
今回は、仕事での生産性についてです。
- 生産性とはそもそも何?
- なぜ生産性を高めると良い?
こんな疑問に答える内容を書きました。
この記事でわかること
- 仕事での生産性の本質
- 生産性の因数分解
- なぜ生産性を高めるかの理由 (哲学的な考察から)
ぜひ記事を最後まで読んでいただき、お仕事やキャリアへの参考にしてみてください。
仕事の生産性とは
今回のテーマは、仕事の生産性です。
皆さんは、「仕事での生産性とは何か?」 と聞かれれば、どのようにお答えになるでしょうか?
仕事での生産性とは、時間あたりにどれだけ生み出すかです。
生産性の因数分解
ここで言う 「生み出す」 は広く捉えていて、次の3つの意味があります。
仕事での生産性の要素
- 成果
- 資産
- 充実
以下、それぞれについて順番にご説明します。
[生産性の要素 1] 成果
1つ目は一般的な仕事の生産性です。
時間あたりの成果です。例えば、売上, 顧客獲得, 作成資料の量など、その時間でどれだけのアウトプットや結果を出したかです。
[生産性の要素 2] 資産
2つ目の要素は、資産です。その時間からどれだけの資産を蓄積できたかです。
では、資産とは何でしょうか?
大きくはスキルとマインドセットに分けます。スキルとは、専門スキルや汎用的なビジネススキルです。
マインドセットは、経営者目線、当事者意識 (他責にしない態度) 、ミッションへのフィット、バリューの体現などです。
スキルやマインドセットを、ビジネスパーソンとしての自分の資産と見立て、時間あたりでどれだけ獲得したか、伸ばすことができたかです。
[生産性の要素 3] 充実
3つ目は、心理的な要素です。その時間によってどれだけ充実感を得たかです。
時間あたりの気持ちの満足度で、その仕事をやっている最中と、終わった後の達成感からの充実です。
精神的な充実は、利己的なものと、利他的なものに分けることができます。利己的とは自分自身への満足感、利他的とは仕事での他者貢献を通して得られる幸福感です。
ここまで生産性の要素である3つ、成果・資産・充実についてでした。いかがだったでしょうか?
まとめると、その時間に自分のリソースを使い何を得るかです。目に見えやすい成果、資産として中に蓄積するもの、そして、心理的な充実です。
では、そもそもなぜ生産性を高めるのでしょうか?
生産性を高める理由
生産性を高める意義は、時間の大切さに目を向けることにあります。
もっと言えば、生産性を高める理由は、時間という人生や命を大切にするためです。
自分が使う時間を有意義なものにし、成果を出すだけではなく、資産を蓄積し気持ちの上でも充実した時間にするのです。
生産性を高めるとは、より良く生きることです。
広い視野で生産性を捉えよう
一般的な仕事の生産性の意味は、時間あたりの成果です。インプットに対するアウトプットです。
今回の記事でお伝えしたいメッセージは、「より広い視野で生産性を捉えよう」 です。自分のリソースを使った時間から、自分は何を得るのかという視点からです。
目の前の短期的な成果だけではなく、長い目で見てみると良いです。
中長期の時間軸を持てれば、投資をするという捉え方ができます。たとえすぐに結果が出なくても、長期で意味があると自分で思えば、その時間は 「生産性」 が高くなります。
まとめ
今回は、仕事での生産性についてでした。
最後に今回の記事のまとめです。
1.
仕事での生産性とは、時間あたりにどれだけ生み出すか。仕事での生産性は3つの要素がある。成果, 資産, 充実。
2.
仕事での生産性の要素
- 売上, 顧客獲得, 作成資料の量など、その時間でどれだけのアウトプットや結果を出したか [成果]
- その時間からどれだけの資産を蓄積できたか (スキルとマインドセット) [資産]
- その時間によってどれだけ充実感を得たか。自分自身への満足感 (利己) 、仕事での他者貢献を通して得られる幸福感 (利他) [充実]
3.
生産性を高める理由は、時間という人生や命を大切にするため (より良く生きる) 。
時間から自分は何を得るのか、目の前の短期的な成果だけではなく長い目で見て投資にし、より広い視野で生産性を捉える。