2017/08/18

羽生善治 × 岡田武史が語る 「ひらめきは何から生まれるのか」 が興味深い


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勝負哲学 という本は、将棋の羽生善治氏とサッカーの岡田武史氏が対談した内容が書かれています。



将棋とサッカーの違う立場から、勝負というテーマでの2人の対談は興味深く読めます。


データなしでは勝てない、データだけでも勝てない


対談で印象的だったテーマの1つは、データや論理の位置づけでした。

岡田氏はサッカーにおいては、データは自分の感覚を裏付ける情報でしかないと言っています。

試合中の各選手の動きなどのデータは役に立ち、勝利に不可欠なものという認識です。しかし、一定水準まではデータ重視で勝てるものの、データからの確率論だけでは勝てないレベルに到達する、本当の勝負はそこからであると述べています。

羽生氏もこの考え方に同意します。

2017/08/16

日本軍の失敗の本質から考える、イノベーションに必要な10のポイント


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前回のエントリーは、失敗の本質 - 日本軍の組織論的研究 という本に書かれていた 「日本軍の失敗の本質」 を取り上げました。

前回エントリー:日本軍の失敗の本質が、現代のビジネスに問いかけるもの


今回のエントリーは後編です。内容は、具体的にどうすれば、失敗の本質を現在のビジネスへの教訓にできるかです。


日本軍の失敗の本質


日本軍の失敗は、現代の日本企業などビジネスにも通じます。逆に言えば、失敗からの教訓は十分に活かされていません。

本書で指摘されている日本軍の失敗の本質は、次のように書かれています。

日本軍の最大の失敗の本質は、特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった、ということであった。

この失敗の本質は、前半と後半の2つに分けることができます。

現代のビジネス用語で解釈をすれば、前半の 「特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎた」 はガラパゴス化、後半の 「学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった」 はイノベーションを起こせなかったことです。

特定の戦略や戦い方に固執したから自己革新ができませんでした。自己革新ができなかったからこそ、今のやり方に固執してしまったとも言えます。

どうすれば自己革新ができるのでしょうか。ここからは、イノベーションに必要な考え方、どんな行動を取ればよいかを考えます。

2017/08/14

日本軍の失敗の本質が、現代のビジネスに問いかけるもの


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失敗の本質 - 日本軍の組織論的研究 という本は、現在にも示唆に富む日本軍の敗戦が詳細に分析されています。



本書が取り上げる失敗の論点


本書が扱うのは、戦い方の失敗です。

開戦後の戦争遂行の過程において、各作戦でなぜ敗北を喫したのかです。論点として扱わないのは、なぜ無謀とも言える大東亜戦争に突入したのかの開戦の意思決定プロセスです。

本書の狙いは、日本軍の失敗を現代の企業等の組織への教訓にすることです。大東亜戦争における日本軍の諸作戦の失敗を 「組織としての日本軍の失敗」 と捉え直し、反面教師として活用することです。

なお、本書は、太平洋戦争でなく大東亜戦争と表記しています。理由は、戦場が太平洋に限定されなかったからと書かれています。


日本軍の失敗の本質


なぜ日本軍は失敗したのでしょうか。

本書で指摘されている日本軍の失敗の本質は、次のように書かれています。

日本軍の最大の失敗の本質は、特定の戦略原型に徹底的に適応しすぎて学習棄却ができず自己革新能力を失ってしまった、ということであった。

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多田 翼 (書いた人)