
今回はフィードバックへの向き合い方です。
✓ この記事でわかること
- 情報発信へのフィードバック例
- どう向き合えばいいか (時には批判もある)
- OODA ループ的な対応
- ビジネスシーンでの応用例
今回は2つのテーマの掛け合わせです。フィードバックと OODA ループです。
時には批判も含まれるフィードバックへの向き合い方を OODA ループをヒントにして取り下げています。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
情報発信へのフィードバック
ブログや Twitter などの情報発信をしていると、コメントやフィードバックをいただくことがあります。
フィードバックをもらえるのは Twitter, YouTube, stand.fm 、あとは週に1回の配信をしているニュースレターです。
フィードバックやコメントには自分にはない視点があり参考になります。もらえること自体がありがたいです。時には 「こうしてみては」 というアドバイスまでいただけることもあります。
とはいえ中には批判的なフィードバックも含まれ、すべてのフィードバックを 100% 取り入れることはできません。
では、フィードバックの向き合い方はどうすればいいのでしょうか?
OODA ループが参考になる
ヒントになるのは OODA ループです。
OODA ループとは、意思決定と実行のプロセスです。OODA は4つの頭文字です。
✓ OODA ループ
- Observe (観察) : 情報を収集し観察する
- Orient (状況判断) : 収集した情報を解釈し、意味合いを考える
- Decide (意思決定) : 状況判断にもとづいて決断をする
- Act (行動) : 実際の行動に移す
それでは、OODA ループをフィードバックへの向き合いに応用してみましょう。
フィードバックへの対応に OODA ループを使うと?
OODA に当てはめると、次のようになります。
✓ Observe 観察
- なるべく先入観を持たずに、まずは素直な目でフィードバック内容を理解する
✓ Orient 解釈
- フィードバックの中身を自分なりの着眼点で解釈する
- 自分にとって何を意味するのかを考える
✓ Decide 意思決定
- フィードバックに自分がどう対応するかを決める
- 例えば、全面的に受け入れる、ある部分だけを反映させる
✓ Act 行動
- 受け入れた内容を次に生かす
- 早速の機会があれば試してみる
新しく試したことを、また次の 「観察 (Observe) 」 に入ります。このように OODA ループがまわっていきます。
* * *
ビジネスシーンでの応用
フィードバックへの対応は、会社での仕事や人事評価への向き合いにも活用できます。
この記事では最初の例を情報発信としましたが、情報発信を 「仕事の成果」 と置き換えてみるのです。
上司や同僚、お客さんからのフィードバックや指摘に対して、まずはもらえたことに感謝しつつ、どう向き合うかを先ほどの OODA ループに沿っていくといいです。
✓ フィードバックへの向き合い方 (OODA ループからのヒント)
- 時には批判的なフィードバックだったとしてもまずは素直な目で観察をする [Observe]
- 観察したことに自分なりの着眼点から解釈を入れる [Orient]
- どう向き合うかを決める [Decide]
- 決めたことは次からの自分の行動に反映する [Act]
時には批判的なフィードバックだったとしてもまずは素直な目で観察をする、観察したことに自分なりの解釈を入れてどう向き合うかを決めます。
意思決定をして終わりではなく、決めたことは次からの自分の行動に反映します。
まとめ
今回はフィードバックへの向き合い方を、OODA ループをヒントに掘り下げました。
最後に記事のまとめです。
OODA ループ
- Observe (観察) : 情報を収集する
- Orient (状況判断) : 収集した情報を解釈し、何を意味するのかを考える
- Decide (意思決定) : 状況判断から決断をする
- Act (行動) : 実際の行動に移す
フィードバックへの向き合い方 (OODA ループからのヒント)
- 時には批判的なフィードバックだったとしてもまずは素直な目で観察をする [Observe]
- 観察したことに自分なりの着眼点から解釈を入れる [Orient]
- どう向き合うかを決める [Decide]
- 決めたことは次からの自分の行動に反映する [Act]
最後に
今回取り上げた OODA ループについては、別の記事でも書いています。
OODA ループと PDCA は掛け合わせて使うと相乗効果があるという話です。よかったらぜひこちらも読んでみてください。