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伊勢丹がランドセルをライブコマース。ジョブとバリア・ドライバーの顧客心理から読み解くマーケティング

#マーケティング #ジョブとワーカー #バリアとドライバー

うちの商品は魅力的なはずなのに、なぜかお客さんに響かない…。
色々工夫しても、購入の最後の一押しが足りない…。

もしかすると、お客さん自身も言葉にできない 「本当に望んでいるコト」 や、購入を後押しする 「心のスイッチ」 を見落としているのかもしれません。

今回は、伊勢丹のランドセルのライブコマース販売で成果を上げた事例を取り上げます。

お客さんの心をグッとつかみ、選ばれるためのヒントを 「ジョブ理論」 と、購入の 「バリアとドライバー」 といった心理的な視点から紐解きます。

V 字復活のチェキに学ぶ、時代を超えるブランドを育てるマーケティング

#マーケティング #顧客設定 #顧客価値

スマホ全盛時代にあえてアナログで勝負する企業は、いかに成長できるか――。

インスタントカメラ 「チェキ」 の事例は、その問いに対してひとつの道を示してくれます。

今回は、チェキがどのようにお客さんを捉え、競合を把握し、顧客価値を提供してお客さんに選ばれる存在になったのかを紐解きます。

ニューバランス Run Hub 代々木公園。「カテゴリーエントリーポイント (CEP) 」 と 「ブランドエントリーポイント (BEP) 」 を制して選ばれるブランドへ

#マーケティング #エントリーポイント #ブランド

人が商品やサービスを選ぶまでには、2つの重要な 「入口」 があります。

それが 「カテゴリーエントリーポイント」 と 「ブランドエントリーポイント」 です。この2つの入口を制するブランドが、お客さんから選ばれる存在になれます。

今回はニューバランスの事例から、2つのエントリーポイントをつくる秘訣を紐解きます。

廃業寸前から V 字回復!吉開のかまぼこに学ぶ 「弱者の戦略」 の5つのポイント

#マーケティング #経営 #弱者の戦略

資本力も人員も限られた中小企業が、潤沢なリソースを持つ大手と真正面から競争するのは、筋が良いとは言えません。

リソースの少ないプレイヤーには、強者ではないなりの勝ち方があります。

今回は、一度は廃業した老舗かまぼこ店 「吉開のかまぼこ」 の復活劇から、小さな会社が大きな成功をつかむ秘訣を紐解きます。

[書評] 宙わたる教室 (伊与原新) 。科学がつなぐ再挑戦と学びの物語

#マーケティング #学び #本

学ぶことに遅すぎるなんてことはない——。

そう聞いて、あなたはどう感じますか?
年齢や環境、過去の失敗を理由に、新しい挑戦をあきらめていないでしょうか?

小説 「宙わたる教室 (伊与原新) 」 は、そんな私たちに問いかけてくれる物語です。


小説のストーリーでは、様々な困難を抱えた生徒たちが、定時制高校で出会い、科学を通じて自分の可能性に気づいていきます。主人公たちの姿は、学ぶ喜びや挑戦する勇気を思い出させてくれます。

ビジネスにも共通する大切な学びが詰まっています。

淡麗プラチナダブルの快進撃に学ぶ、機能を RTB にした感情的価値の伝え方

#マーケティング #価値訴求 #RTB

自社商品やサービスの強みを、お客さんにどう伝えていますか?

機能やスペックを詳しく説明することが、必ずしも最善とは限りません。お客さんが本当に求めているのは、その機能そのものではなく、機能によって得られる感情的な満足や安心感かもしれないからです。

今回は 「淡麗プラチナダブル」 の事例を取り上げます。機能性をあえて前面に出さずに感情的価値で顧客の深層心理に響き、思わず心が動かされるような価値の届け方を探ります。

九州発のホームセンター 「ハンズマン」 の逆張り戦略。賢者の盲点をつくクリティカルコア

#マーケティング #戦略 #クリティカルコア

多くの企業が効率化や合理化を追求する中で、一見すると 「非効率」 で 「非合理」 な戦略を採用しながら、顧客支持を獲得している企業があります。九州発のホームセンター 「ハンズマン」 もそのひとつです。

その秘密は 「クリティカルコア」 という戦略の核心にあります。競合他社が気づかない、あるいは意図的に避ける要素こそが、実は持続可能な競争優位を生み出す源泉となるのです。

今回は、戦略を貫くクリティカルコアについて掘り下げます。

物流を制するものが店頭実現を制する ~ P&G のかつてのタッパーウェア社との連携

#マーケティング #物流 #店頭実現

どんなに良い製品を開発し、魅力的な広告を打っても、商品がお店の棚になければ、すべての努力が水の泡になってしまいます。

では、どうすればお客さんが 「いつでも買える」 という状態を実現し、マーケティングの成果を最大化することができるのでしょうか?

