
今回は、ストック型ビジネスについてです。
- ストック型ビジネスとは?なぜ大事?
- 具体的なサービスに見るストック型のポイントは?
- 個人のビジネスキャリアへの応用
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、ストック型ビジネスとは何か、ストック型の事業をつくるためのポイントです。
記事の後半では、個人のビジネスキャリアに当てはめ、ストック型の考え方からキャリアをどうつくっていくかを書いています。ぜひ記事を最後まで読んでいただき、仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
ストック型ビジネスとは
いきなりですが、事業に求められることは何があるでしょうか?
事業の意義は顧客に価値を提供し、提供価値の対価として収益を得ることです。そして、一過性ではなく成長し事業が続くことです。
いかに持続的な事業をモデルをつくるかが大事になってきます。つまり、事業としてやっていることが、何かしらの資産として蓄積し、資産によって事業が強化されるという 「ストック型ビジネス」 です。
ポイントは、「施策 → 資産蓄積 → 事業強化」 というサイクルが回り続けるかどうかです。
ストック型ビジネスの可視化
では、健全にビジネスがまわり、資産が蓄積しているかをどうやって判断すればよいでしょうか?
事業が持続的な成長を描いているかは、事業プロセスや事業モデルを可視化してみるとよいです。具体的には、以下のような図のイメージでモデル図を描いてみます。
グロースモデルのイメージ

ストック型ビジネスの例 (note)
グロースモデルの例として、note の場合を見てみましょう。
次の図が、note のグロースモデルです。

引用: note 急成長の舞台裏と .com .jp ドメイン取得の経緯を聞いてきたよ (第1回) |決算が読めるようになるノート
このモデルからわかるのは、以下の流れによって note の施策が資産を蓄積し、事業を強化する、そして価値を提供していくことです。
note のストック型ビジネス
- クリエイターを集める
- 良質なコンテンツつくられる
- ユーザーが集まる。コンテンツがシェアされる
- note の魅力が上がり、クリエイターが集まってくる
蓄積される資産は、クリエイター、コンテンツです。note ユーザーも資産と見ることができます。
資産によって note の価値が上がりグロースモデルがまわるので、ストック型として持続的なビジネスになります。
ストック型ビジネスのポイント
ここまでをまとめる意味でも、ストック型ビジネスのポイントを整理してみます。
ストック型ビジネスのポイント
- 事業での取り組みが資産として蓄積する
- 資産が顧客にとっての価値に転換している
- 資産がビジネスを強化、加速させる
個人のビジネスキャリアへの応用
ストック型ビジネスの考え方は、個人にも当てはめることができます。具体的には、ビジネスキャリアです。
自分が仕事でやっていること、具体的な業務は、どんな資産として蓄積をしているかです。資産とは、単に仕事で得る経験ではなく、再現可能な専門スキル、もし今の会社を辞めたとしても残る人脈などです。
以下の問いに答えることによって、個人のレベルでストック型の働き方ができているかがわかります。
ストック型ビジネス的な働き方
- 仕事をやってどんな資産が蓄積しているか
- 資産は持っているだけではなく、活用して価値を生み出しているか
- 資産によって、さらに自分のキャリアを伸ばしている、広げているか
蓄積した資産から自分ならではの価値を提供し、それが次の仕事につながっていくというサイクルがまわれば、個人のレベルでも持続的なストック型ビジネスになっているということです。
まとめ
今回は、ストック型ビジネスを取り上げました。
ストック型ビジネスのポイントを具体例も交えながら整理し、記事の後半では個人のビジネスキャリアへの応用をご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
事業は、持続的なモデルになっているかが大事。事業としてやっていることが、資産として蓄積され、資産によって事業が強化されているか。ストック型ビジネスは、「施策 → 資産蓄積 → 事業強化」 というサイクルが回り続ける。
ストック型ビジネスのポイント
- 事業での取り組みが資産として蓄積する
- 資産が顧客にとっての価値に転換している
- 資産がビジネスを強化、加速させる
ストック型ビジネスの考え方は個人のビジネスキャリアに応用できる
- 仕事をやってどんな資産が蓄積しているか
- 資産は持っているだけではなく、活用して価値を生み出しているか
- 資産によって、さらに自分のキャリアを伸ばしている、広げているか