
今回は、仕事術や続けることについてです。
- 漫画 「こち亀」 が200巻 (40年) 続いた秘訣とは?
- 長く続けるための2つのポイント
- 自分にしかわからない 「変化」 を大切にしよう
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、「こち亀」 の作者・秋本治さんの仕事術から学べることです。
こち亀が200巻まで40年間も続いた秘訣から、仕事や習慣にすることのヒントを掘り下げています。ぜひ記事を読んでいただき、お仕事や、普段のことにも参考になればうれしいです。
秋本治の仕事術
今回の記事でまずご紹介したい本が、秋本治の仕事術 です。
この本のサブタイトルは、「『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由」 です。
こち亀は単行本で200巻まで連載が続きました。
そして、40年間の連載期間中に一度も連載を休んだ週はなく、毎週欠かさず少年ジャンプに掲載されました。1年を52週にすると、2080週です。
この本は秋本治さんご本人が著者で、セルフマネジメント術が書かれています。
連載期間中は締切スケジュールを必ず守り、勤務時間は9時から19時でスケジュール管理をし、連載のストックをつくっておくなどの、徹底した自己管理を行なっていました。
40年続けた秘訣
秋本治の仕事術 に書かれていたことで印象的だったことが2つあります
40年続けた秘訣
- 好きで好きでしょうがないこと
- 変化を恐れないこと
この2つには、習慣にすること、生き残っていくための示唆があります。
ここからは、もう少しこの2つについて掘り下げてみます。
好きで好きでしょうがないこと
私自身が大切にしたいと思っていることは、ものごとへの 「おもしろそう」 という自分の気持ちです。
おもしろそうと思ったことは、その気持ちや直感に素直に従ってやってみます。たとえ始めは何の役に立つのか、メリットがあるかは考えずに、試すようにします。
全てではありませんが、「おもしろそう」 と思ってやったことが後から思わぬ形で活きることがあります。点と点がつながるわけです。
点という体験や経験が結びつくために大事なのは、1つでも多くの点を持っておくことです。
そのためには、「おもしろそう」 を大切にし、やってみて 「好きなこと」 にしていくのです。
変化を恐れないこと
書籍 秋本治の仕事術 で印象的だった2つ目は、変化についてです。
こち亀は、連載初期はハードボイルドな漫画でした。その後に少しずつ主人公・両さんのキャラクターやストーリー設定が変わっていきます。
東京の葛飾を中心とした下町文化、後半ではデジタル機器などの作者の興味のあるものが多く登場する漫画作品になりました。
この話からの学びは、変化を恐れないことです。
自分が 「おもしろそう」 と思ってやってみたことが、実際に試してみると思ったイメージと違うことはよくあります。最初やった時はおもしろく感じても次第にそうは思わなくなる場合もあるでしょう。
あるいは、相手の役に立つと思ってやってみても、思ったほどの価値にならないというケースもあります。
自分がおもしろいと思わなければ、違うと感じれば、変えてみる・やめるのは悪いことではありません。
良くないのは、自分の心に嘘をついてまで続けることです。
やってみて違うと思えば、それはうまくいかなかった方法を学べたということです。事前の仮説が違っただけなので、それがわかったことを良しとし、次にまた別のやり方で試せばよいのです。
長く続けるサイクル
ここまで、秋本治の仕事術 から印象的だった2つのことを掘り下げてきました。
40年続けた秘訣
- 好きで好きでしょうがないこと
- 変化を恐れないこと
2つを併せて考えると、以下のようなサイクルでまわせると、長く続けられるようになります。
長く続けるサイクル
- 「おもしろそう」 をやってみる
- 好きなことになる
- 続ける
- 変化する (次のおもしろそう)
このサイクルを何度もまわし、俯瞰すると長く続いている状態です。
ポイントだと思うのは、変化は自分にしかわからない程度のもので良いことです。
大きく一気に舵を切り替えるよりも、ちょっとの方向の微調整でよいのです。おもしろそうを基点に、自分にしかわからないような変化を大切にしてみましょう。
まとめ
今回は、秋本治の仕事術 から、長く続けるために、そして生き残っていくためのヒントをご紹介しました。
最後に今回の記事のまとめです。
こち亀を40年続けた秘訣
- 好きで好きでしょうがないこと
- 変化を恐れないこと
ものごとへの 「おもしろそう」 という自分の気持ちを大切にする。
おもしろそうと思ったことは、その気持ちや直感に素直に従ってやってみる。やってみて 「好きなこと」 にしていく。
変化することを恐れない。やってみて違うと思えば、それはうまくいかなかった方法を学べたということ。
次にまた別のやり方で試せばよい。自分の心に嘘をついてまで続けなくてもいい。
長く続けるサイクル
- 「おもしろそう」 をやってみる
- 好きなことになる
- 続ける
- 変化する (次のおもしろそう)
秋本治の仕事術 - 『こち亀』作者が40年間休まず週刊連載を続けられた理由 (秋本治)