今回は、グローバル企業の P&G の意外な異業種連携の事例から、見落としがちな 「物流がマーケティングに与える影響」 について、P&G の独自フレームワークから紐解きます。

鯖江のメガネ工場で汎用ロボットを導入。ジョブ理論で新しい挑戦を成功に導く方法

#マーケティング #ジョブ理論 #新しい挑戦

新しいシステムを導入したけれど、なかなか成果が出ない…。
最新の話題のツールを入れたのに、現場の負担が減らない…。

そんな状況になっていないでしょうか?

原因は 「導入そのもの」 が目的になり、本当に解決すべき問題、対処したい課題が見えていないからかもしれません。

今回は、メガネフレームメーカー 「シャルマン」 の工場への汎用ロボット導入事例を、マーケティングの 「ジョブ理論」 という視点から深掘りします。効率化に留まらない、価値創出のヒントを探り、新しいことへの挑戦を成功に導くための秘訣をジョブ理論から紐解きます。

マーケティングの本質から実践まで。マーケティング活動の6つのステップで解説

#マーケティング #顧客起点 #価値創出

どうすれば、うちの商品を選んでもらえるのか?
なぜ、あのお店はいつも繁盛しているのだろう?

あなたは、お客さんに 「選ばれる理由」 を届けられているでしょうか?

マーケティングの本質は、お客さんからの選ばれる理由をつくり出すことにあります。今回は、そのおもしろさと、顧客価値創造の具体的なプロセスを6つのステップで解説します。

タダ同然だった 「嬉野茶」 の逆転物語。埋もれていた価値を高めて、価格を上げる

#マーケティング #価値創出 #価格設定

自社の商品やサービスは、本当の価値に見合った価格で提供されていますか?

多くの事業者が直面する悩み、それは 「良いものを作っているのに、なかなか高く売れない」 、「価格競争に巻き込まれてしまう」 、「値上げしたいけれど、お客さんが離れるのが怖い」 。

これらの課題の根本にあるのは、価格設定の問題ではなく 「価値の伝え方」 にあるかもしれません。

今回は、ある地方の茶農家が実現した、無料同然だったお茶を高付加価値な体験へと変えた逆転劇から、価値創出と価格設定へのヒントを紐解きます。

ポカリスエットのきっかけづくりマーケティング。カテゴリーとブランドへの2つの "入口 (エントリーポイント) " をつくる方法

#マーケティング #カテゴリーエントリーポイント #ブランドエントリーポイント

消費者やお客さんが何かを 「必要だ」 と感じるその瞬間に、自社のブランドや商品は真っ先に思い出してもらえているでしょうか?

人が何かを買う背景には 「カテゴリーエントリーポイント」 と 「ブランドエントリーポイント」 という、マーケティングの重要な概念があります。

重要なのは 「消費者・顧客がその商品カテゴリーを必要と感じる瞬間」 を捉え、「その瞬間に真っ先に思い浮かぶブランド」 になることです。

今回は、ポカリスエットの事例から 「二段階の消費者心理」 を紐解き、ブランドへの指名買いを起こす秘訣を掘り下げます。

ホットリンクの全社的な AI 導入・活用に学ぶ、組織を変革する 「八段階のプロセス」 とは?

