今回はデータ分析についてです。
✓ この記事でわかること
- 終わりなきデータ分析…?
- ポイントは分析課題
- 上位から 「目的・ゴール・課題・仮説」 の順番
- 分析を終える判断基準
この記事で書いているのはデータ分析です。データ分析でガイドラインとなる分析課題を取り上げます。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
終わりなきデータ分析…?
皆さんは普段のお仕事で、データ分析に関わる機会はどれぐらいあるでしょうか?
データの分析は、やろうと思えばいくらでもできてしまいます。終わりなきデータ分析です。
ではデータ分析とは、何をどこまでやればいいのでしょうか?
これはケースバイケースです。とはいえ、答えが 「ケースバイケース」 だけでは何の示唆にもなりませんよね。
そこでポイントになるのが、データ分析前の 「分析課題の明確化」 です。
分析目的とゴール
では分析課題について、少し視野を広げて分析プロセスの上位から見てみましょう。
まずは分析の目的です。分析に至る背景があり、分析をしたい・しなければいけない必要性があります。背景から分析の目的を設定するのが、始めにやることです。
目的と同時にゴール設定をします。
ゴールとは目的を達成した時の具体的な状態です。こうなっていれば目的を果たしたと言える状況の言語化です。
この次に分析課題が来ます。
分析課題の掘り下げ
分析課題とは、ゴール設定が分解された各要素についての問いかけです。
それぞれの問いに分析から答えまたは示唆を出していけば、目的を達成できる構成になっています。
仮に分析課題が五つあったとすると、その五つに分析と考察から答え・示唆を出せばゴールに行き着きます。その状態になれば目的を達成したと言えます。
課題と仮説
分析課題の可視化と構造化と併せて、データ分析に入る前にもう一つやっておくことがあります。
それぞれの分析課題 (問い) に対する仮説 (仮の答え) をあらかじめつくっておきます。
問いと仮の答えをセットにして、実際のデータ分析では仮説が正しいかどうかという検証作業を進めます。仮説検証とは、分析課題に答えていくプロセスそのものです。
分析を終える判断基準
この記事では始めに問題意識を共有しました。終わりなきデータ分析という問題意識で、データ分析はどこまでやるかです。
ここに話を戻すと、事前に設計した分析課題に解を出し、トータルで見て分析目的を達成していれば分析を終えます。
まとめ
今回はデータ分析について、分析課題をキーワードに掘り下げました。
最後に今回のまとめです。
分析目的とゴール
- 背景から分析の目的設定をまずはじめにやる
- 目的と同時にゴール設定をする。ゴールとは目的を達成した時の具体的な状態
分析課題と仮説
- 分析課題はゴール設定を分解した各要素についての問いかけ
- それぞれの問いに分析から答えか示唆を出していけば、目的を達成できる構成になっている
- 分析課題 (問い) に対する仮説 (仮の答え) をあらかじめつくっておく
分析を終える判断基準
- データ分析はやろうと思えばいくらでもできてしまう
- 事前に設計した分析課題に解を出し、トータルで見て分析目的を達成していれば分析を終える