投稿日 2025/06/21

ヤマチクの脱 OEM の大逆転劇。存在意義を問い直してのブランド価値の再設計

#マーケティング #ブランディング #存在意義

お客さんに選ばれ続けるためには、商品の品質を磨くだけではなく、「なぜこの商品をつくるのか」 「世の中にどんな価値をもたらすのか」 といった視座の高い存在意義を明確にすることが大切です。

ご紹介したい熊本県の箸メーカー 「ヤマチク」 は、これらの問いに正面から向き合いました。社員が主体的にブランド価値を再設計し、顧客体験を高めながら、伝統産業の新たな成長余地を切り拓いたのです。

成熟市場でもやり方次第で可能性は広がる――。そのヒントを、ヤマチクの挑戦からぜひ一緒に学んでいきましょう。

投稿日 2025/06/20

大人向けリカちゃん人形。未顧客の文脈をとらえ、新しいお客さんを増やす方法

#マーケティング #市場創造 #未顧客

自社のブランドは、これから先も成長し続けられるでしょうか?

どんなに愛されているブランドでも、時間が経てば一定数の離反顧客が生まれるのは避けられません。離反数を上回る新しいお客さんとの出会いをつくり出すことが、ブランドの持続的な成長には重要です。

とはいえ、新しいお客さんの獲得は、既存のお客さんと同じアプローチではうまくいくとは限りません。既存顧客とは違う新たな顧客文脈に沿った商品開発やマーケティングが求められます。

今回は、長く子どもたちに愛され続けてきたリカちゃん人形が、大人向け市場で成功を収めた事例から、"未顧客" という今までとは異なる新規顧客の開拓と既存顧客の維持を両立させるためのヒントが得られます。

投稿日 2025/06/19

ノーベル製菓のグミ開発。"驚感" と "共感" の両立がロングセラー商品のカギ

#マーケティング #共感と驚感 #価値提案

お客さんを驚かせる商品をつくりたい。話題性のある企画を考えたい――。

しかし、単に奇抜なアイデアを打ち出すだけでは、一時的な注目を集めたとしても、長続きしないでしょう。驚きだけでなく共感ももたらすことが、お客さんに受け入れられ、愛される商品につながります。

この文脈でご紹介したいのはノーベル製菓のグミの事例です。グミ市場で独自の存在感を放つノーベル製菓は、"驚感 (驚き) " と "共感" の2つを打ち出し次々とヒット商品を生み出しています。

どのようにしてお客さんの心をつかむことができるのか?その秘訣を実例も交えながら 「驚感と共感」 のつくり方を紐解きます。ぜひ一緒に学びを深めていきましょう。

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多田 翼 (運営者)

書いている人 (多田 翼)

Aqxis 代表 (会社 HP はこちら) 。マーケティングおよびマーケティングリサーチのプロフェッショナル。ベンチャーから一部上場企業の事業戦略やマーケティングのコンサルティングに従事。

前職の Google ではシニアマネージャーとしてユーザーインサイトや広告効果測定、リサーチ開発に注力し、複数のグローバルのプロジェクトに参画。Google 以前はマーケティングリサーチ会社にて、クライアントのマーケティング支援に取り組むとともに、新規事業の立ち上げや消費者パネルの刷新をリードした。独立後も培った経験と洞察力で、クライアントにソリューションを提供している。

ブログ以外にマーケティングレターを毎週1万字で配信中。音声配信は Podcast, Spotify, Amazon music, stand.fm からどうぞ。

名古屋出身、学生時代は京都。気分転換は朝のランニング。