#マーケティング #組織開発 #AI

今回は、SNS マーケティング支援などを手がけるホットリンクが実践する 「全社的な AI 導入」 の事例を取り上げます。

全社的な導入と活用が進んだのは、組織における 「八段階の変革プロセス」 の実践がありました。

この事例から、組織変革を成功させる秘訣、会社で実践できるヒントを紐解きます。

BGC × UGC の相乗効果。花王エッセンシャルに学ぶブランド再生術

#マーケティング #ブランディング #BGCとUGC

デジタル環境が生活の中に当たり前のように溶け込み、SNS での口コミなどの UGC (ユーザーが生成するコンテンツ) がブランドの認知や購買行動に影響しています。

一方で、企業主導のブランドからの情報発信である BGC (Brand Generated Content) も欠かせない存在です。

今回は 「BGC × UGC」 によるクロスメディア展開が、どのように相乗効果を生むのか、実際の事例とともに解説します。

模倣から始まる創造の旅。自分の中に眠るクリエイティブを "取り戻す" 方法

#マーケティング #模倣と創造 #本

クリエイティブや創造力なんて、生まれ持った特別な才能がある天才的な人だけのものだと思っていませんか?

実は、創造性は特別な才能ではなく、誰もが身につけられるスキルなのです。

ご紹介したい書籍 「模倣と創造 - 13歳からのクリエイティブの教科書 (佐宗邦威) 」 は、創造力は "学んで身につけられる力" であり、誰にでも育てられるものだとやさしく教えてくれます。


本来、私たちは皆クリエイティブな存在。その感性を取り戻し、日常に創造性を取り入れる方法を、ぜひ一緒に見ていきましょう。

NTT 西日本のオープンイノベーション施設 「QUINTBRIDGE (クイントブリッジ) 」 。知識創造 SECI モデルの実践

#マーケティング #組織開発 #SECIモデル

新しいアイデアやビジネスの種は、どうすれば生まれるのでしょうか?

社内だけで議論を重ねていても、なかなか画期的な発想には至らない…。組織の壁を越えた協力が必要だとわかっていても、具体的な 「場」 や 「仕組み」 づくりに課題を感じていないでしょうか?

色々なバックボーンの人々が集い、知識が自然と共有・結合される環境こそが、イノベーションを生み出す土台となります。

ご紹介したいのは NTT 西日本の施設 「QUINTBRIDGE (クイントブリッジ) 」 の事例です。

多様な人々で共にアイデアや価値をつくる共創プロジェクトをいかに生み出せるのか?その秘密を知識創造の 「SECI モデル」 から見ていきます。

サンプリング自販機 「AIICO」 。テストマーケティングを進化させ、サンプリング 1.0 から 2.0 へ

#マーケティング #テストマーケティング #サンプリング

試供品を配ったはいいものの、手に取った相手は試供品から商品を買ってくれているでしょうか?

試供品の配布には 「誰に届いたかわからない」 「一度きりの顧客接点で終わる」 「費用対効果が見えない」 という問題があります。

今回ご紹介するサンプリング自販機 「AIICO (アイコ) 」 は、こうした問題を解決することが期待できる、試供品配布を 「点」 から 「線」 へと進化させる存在です。ぜひ一緒に得られるマーケティングへの学びを見ていきましょう。

無限さっぱりスパイス by 味ぽん。消費者があきらめていた問題に光を当て、解決することでの価値創出

#マーケティング #見過ごされてきた不満 #発想の転換

 「これは仕方ない」 「もともとそういうものだ」 と、消費者やお客さんが半ばあきらめている当たり前に、実はビジネスチャンスが潜んでいるかもしれません。

既存の常識を疑い、今までの枠を超えた発想でアプローチを変えることにより、今まで見過ごされてきた課題が解決の糸口になることもあります。お客さんが気づいていない潜在的なニーズに応え、新しい使い勝手や利用シーンを創出できれば、商品価値は高まります。

ミツカンの 「無限さっぱりスパイス by 味ぽん」 は、消費者があきらめていた問題の発見がヒット商品の糸口になった事例です。

当たり前の打破から生まれる価値創造のヒントについて、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

シャウエッセン。コアバリューとブランドコンセプトで 「らしさ」 を守りながら変わるロングセラーの秘訣

#マーケティング #ブランド #コアバリュー

ロングセラー商品の秘訣は何だと思いますか?

昔からの伝統を頑なに守り続けることでしょうか?それとも市場の変化に合わせて常に変化し続けることでしょうか?

