
今回は、フリーランスでの仕事、働き方についてです。
- 経営者視点になるとは?
- フリーランスでやっていることの現状と課題
こんな疑問に答える内容でブログを書きました。
この記事でわかること
この記事でわかるのは、フリーランスでの働き方です。
記事の前半では、経営者視点になるために具体的にどうすればよいかを書いています。
後半では、前半の内容を発展させ、今のフリーランスでの働き方の現状と課題をご紹介します。
フリーランスではない方も、経営者視点を持っておくことはご自身の業務にプラスになります。ぜひ記事を読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
経営者視点とは
私は去年の2018年に前職の Google を辞め、フリーランスになりました。正確には個人事業主です。
メインの仕事は、いくつかのベンチャー企業の経営や事業支援です。コンサルティングのような外部の立場で関わることもあれば、社員と同じような中の立場で経営の全社戦略や事業戦略、マーケティング、プロダクト開発をやることもあります。
フリーランスになって意識が変わったことの1つは、経営者視点で見るようになったことです。
起業をしたわけではありませんが、経営者視点とは自分自身を1つの会社と見立て考えたり行動することです。
例えば、仕事以外のプライベートも含めて、「これは投資になるのか」 を意識するようになりました。
お金以外にも、自分が使うまとまった時間が投資になるかです。時間の浪費ではなく、投資にできるためにはどんな時間の使い方をすればよいか、そこから得られるものは何かを考えます。
ブログやツイッターは 「メディア事業」
経営者視点でものごとを見るもう1つの具体例は、普段からやっているこのブログや note 、ツイッターの位置づけです。
単に趣味ではなくメディア事業と見るようになりました。
私の場合、メディア事業を単体で見ると収益を出せていません。使っている時間に対して稼げていないからです。事業単体で見れば、撤退し自分のリソースをメインの事業など他に振り分けるべきです。
しかし経営者視点から見ると、メディア事業は全体では意味があります。一言で言えば、メイン事業とのシナジーです。
ブログやツイッターをやることによって、以下のようなメリットがあります。
メディア事業と本業のシナジー
- 仕事で得られた知見やノウハウを文章にし発信することによって、自分の中に知見として定着する (再現性が高まる)
- 再現性があるので、別の機会に応用できる
- ツイッターやブログからのつながりで、新しい仕事につながる
メイン事業とメディア事業は相互関係にあり、良い循環をまわせています。
経営者の役割とは、事業を単体ごとに見るのではなく全ての事業を俯瞰して経営の意思決定をすることです。
この視点を持てば、自分のやっている仕事を業務と捉え、各業務がどんな関係にあるか、どんな相乗効果があるかを判断できるようになります。
フリーランスとしての課題
引き続き、経営者視点から見た時の話です。
自分を会社と見た時の問題点は、次のメインになるであろう事業が育っていないことです。
ボストンコンサルティンググループの PPM (プロダクトポートフォリオマネジメント) で言うところの、「問題児」 や 「スター」 が不在なのです。

引用:全社戦略がわかる|本の要約サイト flier (フライヤー)
自分のメイン事業もメディア事業も安定はしているものの、これから伸びていく成長率の高い市場 (分野) での事業を持てていません。
なので課題は、
- 将来のメイン事業になるための新しい種を蒔き続けること
- 芽が出たものを育てていくこと
これを 「メイン事業 × メディア事業」 の今やっていることと並行して取り組めるかどうかです。
そのためのポイントは、普段から 「余白」 を持っておくことです。
ここで言う余白とは、時間的な、精神的な余裕です。余白という何かが入り込めるスペースがあるからこそ、新しい挑戦ができ、機会を活かすことができます。
まとめ
今回は、フリーランスでの働き方、課題を経営者視点という文脈でご紹介しました。
いかがだったでしょうか?お仕事やキャリアへの何かの参考になればうれしいです。
最後に今回の記事のまとめです。
フリーランスになって意識が変わったことの1つは、経営者視点で見るようになったこと。
経営者視点とは、自分自身を1つの会社と見立て考えたり行動すること。フリーランスになり仕事以外のプライベートも含めて、「これは投資になるのか」 を意識するようになった。
経営者視点から見たフリーランスとしての問題点は、次のメインになるであろう事業が育っていないこと。
課題は、将来のメイン事業になるための新しい種を蒔き続け、芽が出たものを育てていくこと。
ポイントは 「余白」 (時間的、精神的な余裕) 。余白という何かが入り込めるスペースがあるからこそ、新しい挑戦ができ、機会を活かすことができる。