
今回は、仕事での提案方法についてです。
仕事でのお客さんや社内への提案方法をご紹介します。アイデアを考えたり企画をつくる方のお役に立てばと思います。
✓ この記事でわかること
- 提案で大事なことを、マーケティングのビジネス例で解説
- 「What's new?」 があるか
- 新しさの分解
- 相手に魅力的な提案をする方法
この記事を読んでいただきたいと思うのは、新しい企画やアイデアを考える役割の方です。
想定している悩みは、「自分の企画を企画書にまとめたり、相手に魅力的な説明をするためにはどうすればいいか」 です。ぜひ参考にしてみてください。
ぜひ最後まで読んでいただき、お仕事での参考になればうれしいです。
「What's new?」 があるか
仕事で新しい企画や商品アイデア、ソリューションを提案する時に大事なのは 「これまでと比べて何が新しいのか」 に答えがあることです。
何が新しいかは、自分の企画内容を判断するときのチェックポイントにするといいです。
では具体的なビジネスのシーンに当てはめて見ていきましょう。
マーケティングツール提供の例
ここでの設定は、BtoB ビジネスを展開していてマーケティングデータの BI ツールを事業会社に提供しているとします。
主な想定ユーザーはブランドの売上に責任を持っているブランドマネージャーです。
新しい BI ツールの機能として顧客セグメント追加したいと考えているとしましょう。この機能を提案する時にユーザーであるブランドマネージャーが知りたいことは、「何が新しいのか」 「要するにどんな価値があるのか」 です。
提案相手の文脈で訴求する
ユーザーであるブランドマネージャーからの問い 「何が新しいか」 に対して、提供者側である自分たちを主語にするのではなく、ユーザーを主語にして伝えると良いです。
新しくなった要素として例えば、
✓ 新しさの分解例
- 顧客セグメント作成と理解をこれまでよりも早くできる (手間がかからない)
- 今までできなかった生活理解が具体的にこのようにできる
- 生活者理解によってブランドリニューアルのコンセプト立案や市場機会の発見に活かせる (利用シーンの描写)
例を3つ書きましたが、いずれにも共通するのは 「主語がユーザーであること」 です。
提案相手 (ブランドマネージャー) が持っている課題感に対しての、具体的に何がベネフィットか、うれしいことなのかを相手を主語にして伝えます。
相手の価値を訴求しよう
新しさで大事なのは、単に 「こんなものをつくりました」 「できました」 ではなく、企画が実現されることによって提案相手が得られる価値です。
✓ 価値の明確化
- 相手の課題に対して
- 具体的な利用シーンにおいて
- ユーザーはどんな価値が得られるか
これらを解像度高く言語化し、相手の文脈に併せて相手を主語にして訴求するといいです。
まとめ
今回は企画提案についてでした。
最後にまとめです。
「What's new?」 があるか
- 仕事で新しい企画や商品アイデア、ソリューションを提案する時に大事なのは 「これまでと比べて何が新しいのか」 に答えがあること
- 企画内容を判断するときのチェックポイントにするといい
提案相手の文脈で価値を訴求する
- 自分 (たち) を主語にするのではなく見せる相手を主語にして伝える
- 提案相手が持っている課題感に対しての 「新しさ」 、具体的な利用シーンで、何がベネフィットか、うれしいことは何か
- 単に 「こんな企画をつくりました」 ではなく、企画が実現されることによって提案相手が得られる価値を訴求しよう
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