これらはどちらも正解なのです。ブランド戦略の本質とは 「変えないもの」 と 「変えるべきもの」 を区別することにあります。

今回は、ブランドのコアバリューを守りながら新たな挑戦を続けるブランディングについて、ソーセージのロングセラーブランド 「シャウエッセン」 の事例から紐解きます。

SmartHR の 「カルチャーブランディング」 。組織文化が最強のブランド資産になる理由

#マーケティング #企業文化 #ブランディング

会社の企業文化は、ただの "社風" ではありません。

目に見えないカルチャーこそが、社員の力を最大限に引き出し、お客さんに価値をもたらし、競合が模倣できない 「最強のブランド資産」 となりえるからです。

ご紹介したいのは SmartHR の事例です。「カルチャーが成長エンジン」 だと捉える SmartHR から、強い組織文化がブランドになる秘訣を紐解いていきましょう。

博多 「ダニーチュロス」 。Get / Do / Be の3層で捉える顧客ニーズの階層構造と価値創出

#マーケティング #顧客文脈 #顧客価値

自社の商品やサービスが 「なかなか売れない」 という状況になるのは、もしかすると、売り手視点でのみ商品・サービスのことを捉えているからかもしれません。

お客さんが求めているのは、商品の 「便益」 や、さらにはその裏にある 「意味」 です。

ご紹介したいダニーチュロスの 「推しチュロス」 は、推し活という文脈で意味を持つスイーツです。

今回は、顧客ニーズを 「Get (手に入れたい) 」 「Do (やりたい) 」 「Be (こうありたい) 」 の3層で見出し、顧客文脈に寄り添った価値創造とは何かを紐解きます。

バターのいとこ。「捨てられるはずだった」 から 「選ばれる理由」 へ。価値の再定義が生んだヒット商品

#マーケティング #価値の再定義 #選ばれる理由

あなたの会社に 「捨てられているもの」 はありませんか?

それは物理的な廃棄物かもしれないし、活かしきれていないアイデアやスキルかもしれません。

今回ご紹介したいのは、これまでも誰にも価値を見出されず廃棄されていたスキムミルクという "副産物" を宝に変えた 「バターのいとこ」 というお菓子です。

日常に当たり前のように存在するその課題や未利用のモノこそ、実は新たな価値を生み出す宝の原石かもしれません。

捨てられていたものに光を当て、価値を再定義し、お客さんに選ばれる理由をつくる――。事例からストーリーや仕組みを掘り下げながら、ビジネスやマーケティングのヒントを探っていきましょう。

ハーゲンダッツに学ぶ 「変えない強さ」 と 「変える勇気」 のブランド戦略

#マーケティング #コアバリュー #変化と挑戦

変えないことを知っているから、すべてを変えることができる――。

この言葉は一見すると矛盾しているように見えるかもしれますが、ブランドの戦略や製品開発など、あらゆるビジネスシーンに当てはまる重要な示唆を与えてくれます。

今回は、前半ではハーゲンダッツの具体的な取り組みについて、どのように 「変えないこと」 を軸にしながらも 「変えること」 を見出したのかを見ていきます。そして後半では、事例から得られる汎用的な学びを考察します。

サントリー 「おうちドリンクバー」 。完成させない余白からの共創マーケティング

#マーケティング #共創 #価値創出

自社の商品やサービスは、どうすればお客さんの心に響き、選ばれ続ける存在になれるのでしょうか?

もしかしたら、私たちは 「完璧なもの」 を提供することに、こだわり過ぎているのかもしれません。

サントリーの 「おうちドリンクバー」 は、あえて完成させないことで、その可能性を教えてくれます。人気を集めた裏には、あえて 「余白を残す」 という戦略がありました。

完成度の高さより、むしろ 「未完成さ」 にこそビジネスチャンスがあるかもしれません。どういうことなのか、ぜひ一緒に紐解いていきましょう。

JAL 「御翔印」 。体験価値の可視化により、それぞれの顧客文脈に "意味のある価値" をつくる

#マーケティング #価値の可視化 #顧客文脈での意味づけ

自社が提供している商品やサービスの価値は、本当にお客さんに感じてもらえているでしょうか?

