダクトを利用することによって価値が提供されます。価値提供によって収益化ができていてビジネスモデルが中長期で回っているかが、事業の観点からは大事です。
PMF を検証するための仮説のつくり方
ここまで PMF とは何かを因数分解することによって掘り下げてきました。
では、PMF を実現するためには何をすればいいのでしょうか?
一言で言えば、PMF の仮説を立てて検証を繰り返します。仮説は次のように五つに分解します。
✓ PMF を検証するための仮説のつくり方
- 顧客仮説 (誰が自分たちの顧客か)
- 問題仮説 (顧客が抱えている問題や不)
- ソリューション仮説 (問題の解決方法 (= プロダクト) )
- 価値仮説 (プロダクトによって顧客が得られる価値)
- 収益モデル仮説 (価値提供からの収益化方法)
五つの仮説はこの順番でつくり検証していきます。
まとめ
今回は商品やサービス開発でポイントになる PMF についてでした。
最後に今回のまとめです。
商品・サービス開発で重要な PMF
- PMF とは Product Market Fit 。自分たちのプロダクトが市場に受け入れられること
- ユーザーや顧客から選ばれ続ければ、事業として存続できる
PMF の因数分解
- ユーザーに必要とされる (価値提供)
- 収益化ができる (価値形態のマネタイズ)
- 持続可能性がある
PMF を検証するための仮説のつくり方
- 顧客仮説 (誰が自分たちの顧客か)
- 問題仮説 (顧客が抱えている問題や不)
- ソリューション仮説 (問題の解決方法 (= プロダクト) )
- 価値仮説 (プロダクトによって顧客が得られる価値)
- 収益モデル仮説 (価値提供からの収益化方法)