今回は、自分の知識をどう強化するかです。
- ツイッターやブログの情報発信ツールを有効活用したい
- 情報発信で、どうやって知識強化をできる?
- SECI モデルとは?
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、ツイッターやブログ、他にはメモなども使いながら、自分の知識を強化する方法です。
組織での知識強化プロセスである 「SECI モデル」 という考え方をご紹介します。そして、頭の中で知っているだけではなく、仕事で実際に使える知識にするためにはどうすればいいかを書いています。
ぜひ、最後まで読んでみてください。
SECI モデルとは
まず始めに SECI モデルをご説明します。
SECI モデルとは、4つのステップを1つのサイクルにして組織でまわし続け、組織での知識を強化する方法です。4つの段階の頭文字から SECI モデルと呼ばれます。
引用:サッカー熟練者の 「勘」 「コツ」 に基づくポゼッション技能の評価|びわこ成蹊スポーツ大学
SECI モデル
- Socialization (共同化):組織の個々が暗黙知を得て、皆で伝達しようとする
- Externalization (表出化):共有を通して暗黙知が形式知化される
- Combination (連結化):それぞれの形式知が組み合わさり、新しい形式知になる
- Internalization (内面化):形式知を実践し、新しい暗黙知を得る
SECI モデルは、暗黙知から形式知へ、形式知から新しい暗黙知を獲得し、知識を強化していきます。なお、形式知とは、言葉や図表・数式で説明や表現ができる知識です。
情報発信と SECI モデル
SECI モデルの考え方を応用すれば、ツイッターやブログでの情報発信を使って自分の知識を強化する方法のヒントになります。
私は毎日、次のことをやりながら、ツイッターやブログで情報発信をしています。
思考整理と情報発信
- 1日に1つ考えるテーマを決め、夜の寝る前に紙のノートに書き出す
- 翌朝にノートに書いてあることから、ブログの原稿を書く
- 後日、ブログ記事で公開する。内容のポイントはツイッターでもシェアする
このやり方を SECI モデルに当てはめると、思考整理と情報発信のやり方は、知識強化ができていることがわかります。
共同化 Socialization
- まだ頭の中で整理できていないことから1つ選び、ノートを使って考えるテーマにする
- この段階では暗黙知のもの。深く考えたい暗黙知に気づき、選択した段階
表出化 Externalization
- 紙ノートに書いていきながら、頭の中を整理していく
- 書くというアウトプットの過程で、言葉や図にすることにより形式知に変わる
連結化 Combination
- ノートに書いたアウトプットを情報発信する
- オンラインへは、ブログ, note, TipStock, ツイッター。オフラインでは、プレゼンや発表、勉強会や交流会の場での共有
- 情報発信によってフィードバックが得られる。自分の発信内容と他者の知識とがかけ合わさる
内面化 Internalization
- フィードバックや質問、議論から新しい気づきが得られる
- 形式知にして発信したことによって、新しい暗黙知が自分の中で蓄積される
以上のプロセスをまとめると、次のようになります。
情報発信と SECI モデル
- 頭の中で考えを整理できていないことを紙のノート、ブログやツイッターを使ってアウトプットと発信をし続ける
- 自分だけの暗黙知だったものが形式知になり、形式知が他者の視点で強化される
- それがまた新しい暗黙知として得られる
このプロセスを回し続けられれば、情報発信ツールをつまく使いながら自分の知識を強化できます。
まとめ
今回は、SECI モデルを使って、情報発信ツールをどのように知識強化に活かすかを書きました。
最後に今回の記事のまとめです。
[まとめ 1]
SECI モデルとは、4つのステップを1つのサイクルにして組織でまわし続け、組織での知識を強化する方法。
- 共同化:組織の個々が暗黙知を得て、皆で伝達しようとする
- 表出化:共有を通して暗黙知が形式知化される
- 連結化:それぞれの形式知が組み合わさり、新しい形式知になる
- 内面化:形式知を実践し、新しい暗黙知を得る
[まとめ 2]
SECI モデルの考え方を応用すれば、ツイッターやブログでの情報発信を使って自分の知識を強化できる。
- 共同化:まだ頭の中で整理できていないことから1つ選び、ノートを使って考えるテーマにする (暗黙知の選定)
- 表出化:紙ノートに書いていきながら、頭の中を整理していく (暗黙知から形式知へ)
- 連結化:ブログやツイッター、プレゼン、勉強会などで発信することによって、他者の知見が得られる (形式知の強化)
- 内面化:フィードバックや質問、議論から新しい気づきが得られる (新しい暗黙知の獲得)