特に形のない体験やサービスは、時間とともに記憶から薄れてしまいます。

ご紹介したい JALの 「御翔印 (ごしょういん) 」 は、飛行機に乗るという体験を形あるものに変え、ヒット商品となりました。

ポイントは 「体験価値の可視化」 と 「顧客文脈での意味づけ」 にあります。

お客さん一人ひとりの状況や価値観に寄り添い、体験に形を与えることで、思いがけない価値が生まれます。体験価値を可視化し、顧客の心に響く意味をつくり出す秘訣に迫ります。

ユナイテッドアローズのアプリ刷新。「負けない」 と 「勝てる」 を両立する POP & POD 設計

#マーケティング #差異化 #POPとPOD

多くの企業が陥る 「差別化の罠」 、その原因は基本価値と独自価値の関係性を見誤ることにあります。

まずお客さんの不満を解消する土台づくりがあってこそ、その上の差異化要素が輝きます。この 「負けない基盤 (POP) 」 と 「勝てる要素 (POD) 」 の両輪をどう構築するか――。

今回は、ユナイテッドアローズのアプリ刷新事例から、POP と POD からお客さんに選ばれる秘訣を紐解きます。

サッポロ黒ラベル 「大人エレベーター」 CM に学ぶ、選ばれるための "ブランド連想" のつくり方

#マーケティング #ブランディング #ブランド連想

自社のブランドは、お客さんの頭の中でどんな状況で思い浮かべてもらえるでしょうか?

顧客文脈のその瞬間にブランドが想起されなければ、どんなに優れた商品やサービスも埋もれてしまいます。

人の記憶ネットワークにブランドが深く入り込むことによって、ブランドはお客さんから選ばれる存在になれます。

今回は、サッポロ黒ラベルの 「大人エレベーター」 キャンペーンを事例に、記憶に残る 「ブランド連想」 を築く秘訣を紐解きます。

麻雀の M リーグに学ぶ、「パーセプションチェンジ」 と 「独自ブランド資産の構築」 からの相乗効果リブランディング

#マーケティング #パーセプションチェンジ #独自ブランド資産

自社のブランドが思うように認知されていないと感じることはないでしょうか?

もしかすると、消費者の 「思い込み」 によって、ブランドの購入や成長の機会が阻まれているのかもしれません。

そうした思い込みや、ともするとネガティブなイメージや認識を 「パーセプションチェンジ」 で転換し、「独自ブランド資産」 を育てることで、強いブランド基盤を築けます。

今回は、パーセプションチェンジと独自ブランド資産が相互に高め合い、ブランド成長の好循環を生む仕組みを、麻雀の 「M リーグ」 の実例をもとに紐解きます。

出版社が運営する書店 「アンダンテ」 。直接の顧客接点をつくり、顧客理解を深める

#マーケティング #顧客接点 #顧客理解

お客さんのことを本当に理解できているでしょうか?

多くの企業が 「顧客理解」 の重要性を口にしながらも、実際にはお客さんとの距離が遠くなっているのが現実です。もしかすると、お客さんとの間に見えない壁があり、大切な何かを見落としているかもしれません。

その壁を乗り越え、お客さんと直接的な接点をつくるヒントが、ある出版社のユニークな書店運営に隠されています。

今回は、この事例を紐解きながら、顧客接点を持つ価値と、マーケティングの根幹である顧客理解を深める旅にご案内します。

スタンレー 「真空スリムクエンチャー」 。機能だけではなく、気持ちと利便性で価値を高めて、価格を上げる

#マーケティング #顧客価値 #感情的価値と利便性価値

商品の価格を上げたいけど、値上げをすると売れなくなるのでは…?

価格競争から抜け出すためには、顧客価値が肝になります。

機能だけを訴求するだけではなく、感情的な価値や利便性への価値も含めた総合的な価値を高めることによって、消費者やお客さんは対価を支払ってくれるようになります。

今回は、通常の商品の2倍近い価格設定にもかかわらず、人気を獲得したスタンレーの 「真空スリムクエンチャー」 の事例から、価値を高めて価格を上げる方法について考えます。

ポーラが原点回帰の直販強化。「顧客の質」 を見極め、LTV を最大化

#マーケティング #戦略 #LTV

顧客数は増えているのに、なぜか利益が伸び悩んでいる…。
新規のお客さんばかりを追いかけて、いつの間にか長年のロイヤル顧客との関係が希薄になってはいないでしょうか?

