今回は仕事への向き合いについてです。
依頼いただく仕事を受けるかどうかの判断軸をご紹介します。
✓ 仕事を受ける4つの基準
- 自分がやる意義 [Why]
- 一緒に働く相手 [Who]
- 仕事のテーマ [What]
- 関わり方と進め方 [How]
働き方や仕事への向き合いで少しでも参考になればうれしいです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
仕事を受ける4つの基準
私が代表をやっている会社 (Aqxis 合同会社) の主な事業はコンサルティングです。複数の企業での案件があり、大手では一部上場企業からベンチャー企業までです。
依頼いただく案件を受けるかどうかには判断基準があります。具体的には次の4つです。
✓ 仕事を受ける4つの基準
- 自分がやる意義 [Why]
- 一緒に働く相手 [Who]
- 仕事のテーマ [What]
- 関わり方と進め方 [How]
ではそれぞれについて、順番にご説明しますね。
[判断軸 1] 自分がやる意義
1つ目の基準は Why です。
なぜその案件をやるのか、自分がやる意義です。
意味合いは3つに分解でき、Will, Can, Must です。

出典: 飛企画
Will はやりたいと思えるかです。Can は得意なこと、または挑戦してできるようにしたいかです。Must は相手から求められることで、どれだけ自分が必要とされているかです。
以上の Will, Can, Must の重なりに自分がやる意義を見出せることが、1つ目の判断基準です。
[判断軸 2] 一緒に働く相手
2つ目の基準は Who です。その会社や相手と仕事を一緒に働きたいと思えるかです。
ここもいくつかに分解できます。
✓ 一緒に働く相手の魅力
- その会社や担当者のために貢献したいと思える
- 互いに自分の強みを出せ、弱みを補間できる関係になれる
- お互いから学び成長できる
[判断軸 3] 仕事のテーマ
3つ目の判断基準は What です。依頼いただく案件のテーマです。
私の場合では具体的には次のようなテーマがあります。
✓ 案件のテーマ
- 事業戦略
- マーケティング, マーケティングリサーチ
- サービスやプロダクト開発
- 研修やファシリテーション, 教育支援
さらに各テーマでも解像度を上げて、どんな中身なのかを見ます。例えば、
✓ テーマの詳細例
- マーケティングは BtoC か BtoB か 業界はどこか
- サービス開発では新規立ち上げか、既存サービスのテコ入れか
私の場合は複数の企業で案件がいくつか同時平行であるので、案件のテーマに偏りがない状態にしたいです。
[判断軸 4] 関わり方と進め方
4つ目の基準は How です。案件や業務との関わり方や進め方です。
関わり方とは、私の例で言うと大きくは3つあります。
✓ 案件との関わり方 (相手との距離感)
- 顧問やアドバイザーの第三者的な立ち位置
- 現場に入って自分も手足を積極的に動かす
- プロジェクトリーダーやプロダクトマネージャーとしてなど、自分が全体の責任を持ちリードする
マーケティングリサーチの案件であれば、例えば次のような進め方でどう関わるかです。
✓ マーケティングリサーチでの関わり方
- 企画や調査設計のアドバイス
- インタビュアー担当 (実査に立ち会う) 、データの分析や示唆出し
- レポート作成や報告まで自分が主導する
ここも唯一の正解はなく、先ほどの What と同じく偏りがない状態が良いです。トータルで見てポートフォリオがバランス良くなっていることが理想です。
まとめ
今回は、コンサルティング案件を対応させていただくかどうかの基準をご紹介しました。
最後に記事のまとめです。
仕事を受ける4つの基準
- 自分がやる意義。Will Can, Must から [Why]
- 一緒に働く相手。貢献したい, 強みを発揮し合い, 学びが得られる [Who]
- 仕事のテーマ。事業戦略やマーケティング, プロダクト開発と偏りなく [What]
- 関わり方と進め方。第三者的な立場, 案件全体をリードする立場とバランスよく [How]