
今回は、ビジネスキャリアと、もっと広げて人生についてです。
この記事でわかること
- クリステンセンに学ぶ人生の目的
- 自画像、献身、尺度
- 自画像の描き方
今回はクリステンセンの本 イノベーション・オブ・ライフ からです。
この本のテーマである人生をどう生きるかを 「自画像」 「献身」 「尺度」 という三つのキーワードから掘り下げます。
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考になれば嬉しいです。
クリステンセンに学ぶ 「ありたい姿」
最初にご紹介したいのは、書籍 イノベーション・オブ・ライフ です。
この本に書かれているのは、人生の目的になる 「自画像」 「献身」 「尺度」 です。
この三つは次のように、それぞれが連動します。
人生の目的
- 自画像: ありたい姿, 理想の自分
- 献身: 理想を目指すために使命として自分がやること
- 尺度: 自画像に近づいているかのものさし。自画像や献身でやっていることの方向性を示すコンパスの役割も果たす
3つをまとめて一言で表現すれば、自画像を目指すために献身をやり、尺度で確認をします。
ではここからは、自画像について掘り下げます。
自画像を描くためのポイントは何でしょうか?
自画像をどうやって描くか
描くための三つのポイントがあります。
自画像を描くポイント
- Will, Can, Must のスイートスポット
- 信念と洞察に基づいている
- 自画像は一度つくって終わりではない
では、それぞれについて順番に見ていきましょう。
[自画像のヒント 1] Will, Can, Must のスイートスポット
Will とは、自分がそうありたい・やりたいと思う気持ちです。自画像を描くベースになります。
ただし、Will だけではなく Can と Must の要素を組み合わせます。
Can は全くの非現実的なものではなく、できそうかという要素です。Must とは他者や社会からもそう求められる公共性の観点を含めます。
Will, Can, Must の三つが重なるスイートスポットに自画像のヒントがあります。
[自画像のヒント 2] 信念と洞察
自画像はある時に急にできるものではありません。
日々の生活の中で少しずつ描かれていきます。まるで彫刻を少しずつ掘っていくようにです。この積み重ねが、やがて信念としての自画像になります。
もう一つ、自分の洞察に基づいていることも大事なポイントです。
日々起こり目にする事象や出来事の事実から自分なりの解釈をし、洞察に高めていきます。
[自画像のヒント 3] 自画像は一度つくって終わりではない
自画像は常に磨き続けるものです。いつまでも 100% の完成はしません。今の自分自身が常に未熟であるように、ありたい姿も完璧にはならないのです。
つまり、自画像というありたい姿・目指す理想は変わり続け、それに応じて献身と尺度も変化します。
いわば自画像を描くとは 「終わりなきありたい自分を追い求める旅」 なのです。
まとめ
今回はクリステンセンの書籍 「イノベーション・オブ・ライフ」 に学ぶ、人生の目的のつくり方を掘り下げました。
いかがだったでしょうか?
最後に今回の記事のまとめです。
人生の目的
- 自画像: ありたい姿, 理想の自分
- 献身: 理想を目指すために使命として自分がやること
- 尺度: 自画像に近づいているかのものさし。自画像や献身でやっていることの方向性を示すコンパスの役割も果たす
自画像を描くポイント
- Will, Can, Must のスイートスポット
- 信念と洞察に基づいている
- 自画像は一度つくって終わりではない
イノベーション・オブ・ライフ