顧客数という数字だけでは、見落としてしまう本当の課題が潜んでいるかもしれません。

化粧品大手ポーラも同じ課題に直面していました。コロナ禍という環境変化の中、EC 強化で新規顧客は増加したものの、収益は低迷。そこで打ち出したのが原点回帰による直販強化です。

ポーラの事例から、顧客の 「量」 と 「質」 を見極める視点、そして自社の強みを見つめ直す重要性について考えます。

その当たり前、もう古くないですか?ベースホーム 「おひとりさまの家」 に学ぶ、常識を疑い、変化をチャンスに変える方法

#マーケティング #固定観念 #顧客理解

売り手が 「当たり前」 と思っている常識が、実はすでに現実と大きくかけ離れていることがあります。このギャップに気づかないまま商品開発やマーケティングを続けていれば、チャンスを見逃してしまうかもしれません。

では、時代や環境の変化に合わせてビジネスをアップデートするには、どうすればよいのでしょうか?

今回は 「おひとりさまの家」 というユニークな住宅商品から、学べることを掘り下げます。

センスに頼らない。「出世魚」 モデルで捉えるインサイト

#マーケティング #インサイト #本

センスのある人は、特別な才能を持っている――。そんなふうに感じたことはないでしょうか?

企画やアイデアを考える場面で、どうしても自分の発想が平凡に思えてしまうかもしれませ。しかし実は、センスには "型" があるのです。


こちらの書籍、センスのよい考えには、「型」 がある (佐藤真木, 阿佐見綾香) では、感性だけに頼らずに再現性のある方法によって、「人を動かすアイデア」 を生み出す考え方と方法がわかりやすく解説されています。

センスに自信がない方こそ必読の一冊です。

今回は、誰でも実践できるアイデア創出やインサイト発掘の方法をご紹介します。

青山商事がオーダーメイドスーツに注力。「売り物が変わればあらゆるものが変わる」 という変化の連鎖

#マーケティング #ビジネスモデル #顧客と価値

新商品や新サービスを投入したのに、思うように成果が出ない…。

もしかしたら、それは売り物だけを変えて、それに関連する他のことを見直していないからかもしれません。

売り物が変われば、顧客、店舗、売り方、価格、伝えるメッセージまで、実は関連する全てが変わる可能性があります。

今回は、紳士服 「洋服の青山」 の事例から、具体的に何がどう変わるのかを紐解きます。

ミズノの厚底野球スパイク 「CUSHIONREVO PRO」 。異業種への洞察をいち早く取り入れてのイノベーション

#マーケティング #商品開発 #横展開

業界で 「当たり前」 とされていることは、本当に最適な選択なのでしょうか?長年続いてきた常識こそ、その奥にはイノベーションの種が眠っているかもしれません。

野球用のスパイクシューズは、これまでずっと軽くて素足感覚のあるものが良いとされてきましたが、その当たり前に一石を投じたのが、ミズノでした。

異業種のトレンドを野球に持ち込むという発想はいかに生まれ、どう実現されたのでしょうか?

ミズノの事例には、異なる業界・業種の常識を新しいアイデアに変えるヒントがあります。

キリン生茶から学ぶジョブ理論。リブランディングを成功させる 「状況」 と 「ジョブ」 への理解

#マーケティング #価値の再定義 #ジョブ理論

消費者は日々、どんな気持ちで商品やサービスを手に取っているのでしょうか?

価格や機能だけでは語りきれない選択の裏には、「その商品を通じて自分の状況を少しでも良くしたい」 という消費者の思いが隠れているかもしれません。

今回は、キリン生茶のリブランディング事例から、「ジョブ理論」 というレンズを通してマーケティングへの学びを掘り下げます。お客さんのジョブを理解し、本当に選ばれる存在になるためのヒントを、ぜひ一緒に見つけていきましょう。

日清食品のスルメサイクル。「空中 → サイバー → 地上」 でつなげるマーケティング循環戦略

#マーケティング #コミュニケーション #スルメサイクル

自社商品の広告に予算をかけているのに、売上が伸び悩んでいる…。SNS で話題になっても、なかなか購買につながらない…。

広告を打っただけ、または一過性のバズだけでは、消費者やお客さんに選ばれ続けるのは簡単ではありません。

お客さんの心に残り、購買行動につなげるには 「咀嚼」 と 「循環」 がカギを握ります。日清食品が展開する 「スルメサイクル」 は、テレビ CM を起点に、ネット上での話題化、そして店頭での購入へと自然に消費者を導くコミュニケーション手法です。

まるでスルメが噛むほど味わい深くなるように、消費者の関与が深まるほどブランド価値が高まるこのアプローチから、ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

梅田で働く 「おっさん」 を捉えたバルチカ03。取り残された人たちのニーズに応える共感マーケティング

#マーケティング #顧客理解 #ニッチ

自社の商品やサービスは、本当に届けたい人に響いているでしょうか?

