
ここ最近、転職の話や相談を受けることがいくつかありました。
今回のエントリーは、その時に伝えたことを2つピックアップして書いています。転職活動をやり始めたくらいの方が対象なので、参考になれば幸いです。
聞かれたことに正しく答える
文字にすると、「なんだそんなことか」 と思いますが、意外にできていないものです。意図的にはぐらかす場合は除き、本人としては質問にちゃんと答えているつもりでも、質問をした相手からすると、聞きたいことが返ってこない状況は避けたいです。
転職活動や就職活動には面接があります。
以前に、自社の転職者の採用のため、自分が面接官として面接をしたことがあります。これまでのキャリアから優秀な方という印象でしたが、そんな方でも、時々、こちらからの質問に対して的を得ない回答がありました。
その時に印象で残ったのは、聞かれたことに答えるのではなく 「自分が話したいこと」 を伝えようとしていたことでした。
聞かれたこと = 話したいこと、であればよいですが、これがズレてしまわないように聞かれたことに答えることが大切だと、その面接で学びました。
面接という限られた時間の中で、面接官はその人のことを少しでも理解し、一緒に働きたい人かどうかを判断します。面接を受ける側にとってもその会社のことを知り、自分が働きたい場所や人がいるのかを判断する場です。だからこそ、面接では聞かれたことに正しく答えることが大切です。
面接に限らず、転職活動では、リクルーターや人事の人、エージェンシーの人とも連絡を取り合います。メールが多いですが、メールでも質問には正しく答えることは重要です。
自分の気持ちに正直になる
転職は自分の人生の分かれ道になります。
今では転職してよかったと心から思っています。ただ、それでも転職を決める当時は、前の会社に残る or 今の会社に転職する or 別の会社に転職するを色々と考えました。
転職する or しないが、50 vs 50 だったのが、ふと 「新しい会社で挑戦したい」 という気持ちが生まれました。不思議なことに、その気持ちが少しずつしっかりしたものになるにつれて、51 vs 49 になったものが、最終的にはほぼ 100 vs 0 になっていました。
今思えば、拮抗して動かなかった天秤を傾かせたのは自分の正直な気持ちでした。それに自分が気づけたことが結果的によい決断になったと思っています。
最後に
最後に、転職に関連した過去のエントリーです。
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