1192回目のブログ更新です。
今回は、私自身が大切にしている考え方、価値観についてです。
このエントリーで読んでいただきたい内容は、
- 我が身を正す (慎独)
- 全ての 「今」 を積み重ねたものが人生
- 当たり前を当たり前のようにやる
最後に、内容をまとめています。
我が身を正す
私が大切にしている考え方に、「我が身を正す」 というものがあります。
気にかけていないと、易きに流れたり怠けてしまいます。自分自身のことは、自分でしっかりと律しておくという考えです。
我が身を正すことに関連する言葉に 「慎独 (しんどく) 」 があります。
慎独とは、古典の 「大学」 に書かれている 「君子必慎其独也 (君子は必ず其の独りを慎むなり) 」 から来た言葉です。慎独の意味は、自分一人の時も行ないを慎み、道を外れないようにすることです。
何か後ろめたいことであっても、人が見ていないところではついやってしまうことは、人は誰しも起こり得ます。慎独は、その状況でこそ、自分を律することができるかを問います。人が見ていなくても、見られている時と同じような行動が取れるかです。
他人が見ていないということは、その状況を誰かに言わなければ自分だけしか知らないことです。少しくらいならいいではなく、自分の行ないを慎み、人としての道を外れないようにできるかです。
大事なのは、人の目があるかどうかは関係なく、自分の持つ倫理観に背く行ないであればやらないことです。
全ての 「今」 を積み重ねたものが人生
我が身を正すことに関連して、人生を豊かに歩むために大切なこと どうでもいいこと という本に書かれていることをご紹介します。
以下は、この本からの引用です。
かつて僕は、尊敬する人から、こんな話を聞いたことがある。
「人間としての器が問われるのは、無人島に一人で流されたとき、朝起きてます何をするかだ」
無人島では、誰にも会うわけではない。だが、起きたらまず顔を洗い、ヒゲをそり、歯磨きをする。それができるかどうかが、優れた本質を持った人間である、と。
誰も見ていないところでこそ、人間は試される、ということだ。無人島できちんと生活できる人は、人間社会に戻ったときにもその生活は揺るがないだろう。これは、ライフ・マネジメントの核心を的確に表した話だと思っている。
結局、人生では、自分で人生をコントロールしているかどうか、が問われる。ダラダラと怠惰な暮らしをしているなまけものは、外でどんなに着飾っても見抜かれてしまう。顔つきや手つき、体つきに、すべて毎日の行動が出てしまうからである。もちろん人生に対する考え方も、である。
(引用:人生を豊かに歩むために大切なこと どうでもいいこと)
無人島での話からの気づきは、1つ1つの当たり前が自分をつくっていることです。
毎日の思考、発する言葉、行動という自分の生き様が、自分の顔つきや身体つきに表れます。
大事にしたいのは 「今」 というこの瞬間をどう生きるかです。自分の人生とは、これまでの全ての 「今」 を積み重ねたものだからです。
当たり前を当たり前のようにやる
我が身を正すことは、1つ1つは難しいことではありません。特別な才能を持った人だけにしか、できないものではないはずです。
しかし、いつもできているかというと、自分を振り返るとそうではありません。
当たり前のことを当たり前に日々続けていく、コツコツとやっていくことの大切さを忘れないためにも、「我が身を正す」 を言語化された自分の価値観として持っておきます。
意識を変える・正す、行動する、習慣になり、人格をつくっていくという考え方です。
まとめ
今回は、私が大切にしたいと思っている考え方や価値観について書きました。
最後にまとめです。
- 自分が大切にしたいのは 「我が身を正す」 。慎独という、たとえ人がいなくても、むしろ誰も見ていないであろうその状況にこそ、自分を律した振る舞いができるかを問う。この積み重ねが自分を磨いていく
- 毎日の思考、発する言葉、行動という自分の生き様が、自分の顔つきや身体つきに表れる。大事にしたいのは 「今」 というこの瞬間をどう生きるか。これまでの全ての 「今」 を積み重ねたものが人生
- 当たり前のことを当たり前に日々続けていく。意識を変える・正す、行動する、習慣化になり、人格をつくっていく