多くの人にアピールしたいと思うほど、かえって特徴がぼやけてしまい、誰の心にも深く刺さっていないという状態に陥っていないでしょうか?

今回は、大阪梅田の飲食施設 「バルチカ03」 の事例を取り上げます。

取り残された消費者の潜在ニーズを丁寧に拾い、共感から始まるマーケティングで支持を広げた事例から、学べることを掘り下げます。

しゃぶしゃぶ食べ放題から "食のテーマパーク" へ。「しゃぶ葉」 に学ぶ顧客価値の再定義とブランディング

#マーケティング #ブランドコンセプト #メッセージ

自社の商品やサービスの本当の価値を、お客さんにきちんと届けられているでしょうか?

商品の良さを伝えているつもりでも、なぜか響かない…。その原因は、顧客自身も気づいていない本音を見落としていたり、ブランドが目指す姿とメッセージがズレているからかもしれません。

今回ご紹介したいしゃぶしゃぶ食べ放題の 「しゃぶ葉」 の取り組みは、この問題解決へのヒントを示しています。

しゃぶ葉の事例から、ブランドコンセプトとマーケティングメッセージの本質について掘り下げます。

13歳からの経営の教科書 - ビジネスパーソンにも「ビジネス」 と 「人生を経営する力」 を学べる小説

#マーケティング #経営 #本

中学生がクラスメイトと 「株式会社」 を立ち上げ、ビジネスの楽しさと難しさを体感する。物語を読み進めるうちに、経営の基礎が自然と身についてしまう。

そんな一冊が、13歳からの経営の教科書 - 「ビジネス」 と 「生き抜く力」 を学べる青春物語 (岩尾俊兵) です。


今回は本書について、① あらすじ、② テーマ、③ ビジネスパーソンが学べること、④ 読んでの所感の4つに分けてご紹介します。

三井住友海上火災保険のエントリーポイント作戦。カテゴリーとブランドへの2つの "入口" をつくるマーケティング

#マーケティング #カテゴリーエントリーポイント #ブランドエントリーポイント

自社の商品やサービスは、お客さんに思い出してもらえているでしょうか?

企業が直面する問題は 「良い商品なのに選ばれない」 という現実です。

消費者やお客さんから選ばれるためには、2つの重要な 「入口」 があります。それが 「カテゴリーエントリーポイント」 と 「ブランドエントリーポイント」 です。

消費者が 「これが必要だ」 と思う2つの瞬間を捉え、その時に真っ先に思い浮かべてもらえるブランドになることが大事です。この文脈で、三井住友海上火災保険の事例をケーススタディに、普段意識されにくい商品カテゴリーでも売上を伸ばす方法を紐解きます。

神戸 「布引の滝」 に学ぶ、価値の再解釈と動線設計の観光マーケティング

#マーケティング #観光マーケティング #価値の再解釈

自分たちが持つ本当の強みを活かしきれているでしょうか?

魅力的な商品や良い立地があっても、それが点で終わってしまい、お客さんを次の行動へと効果的につなげられていないとしたら、実はそこには機会損失が発生しているかもしれません。

ご紹介したい神戸市の観光名所の 「布引 (ぬのびき) の滝」 は、駅から徒歩15分という滝を、街と山をつなぐ役割として再定義することで、街全体の回遊観光の動線を変えました。

既存資源を見直し、顧客動線を設計し、地域全体に経済効果を波及させるマーケティング――。

ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

好調な日本のスターバックスに学ぶ、「志は大きく、目線は低く」 の重要性

#マーケティング #ミッション #顧客目線

今、世界で苦戦するスターバックスを尻目に、日本のスタバは絶好調です。

日本市場での成功の裏には、商品力や居心地の良い店舗だけにとどまらず、組織運営の要因があります。キーワードは 「志は大きく、目線は低く」 。

今回はスタバの事例をもとに、理想と現実をつなぎ、持続的な成長を実現するための組織のあり方を紐解きます。

明治おいしいミルクコーヒーに学ぶ、カニバリを起こさないブランド拡張の成功ポイント

#マーケティング #ブランド拡張 #新商品開発

自社の顔とも言える主力ブランド。ブランドの力を、新商品開発やさらなる売上アップにもっと活かせるとしたら、新たな成長の可能性が開けます。

既存ブランドの知名度や信頼は財産ですが、下手に手を広げると長年かけて築き上げてきたブランドイメージを壊しかねない危険性もあります。

今回のテーマは 「ブランド拡張」 です。計画比2倍以上というヒットを記録した 「明治おいしいミルクコーヒー」 の事例から、成功するブランド拡張の秘訣、そして注意すべき落とし穴について解説します。

