
今回は、悩みについてです。
この記事でわかること
- 人を苦しめる苦悩の正体 (なぜ思い悩むのか)
- 苦悩から抜け出す方法
- 情報発信での 「苦悩の正体」 と解決
ある本をご紹介し、悩みについて掘り下げています。なぜ人は悩むのか、どうすれば解消するかの方法です。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、少しでも参考になればうれしいです。
救ってくれた本
まずご紹介したい本があります。
世界中の億万長者がたどりつく 「心」 の授業 です。
この本が教えてくれたのは、苦悩とどう向き合うかでした。
自分を救ってくれた1冊です。
教えられたこと
この本からの学びは、次の2つです。
教えられたこと
- 人の苦悩の正体 (なぜ思い悩むのか) [What と Why]
- どうすれば苦悩から抜け出せるか [How]
では、苦悩とは何でしょうか?
苦悩の正体
一言で言えば、苦悩とは、「無意識にしがみついている自分の理想像」 と 「現実の自分」 とのギャップです。
知らないうちに自分の内に理想像ができ、囚われてしまっています。意識できていないので、ギャップを埋めるために、どうしていいか自分でもわかりません。
この無意識による、自分で言語化や認識できてない状態に、人は思い悩むのです。
では、どうすれば苦悩から抜け出せるのでしょうか?
苦悩から抜け出す方法
書籍 世界中の億万長者がたどりつく 「心」 の授業 で参考になったのは、苦悩から抜け出す方法です。
4つのステップがあります。
苦悩から抜け出す方法
- 自分が苦悩の状態にあることに気づく
- 感情を掘り下げる (例: 気持ちや思っていることを紙に15個以上書き出す)
- 苦悩の正体を突き止める (無意識にしがみついていた理想の言語化)
- 正しい行動を取る
最後の 「正しい行動」 について補足します。
正しい行動とは
ここは私の解釈です。
正しい行動とは、大きくは2つあります。
正しい行動
- 意識できた理想像を実現する方法を考え、行動する
- しがみついていた理想を手放す
後者のアプローチ 「理想を手放してよい」 があるというのが、本書からの気づきでした。
自分が囚われてしまっていた、ただ苦しめているだけだとわかれば、そんな理想は捨ててしまっていいのです。自分を苦しめるくらいなら、いっそのこと理想は捨ててしまうわけです。
ではここからは、具体例で 「苦悩の正体」 と 「抜け出す方法」 を見ていきましょう。私自身のことです。
情報発信での苦悩
私は普段から情報発信をしています。
ブログ、note 、Twitter 、YouTube 、stand.fm (音声配信ラジオ) です。
こうした情報発信で、私には苦悩がありました。無意識にしがみついていた理想像です。
具体的には、次のようなものでした。
情報発信での理想像 (無意識にしがみついていた苦悩の正体)
- 情報発信によって、1人でも多くの人に役に立ち、価値を提供している自分
- その証として 「いいね」 「ビュー数」 「シェア」 があり、多くのフォロワーがいる自分
しかし現実は、自分が期待するほどの数字や状況ではありませんでした。
各種アナリティクスの数字を見る度に、今思えば苦悩している自分がいました。理想像を明確に意識したり言語化できていないので、日々ギャップに苦しんでいるだけの状態です。
別の表現をすれば、いいねやフォロワー数という 「他者評価」 に依存して生きてしまっていました。
苦悩から抜け出した方法
では、苦悩から抜け出すために、何を変えたと思いますか?
やったのは、しがみついていた理想を捨てました。多くの人に価値を提供できなくてもいいと思うようにしました。
他者評価や他者比較からの脱却です。自分軸に意識を変えました。
具体的には、コンテンツを発信したらそれで終わりにし、アナリティクスの数字は見ないようにしています。PDCA の放棄とも言えますが、結果の数字が自分を苦しめていたので、純粋に発信プロセスを楽しもうという考え方です。
イメージしたこの人 (N1) に届けることだけを考え、その人にしっかりと伝わればいいです。
時には N1 は自分自身です。過去の自分に届けるメッセージで、今回の内容がまさにそうです。苦悩していた自分への発信です。
まとめ
今回は、苦悩についてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
1.
苦悩とは、「無意識にしがみついている自分の理想像」 と 「現実の自分」 とのギャップ。知らないうちに自分の内に理想像ができ、囚われてしまっている。ギャップを埋めるために、どうしていいか自分でもわからない。
2.
苦悩から抜け出す方法
- 自分が苦悩の状態にあることに気づく
- 感情を掘り下げる (例: 気持ちや思っていることを紙に15個以上書き出す)
- 苦悩の正体を突き止める (無意識にしがみついていた理想の言語化)
- 正しい行動を取る (理想実現を考える or 苦しめるだけの理想を手放す)
3.
情報発信での理想像 (無意識にしがみついていた苦悩の正体)
- 情報発信によって、一人でも多くの人に役に立ち、価値を提供している自分
- その証として 「いいね」 「ビュー数」 「シェア」 があり、多くのフォロワーがいる自分
4.
苦悩から抜け出すために理想を捨てた。「多くの人に価値を提供できなくてもいい」 と思うようにした。いいねやフォロワー数という他者評価に依存して生きるのではなく、自分軸に意識を変えた。
5.
コンテンツを発信したらそれで終わりにし、アナリティクスの数字は見ない。
イメージしたこの人に届けることだけを考え、その人にしっかりと伝わればいい。時には自分自身 (過去の自分) 。
世界中の億万長者がたどりつく 「心」 の授業 (Nami Barden, 河合克仁)