情報収集で終わらせない。「次の一手」 からビジネスを動かすマーケティングリサーチ実践法

#マーケティング #マーケティングリサーチ #調査設計

消費者調査は実施したけれど、報告書が社内のフォルダに眠ったまま...。
データはたくさん集めたけれど、次の一手が見えてこない...。

こんな経験はないでしょうか?

少なくない企業がマーケティングリサーチに時間とコストをかけながら、その成果を活かしきれていないのが現実です。

本当に価値のあるリサーチとは、ただ単に 「知れて良かった」 で終わるのではなく、「次に何をすべきか」 に少なくとも示唆を出すものです。

今回は、マーケティングリサーチを情報収集で終わらせず、ビジネス課題の対処への貢献、次の一手に直結させるためのポイントを解説します。

クールジャパンの課題に学ぶ、顧客起点のマーケティング 4P 戦略

#マーケティング #戦略 #マーケティング4P

魅力的な商品やサービスさえあれば成功する――。そう考えてはいないでしょうか?

もしかしたら、成功を阻む見えない壁が、商品・サービス以外の部分にあるのかもしれません。

今回は、この文脈でクールジャパンの事例を、マーケティングの 4P に当てはめて考察します。

製品力だけでは越えられない課題と、お客さんに価値を届け、ビジネスを成長させるために不可欠な顧客起点のマーケティングについて、具体的なポイントを掘り下げます。

Google の AI 対応に学ぶ、イノベーションのジレンマを回避する方法

#マーケティング #イノベーション #AI

もし、業界の常識を覆すようなライバルが突然登場したら、あなたの会社は生き残れるでしょうか?

優良企業であるほど既存事業の成功が足かせとなり、未来の変化に対応できなくなる 「イノベーションのジレンマ」 に陥りがちです。

今回は、Google の戦略的な AI への対応からイノベーションのジレンマを回避する方法を考えます。

日清カップヌードル 「エモい出」 。お客さんの "真実の瞬間" を捉えるマーケティング

#マーケティング #モーメント #UGC

自社の商品やサービスは、お客さんのどんな瞬間に選ばれているでしょうか?

この文脈で重要なのは、消費者や顧客企業が商品と出会い、購入し、使うという一連の 「モーメント (瞬間) 」 です。

ご紹介したい、日清食品のカップヌードルの 「エモい出」 キャンペーンは、モーメントをうまく活用した事例です。お客さんの記憶や体験に根ざしたマーケティングが、いかにしてモーメントを捉え、自社商品やブランドが選ばれるようにするかを紐解きます。

三井住友海上。顧客理解で見つけた本質的価値からのマーケティング

#マーケティング #顧客理解 #顧客価値

自社の商品やサービスの強みを、本当にお客さんの目線で伝えられているでしょうか?

会社の中や身内、業界では当たり前だと思っていて意識していないことが、実はお客さんにとって特別な価値になっている場合があります。

今回は、三井住友海上の事例を取り上げます。お客さんの声を活かし、本質的な顧客価値となるコアバリューを見出してマーケティングに反映する方法を掘り下げていきましょう。

リクルート Air ペイ。営業とマーケティングでワンチームをつくる方法

#マーケティング #営業 #組織開発

あなたの会社では、営業とマーケティングはうまく連携できているでしょうか?

営業とマーケティングの2つの部門が別々に動き、本来の力を発揮できていないことがあります。

そこで今回はリクルートの 「Air ペイ」 の事例をもとに、営業とマーケティングが相乗効果を生み出し、ビジネスの成果を最大化する方法を探っていきます。

部分最適ではなく、全体最適によって営業とマーケティングの理想的な関係と、実現するための具体的なポイントを考えます。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。